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1223冊目 細菌が世界を支配する―バクテリアは敵か?味方か?
細菌が世界を支配する―バクテリアは敵か?味方か?細菌が世界を支配する―バクテリアは敵か?味方か?
(2012/09)
アン マクズラック

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評価:☆☆☆☆


 細菌にはどのようなイメージを持たれているだろうか?え?汚い?不潔?臭い?病気のもと?そう思われても不思議はない。実際、それらの原因の少なからずは細菌のせいだ。しかし、一方で、細菌が無けれな我々は生きることすらできないのである。

 信じられない?

 確かに、中世ヨーロッパで数多の死を運んできたのは腺ペスト(黒死病)であった。無症候性キャリアとして少なからぬ人にチフスを感染させてしまった"チフスのメアリー"も居る。

 パスツールやコッホといった有名人たちの奮闘(日本人としては、不遇の扱いを受けている北里柴三郎さんが取り上げられているのは嬉しい)、かのペニシリンの発見など、細菌との戦いの歴史を見れば、そう思われても仕方がないかもしれない。

 しかし、一方で、生まれたばかりの無菌の赤ん坊はすぐに細菌に感染し始める。細菌の感染がなければ、我々は必要な栄養を得ることすらできない。尾籠な話で申し訳ないが、排泄物のうち大きい方の乾燥重量では細菌が最多だったりするのだ。

 これほどまでに数が多いからには、彼らにも興味深い事実がそれこそ数えきれないほど存在する。

 梅毒が新大陸由来ではないという説は聞いたことがあったが、コロンブスのライバルが、新大陸発見後すぐに梅毒で死んでいる(通常、梅毒で死ぬには感染から10年ほどが必要)と聞くと納得する。ただ、梅毒は、ヨーロッパで猖獗を振るうようになった直後は物凄い破壊力を持っていたというので、現在の毒性から判断するのは危険かもしれないが。この辺りの話は『王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史』が詳しいので参照されたい。

 疫学のきっかけとなったジョン・スノウによるロンドンのコレラの原因追求も興味深い話題だし、どこにでも居る細菌ながら深刻な病をもたらしうる在郷軍人病のようなものも取り上げられている。細菌に抗生物質が効く理由も、抗生物質がやがて効かなくなってしまう理由も明示されているのが嬉しい。

 こうした事実を知れば、身の回りを清潔に保たなければならないように思うのも無理は無い。

 しかし一方で、細菌がいなければ我々の生活は実に侘しいものになる。発酵食品は細菌を上手に利用したものだ。つまり、醤油も味噌もチーズもバターもビールも日本酒もワインも、細菌がいなければ存在しない。人間が利用するようになってからだと、遺伝子組み込みを利用したテクニックによってインシュリン等の薬剤が生産されている。

 更に、本書では細菌を使った夢の技術も紹介されている。その全容は是非とも本書を参照して欲しい。兎に角、地球の生物の主人公とも言える細菌の生態と、彼らが持つ無限の可能性を紹介している本書は、レアな存在でなおかつ読んで面白いものでもある。ミクロの世界の生物学にちょっとでも興味を持ってしまった方には、是非とも本書をお勧めしたい。面白いトピックが山盛りなので、入門書としてかなり優れた本だと思う。


関連書籍:
王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史
(2003/01)
ビルギット アダム

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生物・遺伝・病原体 | 2013/07/02(火) 23:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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