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1222冊目 昆虫擬態の観察日記
海野和男 昆虫擬態の観察日記 (知りたい!サイエンス)海野和男 昆虫擬態の観察日記 (知りたい!サイエンス)
(2007/06/27)
海野 和男

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評価:☆☆☆☆


 どんな生き物にも、それを食い物にする生き物がいる。天敵と言われる存在だ。だが、被捕食者だって黙って食べられるだけの存在ではない。なんとかして食べられないよう、それこそ必死の努力を払ってきた。主に、払わなかったものが食われて死んだという意味合いだが。

 自然の妙は、捕食者から逃れるために2つの方向で進化を遂げさせたことにある。1つは、目立たないようにすること。もう1つは、正反対に目立つようにすることで。

 本書は、前半をこの目立たないようにする保護色と呼ばれる技術について、後半では逆に目立たせることで威嚇あるいはカモフラージュする技術について、多くの昆虫の実例を挙げながら説明している。

 勿論、説明だけされたって、とても分かるものではない。例えば、有名なナナフシが枝にそっくりだと言われれば、ナナフシの姿を知っているからこそ納得行くだろう。しかし、例えばサルオガセギスが植物そっくりと言われてもさっぱり見当もつかないに違いない。少なくとも、多くの読者は。

 そんなわけで、親切設計な本書は、まず2ページの見開きでどのような昆虫が何に似せているか、どのようなライフサイクルを持つかを簡単に説明した後、次の2ページはカラー写真で実際の擬態の様子を載せている。本書の表紙にもカマキリが隠れているのだが、あれを更に巧妙にした感じ。言われなければ分からないような写真が沢山ある。本当に見事なものです。ここまでは虫が苦手な人にも大丈夫。むしろ間違い探しの感覚で楽しめます。

 後半の、目立つことで捕食から逃れるというのはどういうことか。それは、"自分は毒を持っていますよ、不味いから食べないほうが良いですよ"というアピールだ。だとしたら、目立たないでいるべき理由はない。

 そこからが面白いのだが、毒を持つ虫にそっくりな、毒を持たない虫がいる。毒虫の威嚇に、言わばタダ乗りしている存在だ。これをベーツ型擬態という。更に面白いのは、毒を持つ虫同士が互いに似ていること。何故か?それは、彼らの主要な天敵である鳥が視覚に頼って餌を採ることを利用している。100種類の虫が100種類の模様をしていたら、鳥は100種類アタックするだろう。しかし、100種類が全てそっくりであれば、鳥はそのうちの1種類を食べただけで残りの99種類には手を出さなくなる。これを、ミューラー型擬態という。

 写真を見れば見るほど、擬態が驚くべき見事さであることに惚れ惚れする。

 他にも、ハチやアリに似せたり、目の文様を体に刻んだりと、彼らの払ってきた努力を窺わせる実例が沢山ある。進化の妙を目で確かめることができる、嬉しい一冊。虫が苦手な人も、前半をちょろっと覗いてみてください^^。




関連書籍:
似せてだます擬態の不思議な世界 (DOJIN選書 2)似せてだます擬態の不思議な世界 (DOJIN選書 2)
(2007/01/20)
藤原 晴彦

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生物・遺伝・病原体 | 2013/06/30(日) 20:09 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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