カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1211冊目 生命の起源をさぐる―宇宙からよみとく生物進化
生命の起源をさぐる―宇宙からよみとく生物進化生命の起源をさぐる―宇宙からよみとく生物進化
(2010/12)
奥野 誠、 他

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆☆



 生物はどうやって誕生したのか。この疑問は人類最古の、そして最大の謎と言っても良いのではなかろうか。ええ?気になるあの娘がどうして自分を相手にしてくれないのかという方が気になる?まあまあ、「どうせ彼女は腐女子なんだ」とでも思って、今は欲望に満ちた問題は置いておいて下され。

 ちょっと前の先祖を辿ろうとすれば、話は簡単かもしれない。しかし、家系図を追いかけて行っても、せいぜい1,000年単位であろう。では、100万年単位で遡ろうと思ったら?化石という手段がある。実際、数百年前の我々の先祖の姿は、かなり分かるようになった。しかし、地球生命の歴史は38億年以上にも及ぶ。

 問題なのは、38億年前には既に生物がいた事だけはしっかり分かっているということまでしか分からない、ということだ。ところが、化石で見つかっている最古の生物は既に十分複雑な構造を持っている。とてもこんな複雑なものが湧いて出てきたとは思えない。つまり、この問いが難しいのは証拠が存在しないためだ。

 そんなわけで、多くの学者たちが生命の起源を探る知的冒険に打って出てきた。本書は、その最前線の姿を紹介してくれている。それだけでもう知的興奮は間違いない。

 生物進化の前には、生命を宿すことのない化学物質が、複雑化し、自己複製を行うようになったと想定されている。それを化学進化と言い、ユーリー・ミラーの実験以降は太古の地球環境を模した実験室で、複雑な化学物質ができることが分かってきたり、宇宙空間にアミノ酸やアルデヒドと言った、生体を作るための材料が大量に存在することも分かっている。

 しかし、それでもまだ材料レベルに過ぎないのだ。材料だけでは生命は出来ない。部品だけを集めても自動車が出来るわけでは無いのと同じように。

 私の理解はそこで止まっていたのだが、本書を読んで仰天した。細胞のような構造のものが自己複製するところまでは既に実験室レベルで出来ている、というのだ。

 この驚くべき情報に始まり、次々と明かされる最新の情報に、感嘆しっぱなしだった。中でもとりわけ驚いたのは、生物誕生の場所として推測される有力な候補地の1つ、熱水噴出孔。ここで、条件さえ整っていればPCR法と同じことが起こるのではないかという指摘。これには頭を棍棒で殴られたかのような衝撃を受けた。その環境の特殊性も、PCR法の原理も知っていたのに、その可能性は考えたこともなかった。

 もしかしたら、まだ生命となる前、断片的なDNA鎖は自己複製可能な袋状の物質の中で、PCRで非生物反応的にDNAを増やしていったのかもしれない。まだ修復酵素が無いので次々とコピーミスが起こる中で、自己複製により有利な反応が起こったのかもしれない。うーん、面白い!

 生物が誕生してからの歴史もまた面白い。スノーボールアースや共生説が与えた影響も分かりやすく整理されている。個人的には、マラリア原虫に葉緑素の退化したのがあると知って驚きだった。だったら人体に寄生しないで光合成していれば良かったのにとも思うが、寄生という生き方の有利さも感じてしまう。

 タイトルに偽りなく、生命の起源を様々な観点から探っていく知的興奮の書。生命の起源や進化に興味がある方は、興奮しながら楽しく読めるに違いない。文句なしにお勧めです!


関連書籍:
スノーボール・アーススノーボール・アース
(2004/02/26)
ガブリエル・ウォーカー

商品詳細を見る


共生生命体の30億年 (サイエンス・マスターズ)共生生命体の30億年 (サイエンス・マスターズ)
(2000/08)
リン マーギュリス

商品詳細を見る


カンブリア紀の怪物たち (講談社現代新書)カンブリア紀の怪物たち (講談社現代新書)
(1997/03/19)
モリス.サイモン・コンウェイ

商品詳細を見る

※PCR法:DNAを簡単に複製できる方法。加熱するとDNAの2重鎖が外れる。冷却される際にDNA合成に使われる酵素と材料があれば、分裂した鎖にそれぞれペアとなるDNAが作られるので、DNAを簡単に倍にできる。
関連記事
スポンサーサイト
生物・遺伝・病原体 | 2013/06/12(水) 22:11 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。