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1204冊目 ツチヤ教授の哲学講義
ツチヤ教授の哲学講義ツチヤ教授の哲学講義
(2005/12/08)
土屋 賢二

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評価:☆☆☆☆


 私は、敢えて難しく書かないと哲学書は売れないということ、ファインマンさんが頭を掻きむしってなんとか難解な文章を読み解いたらなんと"人は本を読む"程度だったこと、『「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用』で余りにも情けない哲学の姿を見たこと、そして哲学が何かを明らかにする上では非力なこと等から、もはや哲学には何ら期待をしていない。

 シニフィエとかシニフィアンって御存知ですか?知らない?当然です。これは、記号内容と記号表現を表している、哲学者とやらが自信たっぷりで操りながら現実世界を何一つ説明し得ない情けない概念である。言い始めたのがソシュールだが、なんてことはない、モノとそれを指す言葉に過ぎない。それをわざわざ小難しい専門用語にして自分たちだけは何かマシなことを考えている積りになっている。勉強はできたとしても、こんなヤツらはただの阿呆である。

 私が求める知の姿は、考えを頭のなかでこねくり回して複雑化することではなく、定性的あるいは定量的な解析によって、誰にでも示すことができるものだ。それは科学であり、歴史学である。

 それなのに哲学に関する本を久々に手に取ったのは、著者の名前を見たから。ちょっとお莫迦なエッセイで世の人々に笑いを与えてくれるツチヤ教授は、お笑い芸人ではなくて哲学の教授である。忘れがちではあるが。

 本書はツチヤ教授の講義録なのであるが、私のように哲学を莫迦にしている人間にも楽しく読むことができる。何故か?それは、ツチヤ教授は私が貶したことと同じ事を、哲学者の立場からきちんと論じてくれているから。そして、哲学の限界を語っているから。

 例えば、プラトンのイデア論は間違いなのではないかと言ってしまう。それは、哲学者としてはかなり勇気のいる発言ではなかろうか。なにせ、プラトンは世界中に信者のいる巨大な存在で、ツチヤ教授は日本のお笑い界でしか知られていない存在である(失礼!)。

 哲学は、新しく事実を発見することによって問題を解く学問ではありません。哲学の研究は、頭のなかで考えるしか無いんですね。頭のなかで考えて、ことばとことばの関係だとか、論理的な関係とか、そういうことを分析することしかできない、とぼくは思うんですね。(略)だから哲学というのは、この世界がなぜこうなっているのかを説明できるようなものではないんです。ぼくはそう思います。


 いつものおちゃらけた文章からは程遠い、思索を重ねた末に得られた結論は、重いものがある。

 意識なんて、所詮生物が生き残る上で役に立つから生み出されたものに過ぎず、それを司る脳が巨大化した結果、自我だのなんだのが生まれては来たが、そんなものの存在は巨視的に見れば意味のあることではない。人間という種を生き延びさせるのに役に立っている、ただそれだけ。そして、脳はその有り余るエネルギーを妄想に使う。それが哲学的な問いではないか。知的好奇心と言われるものも全てそこに入るかも知れない。

 だから、そんなものに答えは出せないと言うツチヤ教授の考えには感服する。哲学への興味は更に失せたが、ツチヤ教授の話なら聞いてみたい。そんな気にさせられてしまった。
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未分類 | 2013/06/01(土) 20:53 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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