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1202冊目 新編 後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡
新編 後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡 (中公文庫)新編 後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡 (中公文庫)
(2008/12)
保阪 正康

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評価:☆☆☆


 カミソリの異名で存在感を示した後藤田正晴の生涯を追ったノンフィクション。

 旧制水戸高等学校、東京帝国大学法学部卒業を経て内務省に入ったという、エリートコースを約束された若者は、この頃から安易な付和雷同などせず、しっかりした自分の軸を持っていた。その姿勢は、法務官僚としての資質に満ちたものであったと言える。

 警察庁長官に上り詰めた時には、よど号ハイジャック事件やあさま山荘事件で解決に向けて辣腕を振るった。本書に拠れば、左翼グループの爆弾闘争のターゲットともされ、自宅に何度か危険な郵便物が送られてきたという。(そういう場合、決して紐を持ってはいけないらしい)

 その後は政界に打って出、自民党の重鎮として活躍する。

 彼が異色であるのは、ある時には血も涙もないタカ派の警察官僚と言われることもあれば、自衛隊を決して海外に出そうとさせなかったハト派の議員と評されることもあったこと。

 こうした異色の政治家が、どのようにして生まれたのか。その時々で何を考え、何を判断基準にしてきたかを記している。

 本書から見えてくるのは、自身が非常に優秀で、自分にも他人にも厳しい切れ者のイメージ。どんな時でも納得するまで突き詰めて物を考え、安易な妥協など決してしない。そして、筋を通す。彼が田中内閣や中曽根内閣において重責を担うことになった理由が分かる。

 その政治生活の原点に、敗戦時に居た台湾で、日本の統治に納得していると思っていた台湾人たちが敗戦を爆竹で祝うところを見たことがあるようだ。軍隊は無茶をやる。だから、そのコントロールをどうするか。それを真摯に考え続けたのだろう。それが、自衛隊を軍隊として他国に派遣しないという彼の姿勢に現れたというのが分かった。

 自民党の金権腐敗政治を批判し、自民を割って出た人々からも慕われたといったところに、思索を重ねた彼の面目躍如があるように感じた。

 この手の政治家の評伝はヨイショに溢れているので、どこまで信を置くべきかは分からない。しかし、巷間に流布する相異なるイメージを統合する役に立ったのは間違いない。そして、彼のように、しっかりした芯を持った政治家にこそ、国政を委ねたいと思わされた。次の選挙は、よく考えて投票しよう。
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ノンフィクション | 2013/05/29(水) 19:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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