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1197冊目 かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて
かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべてかくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて
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ニール・ドグラース タイソン

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評価:☆☆☆☆


 子供の頃、私の最初の科学教師であった母から、太陽系の惑星の並びを教えられた。「今はいつもは水金地火木土天海冥なんだけど、今は水金地火木土天冥海なんだよ。もう少ししたら戻るんだよ」、と。英語圏では、My Very Excellent Mother Just Stirred Us Nine Pies.(わたしのひじょうによくできた母が、まさに今われわれのためにパイを9枚焼いてくれた)のように覚えるらしい。各大文字が惑星の頭文字になっているのね。

 ところが、長らく親しんだその知識は、もう古いものになってしまった。

 2006年8月、プラハで行われた国際天文学連合 (IAU) 総会で、この手の総会では珍しいほどの注目の中で、惑星の定義が決められた。注目されたのは他でもない。冥王星が惑星に留まるか、はたまたその地位を奪われるかが問題だったからだ。

 御存知の通り、冥王星は降格され、準惑星となった。

 何故だろう?

 それは、太陽系内の天体の起源を考えていくと、冥王星は他の惑星とは明らかに異なるから、だ。それでも、ただ起源が異なるというだけでは、惑星の地位を保てたかもしれない。しかし、冥王星を惑星と言うには、この星は小さすぎる。そして、近傍に同程度の天体がありすぎる。冥王星に止めを刺したのもこの特徴だった。"軌道上の他の天体を排除していること"という構成要素を、冥王星は満たせなかったのだ。

 しかも、海王星軌道より遠くを回る小惑星天体で、冥王星よりも大きな天体も発見されている。その名はエリス。不和と対立の女神に由来する名である。女神の方はペレウスとテティスの結婚式に呼ばれなかったことに腹を立てたことがトロイア戦争につながった。冥王星の立場を揺らがせた小惑星にはうってつけだとしているのに同感。

 本書は、パーシヴァル・ローウェルの提言と、それを受けたクライド・トンボーによる発見と、奇しくもローウェルのイニシャルを頂くことになる命名に始まり、冥王星が降格に至るまでの流れと、その際の論争をまとめている、

 それにしても、アメリカにおける冥王星の人気には驚くべきものがある。一番好きな惑星ランキングで、地球を抑えて冥王星が一等賞というのだ。ローウェルがアメリカ人であり、アメリカ人に発見された唯一の惑星だったとしても行き過ぎな感がある。

 大いに注目されていたために、降格に対する反対もかなり大きかったようだ。ある人々は怒り、ある人々はジョークにした。そこまで科学の話題に社会が熱中するというのは、好ましいものだ。この問題を考えれば、どうやっても太陽系の起源へと探究心は向く。ただ名前を覚えるだけの営みと比べて、それはどれほど楽しいことか。 

 私も、冥王星が惑星ではなくなってしまったことが残念ではある。しかし、本書を読めば、冥王星が惑星ではない理由がはっきりすると思う。太陽系の起源を考えさせてくれる、楽しい一冊。


 最後に、思わず笑ってしまったネタ。天王星Uranusは音の上からyour anusを連想させるらしい。世界中どこでもシモに結び付けたがる人はいるものですね(笑)。
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素粒子・宇宙論 | 2013/05/18(土) 22:24 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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