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1184冊目 乾燥標本収蔵1号室―大英自然史博物館 迷宮への招待
乾燥標本収蔵1号室―大英自然史博物館 迷宮への招待乾燥標本収蔵1号室―大英自然史博物館 迷宮への招待
(2011/04/22)
リチャード・フォーティ

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評価:☆☆☆☆


 大英博物館の自然史部門が独立してできたのが、自然史博物館である。著者のリチャード・フォーティは、三葉虫の権威として知られている人物で、2006年まで自然史博物館に奉職していた。その著者が、自然史博物館の裏側、一般客の目に触れない所で何が行われているかを記したのが本書である。

 博物館には、収集された様々なものを展示する役割の他に、科学の最前線としての顔もある。なにせ、集まってくるものも大量だ。だったらそこで研究もやってしまえというのが合理的というものだろう。

 その研究成果は、過去に紹介した『生命40億年全史』と『三葉虫の謎―「進化の目撃者」の驚くべき生態』(どちらも抜群に面白かったのでお勧めです!)にあるのだが、本書はこれらとはちょっと雰囲気が違う。研究成果を明らかにするというより、収蔵されたものと、それを研究する様々な人の姿を追ったものだから。

 本書を読めば、次から次へと出てくる、一風変わった科学者の姿に驚くだろう。中にはネッシーは首長竜の生き残りであるという異説を唱えて博物館を逐われた人物まで居る。博物館の評判を失墜させかねないような人物も居る。研究で成果を上げる傍ら、異性関係でも絶大な成果を得た人物も。一方で、研究一筋という人もいる。人々の姿も面白い。

 そして、収蔵されている数々の物と、研究テーマが実に幅広い。本書では、魅力に溢れるこうした仕事の内容を見繕って紹介しているので、最新の研究成果だとか、深く掘り下げた知識というよりも、広く浅く、面白そうな話を詰め込んだという感じである。

 博物館の歴史や、進化論の登場(皮肉なことに、館長を務めたリチャード・オーウェンは反進化論者だった)、リンネの命名法に始まり、トリュフ、三葉虫、住血吸虫、ヒトクイバエ、法医生物学(これについては『死体につく虫が犯人を告げる』がオススメ)等々の興味深い話が詰め込まれている。

 おぞましい住血吸虫のライフサイクルは同時に驚嘆すべきものでもあるが、アフリカで生まれて人類の広がりとともに世界に散ったこの病気の最も原始的な種類がアジアで見られることや、隠花植物(cryptogams)の専門家が暗号文(cryptograms)の専門家と間違われてエニグマ暗号の解読チームに回されてしまった話(しかも、きっちり本来の専門知識を生かして役に立ってしまう!)あたりは、知的好奇心を刺激するだけではなく、読んでいて面白い話ではないか。

 博物館が担う仕事への愛が溢れていて、読んでいて本当に楽しい。一方で、直近の改革、つまり、研究者が研究資金を得るための努力をしなければならないという風潮には、著者に同調して嘆いてしまう。役に立つ研究には資金が集まるかもしれない。しかし、そんな近視眼的な役立つ・立たないで研究を二分してしまっては、研究者の視野が狭まるばかりだ。そして、周辺に追いやられた分野は見捨てられ、そこに偉大な知があったとしても誰もそれを知ることができなくなってしまう。

 役に立つ知識の背後には膨大な役に立たない知識がある。そして、どの知識が役に立つ知識に繋がるかなど、研究する前に分かるわけもない。例えば、新種の植物から取れる物質が難病を解決する画期的な薬剤に結びつくかもしれないが、それを事前に知ることなどできないではないか。だから、せめて科学ファンとして、その分野にカネが回るよう、こうした本を読むなり博物展に足を運ぶなりして応援していこうと思う。



関連書籍:
生命40億年全史生命40億年全史
(2003/03)
リチャード フォーティ

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三葉虫の謎―「進化の目撃者」の驚くべき生態三葉虫の謎―「進化の目撃者」の驚くべき生態
(2002/09)
リチャード フォーティ

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死体につく虫が犯人を告げる死体につく虫が犯人を告げる
(2002/07)
マディソン・リー ゴフ

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地球史・古生物・恐竜 | 2013/05/02(木) 20:27 | Trackback:(0) | Comments:(1)

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昨日は楽しかったですねぇ。
私の利用しているフィーダ関連に変化があって、しばらく色々見落としがあり、いまさらのコメントとなります。

この本楽しかったです。
そんでもって、この人が冷たい目で見られた云々のエピソードには、そりゃそうなるわと思いましたです。
昔に読んだのでうろ覚えすみません…
そして木製飛行機……^^;
2014/08/10 日 23:07:58 | URL | ようこ #SEFye3cg編集
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