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1168冊目 ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録

ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)
(2002/03)
マーク ボウデン

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評価:☆☆☆☆☆


 上巻において、既に2機のブラックホークは撃墜されている。そのうち、最初に墜落したブラックホーク61号には地上兵力が集結しつつあったが、64号では2人の生き残りにようやくデルタフォースの2名が加わっただけだった。

 総勢99人のアメリカ兵に、100万都市の民兵が大挙して押し寄せる。

 いくら訓練を積み、最先端の武器を持ってもしても、この数の暴力には対抗することは、不可能である。じりじりと彼らは追い詰められていき、そして、遂には64号側は撃破されてしまう。副機長とデルタフォース2名の計3名は殺され、機長は囚われの身となる。

 そして、世界を震撼させる、例のシーンが繰り広げられる。

 墜落の際に死亡した乗組員と戦死した3人の遺体を、民衆は切り刻み、引きずり回したのだ。歓喜に満ちた表情で。

 そのショックはやがてアメリカを撤退させ、兵装の思想は遠隔攻撃中心への流れを加速する。この観点からすれば、勝ったのはソマリア側だ。例え、死傷者の比率では圧倒的に負けていても。

 だが、あれが、ソマリアを失敗国家とさせた。30万人の餓死者と大量の難民を生み出し、飢餓を無くすためにやってきた軍を、私欲によって排撃することで。

 世界史的な意味合いは兎も角、ブラックホーク64号周辺が制圧された後も、まだ彼らは戦い続けている。大勢が戦死し、ほぼ全員が負傷し、補給に不安を抱えながら。遂に、彼らを救うために正規軍が投入される。

 どんなに苦しい状況でも、仲間のためにと苦闘する姿、遺体をなんとしてでも家族の元へ返そうとする必死の活動には、こちらの胸が熱くなる。地獄のような戦場に、3度も出撃した者もいれば、仲間を守るために命を顧みず戦い続ける男もいる。そして、苦しい中でもユーモアを失わない戦士も。死に物狂いの戦闘に一息ついてタバコを吸う際に、警告文をジョークにして笑うその胆力には感服する。

 戦いの野蛮さと、それが究極の状況であるが故の美談の落差に圧倒されつつ読みきった。

 難を言えば、この戦いがソマリア派兵の全体像においてどのようなピースになっているかが分かりにくいこと。戦いの細部と、それがもたらした影響は知ることができるので、戦いに至るまでの全体的な流れがあればなお良かった。


 誰が勝ったのだろう。きっと、勝者は存在しない。戦闘では勝ったアメリカは撤兵して目的を達成できなかった。アメリカを追い出したソマリアは勝者なのか?いや、悲惨な内戦が延々と続く失敗国家に誰も見向きもしない状況を作っただけ。彼らが最大の敗者だと感じられてならない。いつの日か彼らが戦いに倦み、和平を目指そうとなったとき。その時、周りが彼らを助けようと思えるだろうか。そもそもその日はやってくるのだろうか。色々なことを考えさせられた。
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ノンフィクション | 2013/04/09(火) 19:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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