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1158冊目 ワニはいかにして愛を語り合うか

ワニはいかにして愛を語り合うか (新潮文庫)ワニはいかにして愛を語り合うか (新潮文庫)
(1992/01)
日高 敏隆、竹内 久美子 他

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 ワニが愛を語り合うって?あの爬虫類に愛なんてあるの?と思ってしまうが、少なくとも母性愛や父性愛に見える行為をとる。孵化に至るまで絶食に耐えながら子供を見守る。あるいは、孵化する直前に、あの大きな歯で卵を割って子が出てくるのを助ける。それらは本能に根ざしたものであることは間違いない。しかし、そこに愛を見ることもできる。

 子への愛があるなら、配偶者への愛もあろう。愛などと擬人化するのが気に喰わないのであれば、性戦略と言い換えても良い。本書は、ワニに限らず様々な動物の性戦略を語ったエッセイである。

 春になると低い声で愛を語るカエル。ゲコゲコと騒がしい、あの低音にも進化の妙がある。ゲーム理論に基づいて、鳴かずに間男的な行為に走るカエルも居る。あるいは、洞窟の中で暮らすコウモリの群れ。彼らは一斉に子育てに突入するのだが、きちんと親子で”会話”をすることで、確実に親は子へ給餌をしている。

 同じように、蛾やら類人猿も、複雑な行動を取って、愛を語り合っている。そこで活動しているのは、”ワニの脳”、つまり進化的には古くからある部分である。我々は高等なことを考えているつもりでありながら、実はこの”ワニの脳”に踊らされているところがある、というのは面白い。比喩的な話ではあっても、生理的な好き嫌いなんかは、こうした直感に根ざしているのだろうから、あながち無視もできないだろう。

 この、ワニの脳からの視点も大事だという指摘も面白いが、上述の通り、多くの生物の性戦略を語っているのも魅力。ハチの代替わりで、新たな女王蜂が、まだ成人していない妹達を殺してしまうのだって、残酷に見えるが合理的だ。

 こうした様々な話題を、軽いエッセイで読めるのが魅力。まだ竹内久美子も面白い概念を人間社会へ適当に当てはめるという悪癖を発揮していないのも良い。生物の複雑さを改めて感じさせてくれる、素敵なエッセイ。


関連書籍:
脳とセックスの生物学脳とセックスの生物学
(2004/02/27)
ローワン・フーバー、調所 あきら 他

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生物・遺伝・病原体 | 2013/03/15(金) 23:19 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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