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1153冊目 インド三国志
インド三国志インド三国志 (講談社文庫)
(1998/01)
陳 舜臣

商品詳細を見る


評価:☆☆☆


 三国志といえば中国じゃないか。魏と蜀が争う横で呉が漁父の利を狙うものぢやないか。と思ってしまったらこちらの負け。意外なタイトルに、つい手を出した。

 三国志というからには、3つの勢力がなければならぬ。では、本書におけるその3つの勢力とは何か。1つは、ムガル帝国。”祈る人”の仇名を持つアウラングゼーブが頂点に立つ帝国である。もう1つは、ラージプート族のシヴァージーが率いるマラータ同盟。そして最後の1つは、東インド会社。最後の勢力を見て思い至った人も多いであろうが、強大な力を誇ったムガル帝国が、各地の反乱に手を焼き、最終的にセポイの反乱で滅亡するまでの物語である。

 いや、そうなるはずであった。

 残念なことに、本書は未完である。著者の言葉を借りれば、”長安で董卓が部下の呂布に殺されたあたり”で終わってしまっている。

 そりゃあないぜ。未完の帝王田中☓樹と対談しただけのことは有り、見事なまでの放置っぷり。まあ、歴史の流れを踏襲しなければならない都合上、田中芳☓の小説とは違って無闇矢鱈と人が死ぬわけではないが。などと皮肉りたくもなるが、インドの物語を求める層がそれだけ少ないのかもしれない。

 それでも、ここまで読んだだけでもムガル帝国が滅亡に至った災厄の萌芽が那辺になるかは伝わってくる。それは、インド亜大陸をほぼ統一したアウラングゼーブにある。しかも、その内面に。

 アウラングゼーブは、妥協を知らぬ人間であった。それが政治改革のようなレベルで収まっていれば、まだ良い。しかし、彼の仇名を思い返して欲しい。”祈る人”、である。そうであるからには、彼の熱狂は、信仰にあったのは当然である。そして、熱狂的な信者は、しばしば苛烈な圧制者になる。

 アウラングゼーブが勝者となり得たのが信仰のお陰なら、彼の破滅をもたらした物もまた信仰であった、と思うべきなのであろう。政治の頂点に立つ人物が宗教に凝り固まってしまった時に何が起こるか、その悪しき見本を示してくれる壮大な物語になったであろうに、中途半端な所で終わっているのがとても残念。
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その他小説 | 2013/03/01(金) 22:53 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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