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1139冊目 人形のBWH
人形のBWH (文春文庫)人形のBWH (文春文庫)
(2012/05/10)
丸谷 才一

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評価:☆☆☆☆☆


 ブクレコで懇意にさせて頂いているあかつきさんに勧めて頂いたので手に取った。著者の丸谷才一さんは文学畑の人なので当然の如くに私の視界には入っていなかった人物なのだが、訃報で知性とユーモアが讃えられていたこともあり、読んでみようと思っていたところでもあったので調度良かった。

 さて、本書は『オール読物』に連載されていたエッセイを集めたもの。

 替え歌について思うところを述べてみたり、ミシュラン東京の文章が酷いと批判してみたり、戦国武将の真理を推理してみたりと、評判通りに知性とユーモアをまぶしながら縦横無尽に語っている。

 私が気に入ったのは、千一夜物語。なぜ千夜ではなく、千一夜なのかに始まり、千一夜物語の構造へ進む。ご存じかも知れないが、ちょっとだけさわりを。

 妻の不貞を目にして女性不信に陥った王様が、毎晩処女と床を共にして、朝になったら裏切られないように女性を殺してしまう。そんな暗黒時代が続いたある日、宰相の娘シェラザードは自分が王のもとへ赴くと言う。彼女は王と時間を過ごした後で、傍らに控えていた妹に聴かせる形で不思議な物語を語りだす。この物語が、また実に良い所で途切れてしまう。王様は続きが気になってシェラザードを殺さず、次の夜も同じ事を繰り返すのである。

 この物語、途中で王とシェラザードがどうやら寝ていないように見える回がある。それはなぜか?という謎(そんなことを勘ぐらなくても良いだって?いえいえ、面白さは細部にこそ宿るのです)を解き明かすのに、シェラザードの月経と出産を見て、そうだとすると~とやたら細かく解説してくれる。決して役に立たないであろう、そんな知に挑むところが素敵だ。

 それにしても、王様、たった1001夜で3人の子供を産ませているとはなかなかの遣り手ですね。。。

 随所に性愛についてのかなり肯定的な意見が挟まれるのが良い。それが下品にならないのであるからなおさら。知識とユーモアに感心しながら、気がつけば読み終えていた。うん、評判通りに面白い方です。お亡くなりになってから知ったのが、ちょっと残念。
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エッセイ | 2013/01/30(水) 20:36 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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