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1136冊目 ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)
(2008/05/09)
古川 日出男

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 20世紀は犬の世紀でもあった。1957年11月、地球を周回した初の哺乳類は、スプートニク2号に乗ったライカ犬の、その名もライカだった(一説にクドリャフカと言われることもあるがよく分からない)。ライカは、しかし死ぬべき運命だった。スプートニクは大気圏突入に耐える設計になっていなかったためだ。

 宇宙開発だけではない。彼らは、軍事面においても、人間の友だった。体よく使われた、というべきやも知れぬ。

 1943年、キスカ島。日米が争ったこの地には4頭の犬がいた。いや、日本軍が撤退した後に取り残されたと言うべきであろう。日本軍の北海道犬3頭と、日本軍の捕虜(?)だったジャーマンシェパード1頭。ここから物語は始まる。本書の主人公は、この4頭の犬に起源を持つ犬達である。

 第二次世界大戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争・ソ連のアフガニスタン侵攻。相次ぐ戦争の中にも彼らの姿があった。ある犬は英雄的な働きをし、ある犬は人間の愚かさにより窮地に立たされ、またある犬は平和な世界に生きる。

 一方、ソ連が崩壊し、ロシアとなった地域で一人の秘密工作員が目覚める。大主教を自称する男。彼の持つ地球儀の中には、犬の頭蓋骨が埋められていた。彼が姿を見せた時から、ロシアと日本の裏社会に激震が走る。彼の側には、犬の姿があった。

 二次大戦の犬からソ連崩壊前後のロシアの犬を結ぶラインの他にも、分岐した枝は世界中に散っていく。ベトナム、アラスカ、南米。彼らの中には、東遠に当たる仲間と殺しあう者もいれば、愛情で結ばれる者もいる。世界の問題を見事に取り込んで融合させる贅沢さが本書の魅力である。殺し合いやらドッグショーやら麻薬取引やら。本当に、扱われている題材の多さには圧倒される。

 文章は、かなり下手くそだと思う。くどいし、美しさに欠ける。しかし、それすらも味のある文章に感じさせる力が本書にはある。うんざりするほどややこしい現代史を読みやすくまとめてくれているからかもしれない。そして、そこにたった4頭に起源を持つ犬がいるという物語の見事さに魅せられるからかもしれない。残虐な描写も多少あるのではあるが、それが平気で犬が好きな方は読んでみてはいかがだろうか。『南極物語』とはまた違った形で活躍する犬達を見ることができるであろう。
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その他小説 | 2013/01/24(木) 21:46 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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