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1135冊目 江戸の妖怪事件簿

江戸の妖怪事件簿 (集英社新書)江戸の妖怪事件簿 (集英社新書)
(2007/06/15)
田中 聡

商品詳細を見る


評価:☆☆☆


 江戸。それは、まだ合理主義が世を覆う前の時代(今も覆っているとは言い難いのはあるけど)。

 合理主義はなくとも、不思議な出来事をなんとか自分たちの理解できる範疇に持ち込もう、という人の努力は、あった。その説明に用いられたのが、妖怪であり、狐や狸による化かしであった。今でも死後の世界だとか霊魂だとかといった類の言葉が囁かれることはあるが、さすがに狐狸を犯人とするかのような言説はまず聞かれない。彼らは、歴史の奥へをその姿を没してしまったのだ。

 本書は、まだまだ妖怪が力を持っていた江戸時代、どのような妖怪にまつわる事件が起きて、どのように解決されたかを事件簿の如く示している。事件そのものが興味深いのはあるが、それよりも人々が怪異をどう捉え、どう対処してきたかが面白い。

 著者も指摘しているが、摩訶不思議な出来事に対して「死者が蘇ったことなど無いのだ」という合理主義を唱える一方で「だからアレは狐や狸の仕業である」と結論するのは面白い。理解できないことの原因を不思議なことで説明するのは、不気味さを失わせるための魔力にはなれたとしても、現実を説明する力にはなり得ない。

 現代的な目で見れば、脳の機能的あるいは器質的な機能不全こそが原因ではないかと思われる事件もある。あるいは、怪異に事寄せての社会的な不満の表明に見えるものもある。そして、妖怪なんかよりも人間こそが最も恐ろしいと思わせるものも。

 一方、厄除けにぼた餅が必要とされたら餅米が市場から消えるといった話は、怪しげな健康食品情報に踊らされる現在の社会を彷彿とさせる。怪異のあった場所に物好きが集まってくるところもそう。

 不思議を説明する手段は変わっても、人間は変わらないと感じさせられた一冊。



関連書籍:

きつねつきの科学―そのとき何が起こっている? (ブルーバックス)きつねつきの科学―そのとき何が起こっている? (ブルーバックス)
(1993/09)
高橋 紳吾

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ノンフィクション | 2013/01/22(火) 21:09 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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