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1120冊目 改善のススメ―戦争から学ぶ勝利の秘訣24条
改善のススメ―戦争から学ぶ勝利の秘訣24条 (新潮OH!文庫)改善のススメ―戦争から学ぶ勝利の秘訣24条 (新潮OH!文庫)
(2000/10)
三野 正洋

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評価:☆☆☆☆


 戦争、特に近代以降の戦争は、『戦争の科学―古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史』で見られる通り、極めて科学・技術・工学的なものである。エルナン・コルテスフランシスコ・ピサロらコンキスタドーレスと呼ばれた征服者たちがどれほど容易に南アメリカの文明を打ち破り、破壊したかを知れば、近代戦ではその重要性が欠くべからざるものであることは分かる。技術の差は、戦争の帰趨を決するのだ。

 本書は、第2次世界大戦において、各国がどのような改善を行ったか(あるいは行わなかったか)を明らかにすることで、改善・改革の重要さを説いている。

 革新的な技術としては、レーダーがある。『太平洋戦争 日本の敗因〈3〉電子兵器「カミカゼ」を制す』に詳しいのだが、日本はこの革新的な技術を、遂に決戦兵器であるとは認識できなかった。日本軍の開発する装備は、その殆どが武器に向かい、防御を固めようとはならなかった。防御兵器に頼るなどといった軟弱なことはできない。そんな精神論が大手を振ってまかり通っていたのだ。日本が負けた理由が良く分かる。

 一方で、戦闘機については様々な機体が開発された。かのゼロ戦を筆頭に、隼、疾風、雷電、紫電改エトセトラ。これは、実のところ褒められたところではない。制式化し、大量生産するのが良い。

 例として、10種の飛行機が各1機ずつある状況と1種の飛行機が10機ある状況を想定してみる。前者だと、メンテナンスようの治工具を10種類、予備品も10種類持たなければならない。ついでに、メカニックは10種類の飛行機に精通するか、メカニックも10人揃えなくちゃならない。当然、熟練には時間がかかる。1機が動かなくなったら、そのパイロットは慣れない機体で飛ばなければならない。後者なら、こうしたデメリットは無い。しかも量産効果でコストも下がる。

 自称愛国者が称揚して止まない特攻も、実は戦術的にはナンセンスだ。急降下爆撃に頼るから練度を上げて命中率を高める必要があった。しかし、度重なる出撃でベテランは次々と戦士、命中率が極端に下がった。苦肉の策で特攻となったが、そもそも練度の低いのを無理やり突っ込ませても、殆どは敵艦にたどり着くことすら出来なかった。

 それよりも、本書で紹介されているスキップボミングのような、熟練を要さずにかつ高い命中率を実現できる手法を、敵からでも学ぶべきだった。味方に「命が惜しいのか」等と恫喝する前に。生きる可能性があればこそ、モチベーションも上がって、戦果もまた得られたかもしれない。

 他にも寝不足のもたらす悪影響としてレイテ海戦が挙げられていたりと、戦史の興味深い話題が沢山ある。事実を楽しむのもよし、他山の石として活かすもよしで、読んでいて面白かった。特に開発畑の人にはヒントが沢山あるのではないだろうか。


関連書籍:
戦争の科学―古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史戦争の科学―古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史
(2003/08/09)
アーネスト・ヴォルクマン、茂木 健 他

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へんな兵器―びっくり仰天WW2戦争の道具 (光人社NF文庫)へんな兵器―びっくり仰天WW2戦争の道具 (光人社NF文庫)
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太平洋戦争 日本の敗因〈3〉電子兵器「カミカゼ」を制す (角川文庫)太平洋戦争 日本の敗因〈3〉電子兵器「カミカゼ」を制す (角川文庫)
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NHK取材班

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ノンフィクション | 2012/12/19(水) 21:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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