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1118冊目 匂える園

匂える園匂える園
(1994/11)
マホメッド・エル ネフザウィ

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評価:☆☆☆☆


 インドの『カーマ・スートラ』、中国の『房中教典』と並んで、世界三大性典と称されるのが本書、匂える園。多くの艶笑譚を収めている他、とても実用に向けたとは思えない体位の紹介、性器の異名や性医術と、将に性を広く扱った性典の名に恥じない傑作。

 称賛に値する男子は、女子に接するや、その持ち物は傍聴し、逞しく、荒々しく、固くなる。射精に至るまでの時間は長く、射精の後には、再びすぐに奮い立つものである。
 女性は閨事を通してしか男子を理解しないものであるから、そのような男子こそ、女性に愛され、尊敬されるのである。従って、男子たるもの、快楽を与えるためには、持ち物が大きく立派で、長くなければならない。(以下略)
(P.13)


 などと言われると、取り敢えずは謝らなくちゃ行けない気になる。何故かとは聞かないで下さい。しくしく。

 ともあれ、こうした枕の文章に艶笑譚が続く。千一夜物語のように趣向を凝らした千変万化の物語で、可笑しいやら楽しいやら。中で歌われる詩をちょっとだけ引用してみる。

 わが身の愚かさ故に、私は二人の女と結婚した。
 それなのに、何を嘆く。二人の女の亭主なのに?
 私は心で呟いた。「幸せなあの羊のように、二人の間を行き来するつもりが。
 二匹の雌羊を従えて、その乳房に触れて、はしゃぎまくるつもりが」
 いまや、二匹の雌ジャッカルの中にいる雌羊が、私だ。
 (中略)
 もしごく当たり前の生活を望むなら、何かに執着せず、
 何かを得ようとせず、独り身を通すことだ。
 それができなければ、一人の女だけ選ぶこと。
 何となれば、女は一人で、二個大隊を満足させることができるから。


 ハーレムも大変だなあ(笑)。この詩を詠んだ道化師が、総理大臣邸の美しい姫君との間で繰り広げる知恵比べ(間に肉弾戦を挟む)が面白い。

 男性器の呼び方は男性器だとかペニスという当たり前のものの間に、”一徹者”だとか”連れ込み屋”だとか”探検家”なんてものもある。笑ったのは”軟弱者”。ガンダムのカイさんですか(笑)。一方の女性器には、”粉砕機”だとか”深淵”だとか”諦観者”なんてものがある。人間の、類否の才能は本当に無限だなあ、と思う。

 性医学のコーナーは、今の常識から見れば怪しげなものが満載で、媚薬だとか回春剤といったものの需要は昔からあったのだなあとつくづく感じたものである。民間伝承なので本書を読んでも止めておいた方が良いと思う。試そうという人は居ないだろうけど。

 性を楽しいものとして、笑いのネタにしているところが良かった。日本語でも、歓びを交わす(交歓)という単語がある。性には間違いなくそうした側面がある。生物が子孫を残すための手段に過ぎないとしても、性行為に伴って快楽中枢を刺激するように進化してきたことに感謝を。そして、人間に笑いが進化してきたことにも。お陰でとても楽しかった。
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未分類 | 2012/12/15(土) 22:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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