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1106冊目 灰色の北壁
灰色の北壁 (講談社文庫)灰色の北壁 (講談社文庫)
(2008/01/16)
真保 裕一

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評価:☆☆☆


 冬山を舞台にした短篇集。『ホワイトアウト』の著者が新たに紡ぐ山の物語はどのようなものかと思って手に取った。収められているのは、黒部の羆、灰色の北壁、雪の慰霊碑の3編。

 山に命を賭ける、と言えば格好良く聞こえるかもしれないが、実際に山はただ安全な場所というわけではない。かの植村直己はマッキンリーで消息を絶ち、八甲田山やエヴェレストでの大量遭難は広く知られている。私の知人もまた、山で命を落とした。

 ただ一本のロープが命を支える世界。仲間とつないだロープは、文字通りの命綱となることもあれば、仲間を共に死へと引きずり込む罠ともなりうる。だからこそ、山の物語は友情の物語ともなる。だが、そこに人の心の昏さが入りこめば、途端にその閉鎖された空間は犯罪の舞台にもなる。

 本書でも、命の瀬戸際が何度も立ち現れる。遭難者と救助者を繋ぐ物語の黒部の羆。表題作の灰色の北壁は、ホワイト・タワーと呼ばれ、挑戦者たちを尽く跳ね返し続けた山を制した天才クライマーの真実に迫ろうとする作品。そして、最後の雪の慰霊碑は、雪山で息子を亡くした父が、息子の死んだ場所をある決意を持って訪れようとする物語。

 3キロに渡って垂直に切り立った壁を登ろうというのはイマイチ私の理解を超えているわけだが、因縁の相手である2人のクライマーの物語はミステリ風味もあってなかなかに面白かった。家族を亡くした者の気持ちは、我が身に置き換えると身を切られるようなものだと伝わってくる。

 それでも、人は山に魅せられる。私も、動かざること山の如くと謳われるあの圧倒的な存在感は好きだ。暖かい部屋で紅茶かワインでも片手に本を読んでいて、たまに顔を上げると窓の外に雪山が、というシチュエーションが一番好きだったりするのだけど。とりあえず、冬になったらスキーに行こう。



関連書籍:
ホワイトアウト (新潮文庫)ホワイトアウト (新潮文庫)
(1998/08)
真保 裕一

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空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)
(2000/12)
ジョン クラカワー

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青春を山に賭けて (文春文庫)青春を山に賭けて (文春文庫)
(2008/07/10)
植村 直己

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その他小説 | 2012/11/18(日) 21:12 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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