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1104冊目 スギハラ・ダラー
スギハラ・ダラースギハラ・ダラー
(2010/02/26)
手嶋 龍一

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評価:☆☆☆


 1940年、リトアニア。バルト三国の一角を占めるこの国は、風前の灯に晒されていた。ヒトラーとスターリンの同盟はポーランドを分割して二次大戦が始まると、リトアニアにはヒトラーの魔手が迫っていたのである。国家が危機に瀕する中、少なからぬ人々もまた、命の危機に直面していた。ユダヤ人である。

 全土を占領される直前にポーランドから逃れた一家は、ポーランドに張り巡らされたインテリジェンス網を駆使し、生き残るためのか細い糸を手繰り寄せる。それこそ、杉原千畝に他ならない。彼は寸暇を惜しんでユダヤ人たちにヴィザを発行し続けた。リトアニアからの退去の日、電車が動き出すまでその努力は続けられた。それによって6,000人を超える人々が助かったと言われる。

 しかし、杉原千畝を善意に溢れただけの人物と考えるのは事実を過小評価することになる。彼は当時随一のソ連の専門家であり、そしてインテリジェント・マスターとして情報工作へ辣腕を振るっていた。ソ連は彼を恐れ、前妻が白系ロシア人だったことを利用して赴任を拒否した程だ。

 その杉原に救われた少年は、神戸の地で2人の友人を得る。1人は神戸のガキ大将、もう1人は同じくポーランドから逃げてきた美少女。3人の出会いは、それぞれの運命を変える。そして、やがて世界までも変わっていく。

 杉原によって生み出されたインテリジェント網や、神戸を経てアメリカに渡った多くの人とその子孫たちが今に至るまで大きな影響を持ち続けているという事実。これらを縦横に組み合わせ、インテリジェントの深い闇を感じさせてくれる作品。


 ジャーナリストとしての活動で得たであろう、数多の事実の面白さは特筆モノである一方で、話がぶつ切れになっているように感じられ、どうしても一本芯が通っているようには思えなかった。恐らくは、ネタとなった事実を多く詰め込みすぎたため、設定ばかり細かい小説と同じ失敗をしてしまったように思える。それでも、911等の世界の闇を垣間見せる出来事の背景を教えてくれるのは貴重なので、インテリジェントに興味が有る方は楽しめると思う。


関連書籍:
ウルトラ・ダラー (新潮文庫)ウルトラ・ダラー (新潮文庫)
(2007/11)
手嶋 龍一

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その他小説 | 2012/11/14(水) 22:03 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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