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1103冊目 敗因の研究 決定版
敗因の研究 決定版 (日経ビジネス人文庫)敗因の研究 決定版 (日経ビジネス人文庫)
(2002/01)
日本経済新聞運動部

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評価:☆☆☆☆


 スポーツは、必ず勝敗が決まるようになっている。引き分け試合があったとしても、それは長いレースの通過点でしかないのだから、例外ではない。そして、栄光を掴み取るのは、その勝負で勝ちを手に入れた者だけだ。

 では、何が勝敗を分けるのか。実力?勿論それは大事だ。しかし、実力だけの勝負で済むのなら、わざわざ試合をやらなくても、世界ランキングを眺めれば良い。しばしば起こる大番狂わせは、実力だけではなく、環境や試合当日までの調整や精神的な問題、果ては運といった要素も複雑に絡む。

 だから、勝利を約束されたと思っていた者が信じられない要因で完敗することもある。手のひらにまでやってきた勝利が、それを掴む僅かな間にこぼれ落ちる、あるいは掠め取られることもある。

 そして、その理由は見向きすらされないことが多い。なにせ、その時にはメディアの、ひいては我々の関心が勝者へと向けられるからだ。

 本書は日本経済新聞で連載されていた『敗因の研究』を編集したものであり、上記のような敗者に光を当てている。何故彼らは敗れたのか。敗北という決定的な瞬間が訪れる前に何があったのか。敗北からこそ学べることは多い。

 後書きに、こうある。

勝利を約束されたはずの選手がなぜ敗れ、敗れることで何を失い、あるいは何を手にするのか、知ろうという目論見で始まった。


 事実、敗北を通して、敗北を繰り返さないために何が必要なのかのヒントが多く隠されている。『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』が貴重であるのと同じように、本書からも学べることは多い。

 取り上げられているのは、野球、ソフトボール、サッカー、バレーボール、ゴルフ、ラグビー、水球、柔道、ボクシング、相撲、フィギュアスケート、スキーのジャンプ、相撲、体操、競馬、競輪、競泳、マラソン、スピードスケートと幅広い。横綱栃錦の敗北もや巨人のV9の影で敗れ去った阪神といった、古い話題があれば、リレハンメル五輪でジャンプをしくじった原田選手やシドニー五輪で判定にも恵まれずに敗れた篠原選手といった比較的最近の話題もある。だから、どの年代の方も、どのスポーツが好きな方も、きっと興味のある話題が見つかるものと思う。

 重圧に耐えぬいて勝負の僅かな時間にベストな状態を持って行くことの困難さが伝わってくる。困難に挑み、勝利を得ようとする方こそ、学べることは多いだろう。


 それにしても、マスコミの思い上がりには慄然とさせられた。五輪を取り上げた少なからぬ話題で、マスコミの応対で神経をすり減らせる選手の姿がある。競泳の長崎宏子選手は、練習に集中すらさせてもらえず、「我々は国民の代表として取材している。それを拒否することは、国民全員を拒否することだ」等と恫喝を浴びせかけられ、そして負ければ心ない人々から侮蔑を投げかけられる。思い上がりを排し、節度のある取材をして欲しいものだ。



関連書籍:
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
(1991/08)
戸部 良一、寺本 義也 他

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失敗学のすすめ (講談社文庫)失敗学のすすめ (講談社文庫)
(2005/04/15)
畑村 洋太郎

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ノンフィクション | 2012/11/13(火) 21:00 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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はじめて書き込みします。
プロ野球楽天元監督の野村克也氏は次のように語っています。

≪勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし≫

ウィキペディア
http://ja.wikiquote.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E5%85%8B%E4%B9%9F

 勝つことは偶然の要素があるとしても、負けというのは必ず当人や周囲の環境に負ける要素があるのだと語っています。
 偶然に左右されることもある勝ちよりも、いかにして負けたかを分析することは、同じ失敗を繰り返さないために、後世にも役に立てることが出来ると思うので有用だと思いました。
2012/11/21 水 13:08:21 | URL | タケゾウ #-編集
タケゾウさん、初めまして。コメントありがとうございます!

≪勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし≫とは名言ですね。
本書では、当事者に負けたことを聞くのはかなり大変だったとありました。
誰しも負けたときのことなど思い出したくも無いのでしょうね。
敗軍の将は兵を語らず、といった文化もあるかもしれません。

ともあれ、負けを冷静に見つめ、次に繋げるためには、こうした試みが
有用だと思いますので、引き続きこの手の話題には注意を払っていこうと
思います。
2012/11/21 水 23:07:03 | URL | Skywriter #-編集
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