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1073冊目 王妃の離婚
王妃の離婚 (集英社文庫)王妃の離婚 (集英社文庫)
(2002/05/17)
佐藤 賢一

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評価:☆☆☆☆☆


 パリの大学密集地カルチェ・ラタンで若くして名を馳せつつあるフランソワは、僧職にありながら、アベラールよろしく愛人を囲っていた。神学の研究者として未来は明るく、愛する女と共に暮す生活は、しかしある事件をきっかけに暗転する。

 20年の時間が流れた。フランソワは今では地方のしがない弁護士として糊口を凌ぐ身である。彼が仕事をほっぽり出して駆けつけたのは、時のフランス王・ルイ12世が妻のジャンヌ・ド・フランスに対して起こした離婚訴訟。

 王の訴えで、教会を統べる教皇と王の間に合意があることは種々の証拠から明らかだった。つまり、裁判がどのように行われようと、結果はわかりきっている。離婚は成立するに決まっているのだ。

 切れ者として知られたフランソワがその裁判をわざわざ見るのは何故か。それは、復讐だった。今の、落ちぶれた自分を慰めるために、恨み重なるルイ11世の娘の無様な姿を眺めることが目的だった。

 しかし、被告ジャンヌ側の承認までが原告ルイ12世側としか思われない証言を重ねるような、余りにもインチキな裁判にフランソワは激怒した。必ずやかの暴虐な裁判を除かなければと決意した。そんなわけで、フランソワは王妃の弁護を引き受けることになる。

 一度仕事に向かえば、『伝説の男』として勇名を馳せた過去の姿そのままに、原告側の主張を斬って捨てる。いつしか裁判は出来レースから、どう転ぶか分からないものへと様相を変えていく。

 絡み合うカルチェ・ラタンでの人間模様。過去の確執。裁判の不利を悟ってなりふり構わぬ手段に出る王。それでも結婚にしがみつく王妃。これらを裁判と巧く絡めているので、裁判ものでありながら推理小説を読むような楽しみもあり、なおかつフランス史をなぞるところもあるという、なんとも贅沢な本。分厚さに負けず、一気に読んでしまった。直木賞受賞も頷ける傑作。


 史実から見れば、相当にアクロバティックな組み立て、つまりはフィクションをかましているようなので、フィクションとして楽しめば良いと思う。
 いやでも、去勢されたらヒゲは生えないだろ。と突っ込んでしまったのは私が狭量なためか?
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その他小説 | 2012/08/08(水) 21:04 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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「王妃の離婚」面白いですよね!

どこまでが史実で、どの当たりが創作なのかは渾然一体としているので、あまり気にせず、レビューにもあるとおり、フィクションの裁判物として、ただただ楽しむのが良いですよね。

佐藤賢一さんの本は、結構好きで、見つけると買って読みますが、結構、アダルトな描写が強烈で、人に勧めにくい点はあるかも(笑)。

「王妃の離婚」は、その当たりの描写は、他の作品に較べれば控えめなので人にも薦めやすいかも。
2012/08/14 火 21:23:07 | URL | kappa1973 #-編集
>史実と創作

 史実を元にした小説を読むときにはいつも考えてしまうテーマですよね。
史実から離れすぎたら現実味がなくなるし、史実通りだとドラマがない(笑)
個人的には、どの分野にしても期待しすぎてはダメだと思っています。
自分の思い入れと作者のと読者のはそれぞれ違いますから。


>アダルトな描写

 確かに、それらしいシーンは前半の主人公&恋人と、後半の一箇所だけですからね(笑)
その手の描写が苦手な方にもおすすめできそうです。

数少ないシーンはハリウッド映画だとでも思ってもらうしかありませんかね?(笑)
2012/08/15 水 00:38:19 | URL | Skywriter #-編集
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