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1072冊目 エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交
エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫)エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫)
(2001/05)
西川 恵

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評価:☆☆☆☆


 フランスの大統領官邸・エリゼ宮。そこでは外交と防衛を専権とする大統領が迎える諸外国からの客人をもてなす場でもある。

 その饗宴で、食事やワインのランクがどうも迎える相手によって差がある。それも、同じ国の元首であっても、人によって最高級の扱いを受ける人もいれば、なんでこんな組み合わせを?という扱いを受ける人もいる。そこに気づいた著者は、エリゼ宮の食事は単なる華美なものではなく、政治そのものではないかと見定めて調査を開始する。

 明らかになったのは、エリゼ宮の食卓は、政治そのものという現実だった。

 一強として名を轟かせるアメリカ大統領でも、例えばパパ・ブッシュとクリントンではワインのランクが明らかに違う。何故か。天皇が訪仏した際には、信じられないほどの厚遇を示してくれたという。何故か。

 それらの謎は食事の内容から現れ、そして政治的な背景や個人的な思いから読み解かれていく。西側の一員としてありながら決してアメリカ一辺倒にはならないフランス。独自の外交を担保するため核兵器を保持し、存在感を示し続けるこの国がどれほど緻密な関係性の中で生きてきたか。細心の注意を重ねられた食事からそれが窺われる。

 本書はシラク大統領の時代まで、とりわけジスカール・デスタン、ミッテラン、シラクの各大統領をメインで扱っているが、三者三様でありながらいずれも食事における政治を軽視しない。彼らの意思は厨房へ精確に伝えられ、それを実現するために料理人たちが奮闘する。ダイナミズムとは無縁の、どちらかというと綿密で緻密な準備がものを言う世界。それだけにピリピリとした緊張感が伝わってくる。

 フランスの奥深さを感じさせるのが魅力。なにせ、食事とワインだけではなく、それを演出するための美術や音楽にまで、大統領の指示がくだされるというのだ。無教養な人間では務まるまい。華麗な外交の裏を見せてくれる
一冊。


 それはそれとして、いろいろなワインを飲んでみたくなるのが困る。もちろん、ここで取り上げられるような高級ワインになんか手がでないんだけどさ。
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ノンフィクション | 2012/08/05(日) 22:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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