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![]() | ジェイムズ・ジョイス殺人事件 (角川文庫) (1994/12) バーソロミュー ギル 商品詳細を見る |
評価:☆
ブンガクに憧れる気持ちが私にも残っていたのであろうか。ジェイムズ・ジョイスの名に反応して読んでしまった。が、ジョイスを読んだことのない私には、かなり珍紛漢紛だった。
物語は、警官である主人公の自宅にみすぼらしい中年女性が訪ねてきたところで幕を開ける。どう見ても労働者階級の妻としか見えないその女性は予想通り労働者の街に住んでいるというのだが、なんとその夫は大学教授、それもジョイスの世界的な研究者だと言う。
夫が行方不明になったと言いながらも夫の死を確信した様子の女性を問い詰めると、驚いたことに自宅には夫の刺殺体がある、というのだ。
誰が、何のために殺したのか。それよりも、なぜ女性は夫の死を隠していたのか。
捜査を進めるうちに出てくるのは、被害者のグルーピーやら同僚かつライバルやらの怪しい人々。ついでに、どうやらジョイスの代表作『ユリシーズ』と現実の事件になんらかの関係がありそうで、捜査のために小説を紐解かなければならぬとあって、主人公の苦労は絶えない。
といった感じで、ジョイスの作品を好む方であれば十分に楽しめるのではないだろうか。不幸にして無教養な私には理解できないというより、世界観が合わなかった。
それにしても文章が酷い。勿体ぶった文章で、倒置法がやたらと多用されているので読みづらいことこの上ない。まさか、原文を構文の順に訳したんじゃないだろうな。それさえマシだったらもう少し評価が高くなっただろうに。
この被害者の妻はどうして警察じゃなくて主人公のところに来たのか。その謎は全く分からなかった。伏線かと思ったんだけどなあ。投げっぱなし?
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クォーク、クォーク、クォーク
> クォーク、クォーク、クォーク
流石、教養豊かですね!
私は、クォークと言われると素粒子しか思い浮かばないダメのダメダメ人間です。。。
流石、教養豊かですね!
私は、クォークと言われると素粒子しか思い浮かばないダメのダメダメ人間です。。。
2012/07/24 火 22:45:03 |
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Skywriter #-編集
いえ、流石にフェネガンズは読破していないです。あれ、ファウストよりしんどいんですよw
> いえ、流石にフェネガンズは読破していないです。あれ、ファウストよりしんどいんですよw
その噂は存じております。
たかだか小説を読むのにわざわざ難読のものを選ぼうとは思いませんので私も未読です。
なので、本当かどうかは分かりませんが(笑)
クォークの名はフィネガンズ・ウェイクから取ったのでしたっけ。(うろ覚え)
科学者にも洒落者が居るものですね^^
その噂は存じております。
たかだか小説を読むのにわざわざ難読のものを選ぼうとは思いませんので私も未読です。
なので、本当かどうかは分かりませんが(笑)
クォークの名はフィネガンズ・ウェイクから取ったのでしたっけ。(うろ覚え)
科学者にも洒落者が居るものですね^^
2012/07/31 火 22:49:18 |
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