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1067冊目 裁判長!話が違うじゃないですか-国民に知らされない裁判員制度の「不都合な真実」

裁判長!話が違うじゃないですか-国民に知らされない裁判員制度の「不都合な真実」 (小学館101新書)裁判長!話が違うじゃないですか-国民に知らされない裁判員制度の「不都合な真実」 (小学館101新書)
(2009/04/02)
池内 ひろ美、大久保 太郎 他

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評価:☆☆☆


 日本の裁判の異様さ(起訴されればほぼ100%有罪だったり、刑が社会常識とかけ離れて軽かったり)は、改善を求める国民の声となり、それは裁判員制度を含む司法改革となって結実した。

 しかし、その行き着いた先は、理想とは掛け離れた稀代のダメ法となってしまった。

 裁判員には負担が大きく、しかも被告にも不利な点が少なくない。3日を目処に一つの事件を区切るとなると、複雑な事件は全容を解明するなどできないだろう。となると、検察の作り上げたストーリーを追認するか棄却するか、どちらかしか無くなる。どちらに比率が傾くか、ちょっと想像してみて欲しい。

 裁判員への負担は、過酷な守秘義務に代表されるだろう。なにせ、そこで知ったことは生涯に渡って口外してはならないのだ。違反したら6ヶ月以下の懲役刑または50万円以下の罰金刑に処される。酔っ払って、「俺、こないだの裁判員裁判で死刑に賛成したよ」と言おうものなら前科者だ。それだけの覚悟が要求されるのでありながら、裁判員は拒否できない。しかも、遭遇するのは殺人や放火といった重大犯罪だ。

 問題だらけのこの法律を、優しい語り口で批判しているのが本書。おそらく、一通りのダメなところが分かるようになっている。問題の在り処を知るにはうってつけだろう。

 タイトルは明らかに『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』を意識している。柳の下に、はてドジョウは何匹いるのやら。読みやすいのは評価できるが、やや感情的になりすぎているようなところが気にはなった。

 取り分け、裁判員制度を批判するばかりに裁判官に拠る裁判を擁護しすぎている。

 元裁判官だった大久保さんは大威張りで精密裁判だの資料の読み込みで緻密な判断ができるだのと言っているが、ではこの直前で紹介したばかりの『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 (講談社文庫)』にあるような、検察以外の誰も詐欺とは思えない事件で100日以上も外界から切り離され、有罪とされてしまう人が出るのをどう説明するのか。裁判員なら検察の言う通りにはならない。なぜなら、検察の意見と対立しても自分の出世には関係ないからだ。

 裁判員制度に問題が山積みなのは間違いないし、その理論的な面はそれこそ大久保さんの指摘する通りではあろう。だから、裁判員制度に反対なのは分かる。でも、こんな愚法が成立するはるか前に、国民の信頼を得られるような判決をきちんと出すのが必要だったのではないか?

 問題のある法律が生まれてしまった背景にまでできれば踏み込んでもらいたかった。それでも、裁判員に選ばれてしまう前に、目を通しておいた方が良い類の本ではある。


関連書籍(?):

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
(2006/07)
北尾 トロ

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ノンフィクション | 2012/07/12(木) 23:37 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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タイトルを見て、私もてっきり、北尾トロさんが書いたものかと思ってしまいました。
こちらは、北尾トロさんや阿蘇山大噴火さんのような裁判膨張録ではなく、もっとまじめな(?)裁判員制度について論じたものなのですね。
しかし、裁判員制度に限らず、年々、法律や制度が増えていって、どんどん複雑な社会になっている気がします。
劉邦の法三章のような簡潔な社会というのは望むべくもないのかもしれないなぁ、と新しい制度(と言っても裁判員制度も始まってから3年くらい経ちますが)について書かれた物を見ると、その度に思ってしまいます。
2012/07/15 日 01:15:12 | URL | kappa1973 #-編集
> タイトル

明らかに狙ってますよね(笑)
注意を引くのには適したやり方かも知れませんが・・・・・・

> どんどん複雑な社会に

技術の進歩やら社会の変化があるので、法律もどんどんパッチ当てに
なってしまうのは仕方がないのでしょうね。
私としては、原理原則を守って欲しいと思うところです。

あとは、理系の人間として、理系のセンスで語れる人がトップに居て欲しい
なあ、といったところですが。。。
2012/07/16 月 02:10:30 | URL | Skywriter #-編集
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