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1052冊目 ボトムズ
ボトムズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)ボトムズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2005/03/24)
ジョー・R・ランズデール

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評価:☆☆☆☆


 老人ホームで死を待つばかりのハリーの思いは過去に飛ぶ。1930年代、まだ自分が11歳で妹のトマシーナ(男の子っぽいのでトムと仇名されていた)が9歳だった頃。

 怪我を負ってしまった飼い犬を安楽死させるために向かった森で、ハリーとトムは裸で全身を切り裂かれた黒人女性の無残な遺体を発見する。子供たちは伝説のゴート・マンの仕業を疑い、闇の中を這々の体で逃げ帰る。

 治安官である父親は捜査に乗り出すが、激しい黒人差別がその前に立ち塞がる。『奇妙な果実』そのままに、黒人が白人相手に何かをしでかしたらリンチされた上に木に吊るされ、燃やされるのが当たり前の社会。まだKKKの影が見え隠れする頃のこと。黒人女性が、それも後に判明するが、売春婦の黒人女性が殺されても、誰も興味など持たないのだ。

 主人公の父はそんな黒人差別を良くないものとし、常々そう振る舞ってはいる。しかし、それでも社会の風潮から完全に自由ではなく、黒人だからという理由でどこか疑いを持ってしまう面もある。

 こうした矛盾を抱えているのが普通の人間で、著者はそれを見事に活かしている。

 大学教育など受けていなくても、自分の子供と向きあって人生はいかにあるべきか教えようとする姿には胸が打たれるシーンも多い。

 低湿地帯(ボトムズ)を舞台にした、濃密な湿度と闇が恐怖を盛り上げる。群れなすヌママムシ、ゴート・マンの影、そして殺人犯。主人公たちの感じる怖さが伝わってくる。

 本書はハリー少年の成長物語であると同時に、親密でありながらも緊張がある(普通の家庭はそうだと思うが)の再生の物語でもある。ミステリに分類されながら、殺人事件の謎解きと言うよりも、時代の雰囲気を切り取った人間ドラマとして面白かった。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞というのも頷ける。ミステリの枠を超えた社会派小説。
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推理小説 | 2012/05/28(月) 22:43 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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