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1051冊目 風の中のマリア
風の中のマリア (講談社文庫)風の中のマリア (講談社文庫)
(2011/07/15)
百田 尚樹

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評価:☆


 異色の小説である。なにせ、本書の主人公であるところのマリアはオオスズメバチなのだ。昆虫界で最大級の捕食者であるこの狩り蜂の生涯を通して、オオスズメバチの生態を記したのが本書。

 本書の面白さは、生物が生きる上で取る、時に残酷だったり時に感動的だったりする行動そのものにある。

 例えばニホンミツバチが編み出したスズメバチへの対抗策である蜂球。これは、スズメバチが46℃までしか耐えられないがニホンミツバチは48℃まで耐えられることを生かし、筋肉運動で48℃に体温を高めたニホンミツバチがスズメバチを取り囲んで蒸し殺す手段だ。この僅か2℃の差を見つけ出し、防衛戦略として用いるのだから自然の妙には驚かされるばかりだ。

 また、社会性昆虫と言われるハチやアリ、シロアリがなぜ女王を中心とした群れを作り、ワーカーが自分の子供を残さないのかという不思議。これも、遺伝の理論で説明がつく。なんと、子を生むより自分の姉妹を育てる方が自分の遺伝子を広めるには役に立つのだ。

 こういった事実が小説内において、昆虫同士の会話として出てくる。

 いや、事実としては面白いよ?でも、小説としてはどうなの?と何度も思わされた。ハチ同士がゲノムを残すための戦略を話し合うシーンなんて、面白いか面白く無いかというよりも、唖然とするか茫然とするかの選択に過ぎない。

 致命的だったのは、私はこのあたりの事実については知っていたということ。面白さが事実をトリビア的に紹介する点にある小説で、事実の部分を知っていたら、何を楽しめば良い?

 あとは、ハチに限らず、虫をいちいち擬人化してあるのが私の好みではない。

 事実の面白さを広めたいなら、もっと客観的な書き方もあったと思うのだが、そういう手段を著者は取らなかった。だから小説としては酷評されて然るべきである。ただ、虫の生態に興味はあるが知識はないという段階の人には向いているかもしれない。例えば、子供が10歳位だったら与えれば自然の不思議に感激しながら読むのではないか。

 著者の想定している読者の知識量と、私の知識量に乖離がありすぎただけかもしれないが、少なくとも私はこの小説を高く評価はできない。ただ、巻末に幾つか資料的に事実を連ねてあるページがあるので、そこだけは評価したい。
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その他小説 | 2012/05/25(金) 20:36 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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