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1036冊目 騎馬民族は来なかった

騎馬民族は来なかった (NHKブックス)騎馬民族は来なかった (NHKブックス)
(1993/09)
佐原 真

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評価:☆☆☆☆


 本書が扱っている話題は、ちょっと古い。

 江上波夫が唱えたのが騎馬民族征服王朝説。朝鮮半島を経由した騎馬民族によって古代の日本は征服された。その証拠として、魏志東夷伝に記される倭人の条においては牛馬なしとされているが5世紀以降から見られ有用になること、古墳への埋葬方法や副葬品が急激に変化すること等を挙げている。

 その騎馬民族征服王朝説に真っ向から立ち向かったのが本書。江上の挙げた根拠はいずれも決定的なものとはいえず、粗が目立つとする。こういうのは、批判する方が微に入り細を穿つ傾向があるため、面白さは細部に宿ると思う人にとってはより楽しめることになる。

 本書でも、かなり細かい論点まで踏み込んで、副葬品の変遷やら古墳への埋葬方法やらを語っているので、そうした知識をほとんど持たない私にとってはなかり知的好奇心を刺激された。

 特筆されているのが、去勢について。騎馬民族と言ってもどのような馬に乗るかは異なる。牡なのか、去勢牡なのか、牝なのか。雄を使うとなると、発情した雄が戦場では手に負えなくなる場合があるので細心の注意が必要となる。発情した牡は牝に強く誘引されてしまうため、獰猛となり人間にした側亡くなってしまうのだ。だから、騎馬民族は基本的に去勢文化を持つ。日本に去勢文化がなかったことは逆に日本に騎馬民族が来なかったことを意味するわけだ。

 批判するために、様々な分野に話題が移るのが楽しい。気がついてみると文化論やら技術論やらになっていて、世界史と文化史を合わせた感じになってくる。血の結びつきの面白さだろう。

 私としては、去勢が日本には導入されなかったことから、騎馬民族の征服説は怪しいと思う。秦氏に代表されるような、大陸に起源を持つ有力者が日本にやってきたことは事実だろうし、個人的には天皇家の先祖がそうであったとしても不思議はないと思う。というか、天皇の一族はどう転んでもアフリカ起源だし、何処を経由したかという問題だろうし。

 ともあれ、壮大な仮説で、それはそれで魅力のある騎馬民族征服王朝説がなぜ定説となっていないのか、上手く説明できていると思う。興味がある方には是非お勧めしたい。



 それにしても、去勢についての話には参った。手段についてもきっちり書かれていて、その手の痛い話が苦手な私は慄きながら読んだのだけれど、その章が過ぎたら腕に全然力が入らなくなっていた。きっと、昔の日本人も、同じような理由で去勢を導入しなかったんじゃないかなあ。と、適当な妄想を抱いてみたり。


関連書籍:

ウマ駆ける古代アジア (講談社選書メチエ)ウマ駆ける古代アジア (講談社選書メチエ)
(1994/03)
川又 正智

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その他歴史 | 2012/04/21(土) 21:48 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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>批判する方が微に入り細を穿つ傾向があるため、

この文章から真っ先に思い浮かんだのは、山本弘の「環境問題のウソのウソ」です。

ともあれ、これは非常に興味深い話題ですね。騎馬民族渡来説は定説とばかり思っておりました。去勢の話は尻がゾクゾクしそうですw
2012/04/22 日 09:28:41 | URL | ゲッター #-編集
>山本弘の「環境問題のウソのウソ」
まだ読んでないのですよね。
環境問題にはグリーンピース系のかなりアレな人が大量に流入してしまったり、
反発の余り問題を無視したり容易に解決できると主張する人がいたりで、
まともな議論を見分けるのが難しくなっていたりするので注意が必要ですね。


>騎馬民族渡来説は定説
定説というわけでもなさそうです。
が、縄文人から弥生人に変わる際には(騎馬民族かどうかは別に)かなり
大きな変動があったのは間違いないでしょうね。
今後も進展を見守るのが楽しみです。


>去勢の話は尻がゾクゾクしそうですw
痛い話が苦手な人にはお勧めできません(笑)
流し読みが良いかと。。。
挟んで潰すとか、ああ、もうその字面を見ただけでも力が抜けてきますです。
2012/04/23 月 22:15:09 | URL | Skywriter #-編集
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