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1021冊目 シュメル-人類最古の文明

シュメル神話の世界―粘土板に刻まれた最古のロマン (中公新書)シュメル神話の世界―粘土板に刻まれた最古のロマン (中公新書)
(2008/12)
岡田 明子、小林 登志子 他

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 人類の文明で最も早く都市化を遂げた、シュメル。人類最古の都市の人々はまた、人類最古の物語をも生み出した。ギルガメッシュ叙事詩と呼ばれるものである。

 きっと、ギルガメッシュ以前にも、世界各地で物語が語り継がれていたと思う。しかし、それら口承の物語は、証拠として残らないまま歴史の中で消えて行った。ギルガメッシュ神話が人類最古の物語とされるのは、単にシュメルの人々が最も早くに文字を持ったためにほかならないと思われる。都市を築くには文字が不可欠だろうから、そう不思議なことではない。なお、シュメルで楔形文字が使われた始めたのは、紀元前3500年前頃と推測されている。

 ギルガメッシュ神話が特筆されて然るべきなのは、最古の物語であるという事実に加え、人類の普遍的な価値観を体現している点にあろう。即ち、死への恐怖である。ギルガメッシュは友人のエンキドゥを失ったことから死への恐怖に怯え、不死の妙薬を求めて彷徨う。あと一歩の所で不死を得られるところまで行きながら、結局は手に入れる事叶わず、失意に沈む様は他の文化でも幾らでも見られるものだろう。

 だが、何と言っても、ギルガメッシュの旅の中で語られる大洪水こそが有名だ。神々が洪水で世界を滅ぼすというストーリーは、ユダヤ教を経てキリスト教に受け継がれ、世界中が知るようになっている。

 こうした興味深い数々の神話を生んだシュメル文化はどのようなものだったか。粘土板が残りやすいという性質も手伝い、多くのことが明らかになっている。多神教で、神と都市が密接に結びついていたこと。神はどのような性格付けをされ、何を望み、どのように地上(人類)へ影響を及ぼすか。

 多神教はいずれもそうだと思うが、実に人間らしいのが良い。互いに惹かれ合ったり、揉め事を起こしたり、嫉妬したり。それらの神話的な出来事が、社会を説明するためのツールになっているので、自然観も透けて見える。そこが神話・伝承の面白さだと感じている。人類最古の都市文明を作った人々が、編んだ物語には、今の我々が読んでも面白い点が多々あってもおかしくない。新書らしく、専門に深入りしすぎないように、なおかつ面白さの要点は押さえてある、バランスの優れた好著である。



関連書籍:

シュメル―人類最古の文明 (中公新書)シュメル―人類最古の文明 (中公新書)
(2005/10)
小林 登志子

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その他歴史 | 2012/03/05(月) 22:08 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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初コメントです^^
しかし、ものすごく沢山の本を読んでいらっしゃいますね!
僕も最近頑張って読む事を心がけていますが、読むのが遅くてブログで紹介するのにも時間がかかってしまいます。
まぁ、ぼちぼち更新できればと思っています
2012/03/07 水 00:17:13 | URL | 恋のぼりお #-編集
恋のぼりおさん、コメントありがとうございます。

私の場合、面白いから濫読しているだけで、威張れたものではありません^^;
むしろ、一冊一冊との邂逅を大切にする方が、優れた読み方かも知れません。
自分に合った読み方をなさるのが一番かと思います。

このブログが、恋のぼりおさんの本選びの参考になれば幸いです^^
2012/03/07 水 20:58:14 | URL | Skywriter #-編集
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