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1013冊目 人類の足跡10万年全史

人類の足跡10万年全史人類の足跡10万年全史
(2007/08/31)
スティーヴン オッペンハイマー

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評価:☆☆☆


 人類はアフリカで誕生した。今でも、アフリカ以外に住む全ての人よりアフリカに住む人の方が遺伝的多様性に富んでいることがその証拠である。遠い昔に我々の先祖は誕生の地であるアフリカを後にした。そして、ヨーロッパやアジアは勿論、オーストラリアやアメリカまで生息地を広げてきたのだ。

 祖先が辿った遙かな旅路を追跡するには化石や遺物に頼るしか無かった。しかし、木や土から作られた遺物は失われやすいし、海辺の遺跡は海水面の上昇によって海に沈んでしまう。

 新たに登場したのが、遺伝子を使った研究である。とりわけ女系にだけ伝わるミトコンドリアの遺伝子と、男系にだけ伝わる性染色体Y遺伝子によって、多くのことが解き明かされつつあるのだ。

 その一つが、出アフリカは一度だけだったこと。何度か出アフリカは試みられたようだが、様々な要因で、その試みは失敗したという。ここまでは私も知っていたのだが、出発の地がエジプトではなかった可能税の示唆には驚いた。中東の砂漠が人類の進出を阻んだ、というのである。では、どこから人類の雄飛が始まったのか?それは、紅海だ、と著者は指摘する。

 欧米の研究者には、この頃の人類はまだ進化が不十分で、精巧な道具の製作や美術への感心はヨーロッパで花開いたとする一派がいるそうだ。著者はこれらの説を強く批判する。出アフリカが一度きりの出来事だったとすれば、世界中の人類が持つ絵画や音楽への関心や、道具の使用はアフリカ時代にまで遡ると考えるのが自然だろう。どこの地にも偉大なものは全て我々の先祖が産み出したのだと信じる人がいる、ということだと思うとちょっとおかしい。

 遺伝子の変化はどこで起こり、その集団はどこへ移動したのか。これは、例えば日本人の先祖はどのようにしてアフリカから日本までやってきたのか、という問いに換算すればその面白さも分かろうというもの。人類の冒険を解き明かす壮大な営みは推理小説を読むような面白さがある。


 それにしても、この訳文の酷さはなんだろう。無駄に長い文章のせいだろうか、ひたすら読みにくい。はっきり言って、ハードカバーで3行に渡る文章は今ならもれなく悪文です。小説の技法というなら兎も角、ノンフィクションでそれは無い。何度も同じ文章を読み直していたらやたらと時間がかかった。面白い内容を扱っているのにイマイチ引きこまれなかったのは本当に残念。

 このテーマに興味を持たれた方には、むしろ『アダムの呪い』と『イヴの七人の娘たち』をお勧めしたい。

関連書籍:

アダムの呪い (ヴィレッジブックス)アダムの呪い (ヴィレッジブックス)
(2006/12)
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イヴの七人の娘たち (ヴィレッジブックス N サ 1-1)イヴの七人の娘たち (ヴィレッジブックス N サ 1-1)
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生物・遺伝・病原体 | 2012/02/19(日) 22:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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