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1011冊目 人はなぜ裏切るのか ナポレオン帝国の組織心理学

人はなぜ裏切るのか ナポレオン帝国の組織心理学 (朝日新書)人はなぜ裏切るのか ナポレオン帝国の組織心理学 (朝日新書)
(2009/05/13)
藤本 ひとみ

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評価:☆☆☆☆


 歴史を彩る数多の英雄と同じく、ナポレオンはその波乱に満ちた人生において幾度かの裏切りに遭っている。本書では、その内の7人を取り上げ、どうして彼らがナポレオンを裏切るに至ったかを説いている。取り上げられているのは、下の7人。

 ナポリ国王ミュラ
 警察大臣フーシェ
 元帥マルモン
 外務大臣タレイラン
 警視総監パスキエ
 元帥ベルティエ
 コルシカの英雄パオリ

 彼らが裏切りへと導かれていったのは、ナポレオンの為政者としての姿勢に彼らがとても従えなかったからではないか、と感じさせられた。

 コルシカに生まれた、容姿にも知性にも教養にも恵まれなかった小男が権力を握り続けるには、己の最大の才覚を発揮できる戦争を続けるしか無かった。その一方で、理想の国家を形作る、あるいは安定と平和を希求する者がいる。利害は衝突せざるを得ない。

 それでも長期的に見て、ナポレオンが彼らの目指す社会を作り上げられるのであれば、反逆は起こらなかっただろう。しかし、ナポレオンの自己評価からして、相容れる方法は無かったのではないだろうか。唯一可能だったのは、ナポレオンがヨーロッパ全土を支配することだけだろうから。

 こうしてみると、ナポレオンの凋落は必然に思えてくる。栄光から破滅へ向かう局面で、誰が命を賭して忠誠を尽くすか、誰が新たな路を進むのか、それが分かれただけではないか。そして、新たな道を模索した者には、裏切りの名が冠されてしまう。特にフーシェやパスキエ、ベルティエと言った人々の項を読んでいて、そう思ったものである。

 深く掘り下げながらも、自分の思い込みに流されない冷静な筆致が素晴らしい。本書の性格上、ナポレオンの事績をトータルで知るには向いていないが、ナポレオンの後半生の姿を垣間見るには向いているだろう。

 著者の藤本ひとみさんは、フランス・ナポレオン史研究学会の日本人初会員との由。研究成果も十分に生かされているであろうことを実感させられる、素晴らしい作品。



関連書籍:

ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789―1815 (講談社学術文庫)ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789―1815 (講談社学術文庫)
(2009/08/10)
鹿島 茂

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ナポレオンを創った女たち (集英社新書)ナポレオンを創った女たち (集英社新書)
(2001/10/17)
安達 正勝

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その他歴史 | 2012/02/13(月) 22:32 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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