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991冊目 巨大翼竜は飛べたのか-スケールと行動の動物学
巨大翼竜は飛べたのか-スケールと行動の動物学 (平凡社新書)巨大翼竜は飛べたのか-スケールと行動の動物学 (平凡社新書)
(2011/01/15)
佐藤 克文

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評価:☆☆☆☆☆


 『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待』で、データロガーという武器を引っさげ、地上からの限られた観察ではすべてを把握することなどできない動物の生態を明らかにした著者が、更に新しい実験結果でパワーアップして帰ってきた。

 前著では、ペンギンとクジラという、種もサイズも食べものも異なる生物が、同じほぼ同じスピードで泳ぐという、意外な事実を紹介していた。ところが、本書では、この結論の否定から始まる。総論として、秒速1~2メートルで泳ぐというものは変わらないが、それでも種の中で比べてみると、サイズの大きい種の方が小さい種より速く泳ぐ、というのだ。

 本書で提示されているグラフを見ると、確かにペンギン類の中ではサイズが大きくなるほど遊泳速度は速くなるようだ。何故そのような違いが現れるのか。その背後には、物理的な根拠がある。その根拠を素人にも分かりやすく(入門書ゆえ、数式を用いずに)説明してくれているので、説明に筋が通っていることが分かる。

 得られた結果そのものも面白いのだが、その理由もきちんと説明するところは前著に共通する良い点だ。パワーアップしているのは、扱う動物が水棲動物だけではなく、鳥類にも拡大されているところ。

 ウミガメやマンボウでデータロガー回収の見込みが経てば、次は鳥。そんなわけで、国内外の鳥類調査に乗り出す。その好奇心の広さは驚くばかりだ。悪く言えば節操がないのだろうが、こういう横断的な研究は、きっと動物学の世界に新風を吹かすに違いない。

 その好奇心の行き着く先は、既に絶滅した翼竜。タイトルには翼竜が冠されているが、実際に翼竜を論じているのは最終章のみ。だが、翼竜の項に辿り着くまでに、様々な知見が積み重ねられているので、著者が翼竜がどのような生物だったと考えているかがわかりやすくなっている。その結論は、翼竜は仮に古生物学者が提示しているサイズと重さが正しいならば、空を飛べるわけがない、ということだ。一方で、翼竜が空を飛べなかったわけがない(飛べなければ翼は無用の長物となり生存競争に不利になってしまう)。では、翼竜はどうしていたか?その答えは是非本書を見て欲しい。

 新たな面白い知見に加え、データを取るための苦労を織り込んでいるのも嬉しい。押しかけてきた女子学生に無理難題を吹っかけるつもりが見事な成果になって返ってきたり、鳥のデータを集める時には手を散々につつかれて生キズが耐えなかったり、講演でアメリカに行ったら用意されていたホテルがインド人と同室で、自分は熟睡したけどインド人は眠れなかったみたい、といった、研究にまつわる思い出話が楽しい。生物の素晴らしさと不思議さ、そして研究の楽しさが生き生きと書かれた、格好の入門書だと思う。


関連書籍:
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)
(2007/08)
佐藤 克文

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生物・遺伝・病原体 | 2011/12/05(月) 22:34 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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