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977冊目 日本を降りる若者たち
日本を降りる若者たち (講談社現代新書)日本を降りる若者たち (講談社現代新書)
(2007/11/16)
下川 裕治

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評価:☆☆


 どんな社会でも、そこに適合できない人はいる。先進国でも、途上国でもそうだろう。そんな時、どうすれば良いか。多くの人は、不満を抱きながらもその社会でなんとか折り合いを付けようとする。一部の人は、働かずに自宅に篭る。そしてある人々は、外国へ逃げる。

 本書はこの最後のグループである、日本を捨てて外国へ逃げた若者たちの姿を追っている。

 こういう場合、大勢の若者を調査して共通点を探る方法と、個人個人の背景を丁寧に掘り下げる方法の2種類があると思うが、本書が採用しているのは後者の方。著者が直接に知っている数人の若者の現在と過去を紹介することで、日本を捨てた若者たちがどうしてそうせざるを得なかったのかを明らかにしている。

 上述のやり方をしているため、統計的な検証に耐えられるものではなく、エピソード集になってしまっている点は否めないが、逆に統計的に見ると抜けてしまう個人個人の思いの丈が伝わってくるのは利点。自然に彼らの選択した経緯を知ることができる。そして、その他にも多くの似たような若者がいるのだろうということも推測できる。

 一方で、では社会をどうしていくかということを論じようとすると、統計が無いことが弱点になる。ある個人が日本を捨てたとして、その個人を何が何でも日本で生きて行けるよう社会を変えよう、とはならない。例えば、一番大きな理由が家族との軋轢だったりすると、まさか国家が家庭に介入して親の教育方針やら家庭環境を変更させるわけにも行くまい(明白な犯罪行為がある場合は除く)。

 正直、私だってやってられないと思うことは少なくない。1日15時間くらいの勤務が連日続いた時とか。でも、守るべきものも自分の意思で作ってしまったし、踏ん張るしか無いなあ。まあ、下には下がいるのも分かってはいるし。そういう立場からすれば、日本のこの労働環境から逃げたい人の気持ちは理解できる。一方で、働かずに日々を送ることに慣れてしまっている姿は、私の価値観からは少なくとも素晴らしいとは思えないのも事実。いや、資産があって働かないなら良いんだけどさ。そんなわけで、出てくる人々を理解もできないし、共感もできない。それを訴える本でも無いためというのもあるだろうが、どうしても遠い世界の出来事に思えてならなかった。
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ノンフィクション | 2011/10/11(火) 22:33 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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