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949冊目 贋札(ニセサツ)の世界史
贋札(ニセサツ)の世界史 (生活人新書)贋札(ニセサツ)の世界史 (生活人新書)
(2004/06/11)
植村 峻

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評価:☆☆☆☆


 紙幣が現れる前、通貨は多くの場合、貴金属で作られていた。その稀少価値故に、民間での模倣ができないためだ。

 問題は、経済が発展した場合である。流通する通貨が経済実態に対して少なすぎるとどうなるか。答えは簡単。貴金属の含有量を減らして、かつ貨幣価値は同じという小手先のテクニックが大活躍することとなる。例えば、今まで金1gの金貨の価値を1000円としていたのを、0.5gで1000円ということにすれば、差し引き0.5g分が浮く、というわけだ。

 だが、これらの政策は世界各地で見事に失敗した。貴金属含有量の重い古い貨幣が貯めこまれ、市場には含有量の少ない硬貨が溢れることになる。なにせ、先の例で言えば、古い1gの金貨を使っても1000円なのに、上手いこと1gの金貨を加工すれば0.5gの金貨2枚が得られるのだ。贋金が横行するのも当然だろう。なので、これをやるとインフレが起こる。後漢末期、権力を握った董卓が将にこれをやり、ハイパーインフレを引き起こした。尚、こうした現象を指して”悪貨は良貨を駆逐する”という。

 困ったことに、貴金属には量的な制限がある。そこで、硬貨に変わって紙幣が登場する。

 ところが、紙幣は貴金属より更に贋金を作るのが容易なのである。貴金属はそもそも絶対的な量が少ない。だから、通貨足り得た。印刷すれば金になる紙幣が贋札を生み出したのも無理のない話だ。

 本書はその贋札の歴史を追いかけている。本書によれば、世界で最初の通貨が出てすぐに、もう贋札が出始めたという。その後、世界各地に紙幣が広がるのと全く軌を一にして、贋札も世界へ広がっていった。今は世界の基軸通貨たるドルを中心に、贋札が作られているという。

 贋札を作られてはたまったものではないから、贋札を防ぐ工夫も技術の進化に伴って高度化している。どのような技術が盛り込まれているのかを知るのも楽しい。そうした努力を上手く掻い潜って贋札を作った人々の姿も楽しめる。そう。本書は、贋札作りの犯人と、贋札を作らせ無いよう努力を重ねると同時に犯人を捕らえようとする官憲の戦いの歴史として読むことができるのだ。

 また、興味を惹かれたのは戦時プロパガンダ。紙幣が、それがあからさまな偽物であっても人目をひくことを利用し、紙幣を表面に印刷し、裏面にプロパガンダを記したものをばら撒くという作戦が幾つも行われているらしい。イラク戦争でも使われた、というのはなんとも興味深いではないか。 その他、二次対戦時に行われた諜報戦の一環としての偽札作り等、好奇心を刺激する話題に溢れていた。とても楽しく読むことができた一冊。
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ノンフィクション | 2011/07/12(火) 23:20 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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