カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

948冊目 量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ
量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ
(1997/12)
デヴィッド リンドリー

商品詳細を見る


評価:☆☆☆


 理系の学問を修めていない方にとって、理系の学問は決定論的なモノではないかと感じられるのではないだろうか。月にロケットを送り出すのだって、重力理論から求められた方向に、必要なだけの推力を出してやれば、後は時間の問題。ただ、世界は余りにも複雑なので、数式で表すことが困難なだけ。そんな感じの。

 しかし、こうした決定論的な世界観は、量子力学によって決定的に打ち砕かれた。世界は決定論ではなくて、確率論でしか語れない。

 あれ?でも、ホントにそんなに確率論なの?今日の夜ビールを飲むかワインを飲むかはたまたサイダーを飲むかは確率で決まるわけではないと思うんだけどなあ。ロケットが月に到達するのだってさ。

 と思われる向きもあることだろう。安心して欲しい。確率論でしか語ることのできない奇妙な世界は、とてつもなく小さな領域でしか現れない。

 例えば、光や電子。これらは、粒子であるのと同時に波でもある。観測方法を変えると振る舞いも変わる。普通の論理と演繹が通用しない、実に奇妙な世界がそこには広がっている。だが、本書は奇妙に思われるところが思ったほどには奇妙ではないと唱える。本当か?と思って読んでみたら、やっぱり嘘だった。量子の世界は、今まで思っていたよりも奇妙だった。

 量子力学が奇妙だと言われてもピンとこない方に向け、最初にどのようなところが奇妙と思われているのかが説明されている。次いで、その奇妙な点が実験の不備や勘違いではないことが示されるのだが、ここで説かれる量子の振る舞いはもう本当に奇妙で、こんなにも不思議な論理がこれ程にしっかりした世界を作り上げていることに驚かされるほどだ。

 タイトルとは裏腹に、量子力学の不思議さを遺憾なく説明してくれていると思う。それも、数式はほぼゼロ。現象の面白さに話を絞っているので、一般読者でも安心して読める作りになっている。最終的に、”シュレーディンガーの猫”といわれる不思議が、実はそう不思議ではなく、我々の抱く一般常識とかけ離れたものではない、ということになるので、興味が有る方は是非読んで確かめてみて欲しい。



 以下、ちょっと残念な点を。

 訳者の松浦俊輔さん、本当に色々な科学書を翻訳されているその筋では有名な方で、私も少なからず読んできたのではあるけれども、文章読みづらいなあ。翻訳ならではの読みづらさというよりも、素人に分かりやすい文章がどのようなものか分かっていない感じ。私は平均的な読書人と比べて、平均よりちょっと低い程度のレベルの読み手ではあると思うが、普通に読んでは文意が把握できないところもあり、理解が進んだとは言えない。

 ジャーナリストの日垣隆さんが、読みやすい文章とはどのようなものかを論じているのを思い出したところ、結構な率で違反していそうな感じ。文が切れずにだらだら続くところや、複雑な構成を持つところは、その手の小難しさを有難がる読者層には有効かもしれないけれども、著者あるいは訳者の意図を相手に伝えようとするには邪魔にしかならないように思う。

 というわけで、恐らく私は本書の面白さのほんの一端しか覗けていないのだろう。ただ、それに付き合うだけの時間と頭脳が失われてしまっているので、残念ながらちょっと低めの評価になってしまった。
関連記事
スポンサーサイト

素粒子・宇宙論 | 2011/07/10(日) 23:20 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。