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941冊目 幽霊を捕まえようとした科学者たち
幽霊を捕まえようとした科学者たち幽霊を捕まえようとした科学者たち
(2007/05)
デボラ ブラム

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評価:☆☆☆☆


 幽霊と科学者。なんとも結びつきにくい単語である。まっとうな科学者たる物、そのようなオカルトに手を出すべきではない。そんな想いが強いからであろう。

 勿論、科学者が一方的にオカルト事象を排斥してきたわけではない。少しでも調べれば、この分野には数多の胡散臭いペテン師、詐欺師が跋扈してきたことが知れよう。”とんでもない主張にはとんでもない証拠が必要”という故カール・セーガンの金言は今も活きていると言っていいだろう。

 しかし、勇を鼓して、あるいは蛮勇を奮って、オカルトと言われる分野の解明に取り組んだ科学者もいる。本書は、そんな科学者たちの姿を追っている。

 正直、本書のタイトルを見たときには、幽霊の存在を信じたい(その想い自体は決して非科学的なものではない)科学者が、オカルトに手を染めたのではないか、思っていた。しかし、本書を読めば、そんな考えは甘かったことが分かる。

 彼らは心霊現象研究協会を組織し、霊の世界を探る探求に乗り出す。そのうちの一人であるリチャード・ホジソンは、懐疑的な研究者であり、当時本物の霊媒と騒がれたブラヴァツキー夫人のトリックを暴く等、オカルトハンターとしてその辣腕を振るった。

 しかし、彼らの前に、”本物の霊媒”が現れる。遂にホジソンまで、その力を認めざるを得なくなる。

 本書には、その経緯が詳述されている。どのようにして霊の研究が行われたか。彼らがどれだけ真面目にトリックが入り込む隙を潰そうと努力したか。これらを知れば、彼らがお目出度いビリーバーに過ぎないとは言えないことが分かるだろう。奇怪な現象の数々には正直驚かされる。

 その一方で、コールドリーディングのような技術については触れられていない。つまり、彼らの出した結論を、そのまま受け入れることはできないということでもある。

 私自身、本書を読んでも、死後の世界など存在しない、という従来の考えが覆されるには至らなかった。簡単な話で、霊の存在を示す証拠なるものは、千年一日の如くに霊媒の力を借りるしかない。仮に死後に霊となるということが客観的事実として存在するのであれば、霊の証拠(霊の波動でも、霊の物質的背景でも)は捉えられるはずだ。

 100年ちょっと前の物理学を考えてみて欲しい。当時は、物理定数を細かく計測する以上に残された仕事は無いと真剣に思われていた。そんな思い込みは、相対性理論と量子力学の登場によって木っ端微塵に打ち砕かれた。新たな素粒子や場の研究は飛躍的に進んでいる。

 翻って霊の世界を見てみよう。進歩は?何も無い。あるのはただ、手品師が再現できることばかりだ。これはおかしいと思わざるをえない。従って、まだまだ研究する余地があることについては認めないわけではないkが、到底事実とは考えられないというところ。

 それでも本書が面白いのは、大物が何人も顔を出すところだろう。マーク・トウェイン、アルフレッド・ラッセル・ウォレス、キュリー夫人やレイリー卿、(ちょっとお目出度い)コナン・ドイル等々。彼らの活躍を見ながら、霊の世界を探ろうとした過去の営みを眺めるのはそれなりに楽しかったことを告白しよう。

 方法論が悲しいほどに今と変りないことが、本当に残念。霊があるというなら、それを客観的に示せるような何かをだして欲しいと思わずに居られなかった。
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科学者 | 2011/06/09(木) 23:29 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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これは面白かったですね。科学史を読むにも似た感じで読みました。
ホジソンの存在もこの本で知りました。
なぜか最初はルイス・キャロル(チャールズ・ドジソン)と勘違いしてしまいました。キャロルは完全な心霊否定派でしたが。

それにしてもレオノーラ・パイパーは現存する資料が少なくて、まだ謎を解明したという話を聞いた事がありません。自分でも色々と考えて見たのですが、伝聞や資料が誇張、改ざんされているのではないかとしか思えないんですよね。

そういうのをあれこれ考えるのもまた楽しいのですが。
2011/06/18 土 22:47:49 | URL | ゲッター #-編集
ホジソンとドジソン、名前似てますね(笑)
ご指摘されて気付きました。

確かに、本書は異色の科学史と言える面があると思います。
科学者だから宗教や死後の世界を信じないということがあるわけでも無く、
現代でもIDを信じる科学者も存在し得るわけですから、こうした面を深く
掘り下げるのももっと有って良いかもしれませんね。

>誇張、改ざん
そうなんですよね。
もし死後の世界が現実に存在するなら、それは科学の対象になっていて、
既に何らかの実証的なデータがあると思うのですよね。
ところが、霊媒が本来知るはずの無いことを言い当てた、というだけでは
詐欺・ペテン・捏造等の入り込む余地が有り過ぎるように感じます。

実際のところがどうなのかは分かりませんが・・・・・・

個人的には、なぜこうした世界に理性のある人物までもが取り込まれていくのか
ということに興味があります。
2011/06/25 土 23:47:44 | URL | Skywriter #-編集
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