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Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
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1446冊目 悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く
悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く
(2006/07)
タラス グレスコー

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評価:☆☆☆☆☆


 あらゆる国は、何らかの形で国民の生活を制限する。法律と呼ばれるもので。その中には、食品や飲料の摂取を禁じるものもある。アルコールやニコチンを筆頭に、大麻やコカイン等の薬理効果のあるもの全般に加えて、道徳だとか経済的利益を守るために定められた法が。

 本書は、そんな決まりを破ってやろうという、苦労は大きい割に恵みの少ない冒険についてのノンフィクションである。道徳主義者は絶対に読まない方が良い(笑)

 かくして著者はノルウェーでアルコール度数96%もの密造酒を飲んだり、シンガポールでありとあらゆる悪事(自分の部屋で全裸で過すとかガムを電車の中で食べてみたりとか)を試したり、アメリカの基準では輸入が禁止される殺菌なしの全乳から作ったチーズを食べ、アブサンを飲み、チョコレートをつまみ、コカ茶を啜る。

 世界各地でアルコールが愛されているのは、"ワインには知恵が入っている。ビールには力が入っている。水にはバクテリアが入っている。"というドイツのことわざが象徴する。それも地域によっては不法行為だ。

 コカ茶には、当然コカインが含まれる。低量過ぎて決してオーバードーズにならないくらいに。コカインの問題は、特定のアルカノイドを極限まで純粋化することにある。同じことをニコチンやカフェインでやればどれだけ死者が出ることか。

 ボリビアの女性は、アメリカはドラッグ戦争と称して他国に正義を押し付けるより自国の問題を解決すべきと、こう指摘する。「(略)どうして国民の半分が、リタリンやプロザックやコカインでいつもラリっていなければならないほど人生に満足いないのかという問題をね」

 気がつけば、法は何の・誰のためにあるのか考えている自分がいる。確かに、著者のやっていることは法には背いている。そこで善悪を決める近視眼的な立場をとるなら、本書は悪へ誘う危険なものだだが、私は、人々が自然と付き合っていくにはどのようなスタンスが適しているかは難しく議論を積み重ねて行かなければならず、本書はその入口として優れたものだという立場を取りたい。
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ノンフィクション | 2014/05/15(木) 19:35 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1445冊目 三国志〈第7巻〉
三国志〈第7巻〉 (文春文庫)三国志〈第7巻〉 (文春文庫)
(2011/10/07)
宮城谷 昌光

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評価:☆☆☆☆


 劉備がそのズルさを遺憾なく発揮するのがこの巻に凝縮されている。

 赤壁で曹操を破った周瑜は荊州へ兵を進める。しかし、曹操はこの地に屈指の名将を留め置いた。曹仁である。彼の必死の抵抗により、周瑜は江陵に釘付けになる。

 その隙に劉備は荊州南方を制圧してしまうのだ。そして蜀に入り、騙し討ちと呼ばれて当然のやりかたで劉璋から国を奪う。

 やっている事はとても君子らしくない。それなのに、劉備を慕う人が多いのは本当に不思議だ。皇帝の一族を詐称しては居たが、それは力にならなかっただろう。なにせ、劉表と劉璋は正真正銘の皇族だ。ところが、彼らの配下から劉備に鞍替えする者が実に多かった。劉備は本当に不思議で面白い人だ。

 この時期はややこしくて、北方では曹操が更なる地盤固めとして隴西を撃つ。即ち、馬超と韓遂の反乱を誘うのである。残念な事に、小説では反乱を起こすことを予期した曹操が軍を向けて備えたことになっているが。

 面白いのは、馬超の反乱とその失敗が劉備の蜀攻略と密接に結びついているところ。

 さらにややこしいのは、珍しくやる気に溢れた孫権が何度も合肥を囲み、何度も敗退する動きもあること。これを一回で理解するのは大変ですよ。ただ、知っている人にとっては張遼の大活躍に目を見張る大チャンス到来!10万の軍勢を僅か800で退けた、屈指の名シーンだ。(分かっていても格好良いんですよ!)

 と、三国のどの陣営も力を伸ばし、いよいよ相克の時代が、来る。
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その他小説 | 2014/05/15(木) 18:31 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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