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評価:☆☆☆☆


 心臓が弱く、長くは生きられないことを覚悟しているヒロイン、里香。彼女は、ずっと病院ぐらしで学校だってろくに行ったことがない。そんな彼女は、ワガママだった。佳人薄命を地で行くヒロインと、彼女のワガママに振り回される男の子。うん、王道だ(笑)

 ところが、1巻でこそ傍若無人っぷりを遺憾なく発揮していたヒロインは、いつしかすっかりデレていた。なんと、可愛く「写真、撮って」とおねだりだ。

 一も二もなく引き受けた主人公、肝炎で入院中なのもなんのその、こっそり自宅に戻(ろうとしてしっかり看護師に見つかって、改造車で家に送ってもらった)り、親譲りの一眼レフカメラを投入。フィルム式というのが懐かしい。デジカメは便利だけど、小説の道具としてはフィルムカメラのもどかしさが良いね。

 ついでに、彼らは幼馴染の力を(無理やり)借りて、暴挙に出る。なんと、里香を学校に連れて行ってしまうのだ。だが、その前に生徒指導担当で柔道部顧問の鬼大仏こと近松覚正42歳が立ち塞がる!彼らの企みは成功するか?

 その顛末は爆笑モノなので、皆様には読んでもらうこととして、他にこのシリーズが面白いのは一冊毎にヒロインが大切にしている小説が出てくること。今作では、宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』。

 こんなにしてかけるなら、もう世界中だってかけれると、ジョバンニは思いました。

 何度もこのフレーズが繰り返される。恋に身を焦がした、無駄な万能感に溢れる若者の浮かれる気持ちを表現するのに、実にもってこいだ。恋愛経験と呼べるほどのものはろくに無い私だが、若いころが懐かしくなった。と言っても、何回その頃を繰り返したとしてもモテない人生を送ったのは間違いないけどね(笑)

 だが、浮かれてばかりの日々は続かない。彼女は、ついに手術を受ける。彼女が主人公に渡したのは、『チボー家の人々』。そして、4巻に続く。


 里香の手術は終わった。しかし、それは健康を取り戻せるというものではなかった。しかも、里香の母親に警戒された主人公は、彼女に逢うことすら叶わない。

 そして、前作で撮りまくった写真も、フィルムが噛んでしまってカメラから取り出すことすら出来ない。里香の拗ねた顔も、照れた顔も、イーだ!の顔も、冷たい機械に閉じ込められてしまった。そんな時、阿呆な友人の山西が見舞いにやって来る。それも、深夜に、忍び込んで。何のため?やけ酒を煽るためだ。おいガキンチョ、あと5年位早いぞ(笑)どうせ飲まないままどこかに送られるという高級酒を持ち込んでの宴会が始まる。

 平行して、すっかり弱ったヤクザな医者、夏目の昔語りが始まる。彼は、主人公と同じ立場だった。好きな女性と結ばれ、彼女の病を知り、そして彼女が徐々に弱って緩慢に死んでいくのを見守らざるを得なかった。その過去が。正直、彼はそこまで親しくない人に弱音を吐くようなキャラクターとは思っていなかったので意外だ。

 ともあれ、それは恐らく、里香と主人公の未来。配役は違っても、あたかも夏目の過去をトレースしたかのような未来が待っていると予感させる物語。

 やがて死ぬなら、恋愛やら何やらを諦めるべきなのだろうか?いや。そんなことはないはずだ。半分の月が輝くこの夜、主人公はついに決断する。相手の笑顔の中にこそ全てがある。そう思える相手に、思いを伝えるために。

 しかし、正攻法は禁じられている。となると?搦め手から攻めるしか無い!というわけで、ラブコメの後半部分がここで顔を出す。勿論、プロレスと甘いモノが大好きな巨漢にして好漢、世古口司の出番だ。彼が出ると、途端に物語が軽く、笑えるものに変貌を遂げる!行け、若者よ。と応援してしまう自分が居た。

 ただ、ちょっと引っ張り過ぎかなと性格の悪い読み手は思ったものであります(笑)。それでも、続きは読もう。
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その他小説 | 2013/12/19(木) 19:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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