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Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


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907冊目 虫の目で人の世を見る―構造主義生物学外伝
虫の目で人の世を見る―構造主義生物学外伝 (平凡社新書)虫の目で人の世を見る―構造主義生物学外伝 (平凡社新書)
(1999/11)
池田 清彦

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評価:☆☆☆☆


 とにかく虫が大好きな著者による、昆虫採集を中心としたエッセイ。なにせ、本人が好きで好きで仕方のない、しかも一家言ある分野を語るのは面白くなるはずなんですよ。

 アウトプットにはその10倍のインプットが必要とも言われるほど、ものを生み出すときの背景の重要さが語られるわけだけど、好きなことは自然と情報も経験も入ってくるものだから。というわけで、”虫の目で人の世を見る”というタイトルは間違っている(良い意味で)。実際には、虫屋の目で人の世を見る、といったところだろう。

 外国まで昆虫採集に行った話(しかも、同行者は養老猛さんだったりする)、子供の頃にこれまたやっぱり虫取りに夢中になっていた話、同好の士たちとの掛け合い、どれも読んでいて楽しくなる。

 他愛も無い内容といえばそうなのだろうけれど、エッセイの魅力はそういうところにある、と思う。書き手の感性が、読者を見たことの無い世界へと誘ってくれるところ。あるいは、知っていると思っていた世界に、新しくものを見る角度を教えてくれるところ。

 やっぱり池田清彦さんのエッセイはこういうのが良いなあ!もう、読んでいる途中からそう思えてならなかった。ただ、全編に渡って虫の話が繰り広げられるので、どうしても虫が嫌という方は止めた方が身のため、かも知れない。
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エッセイ | 2011/01/31(月) 23:15 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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906冊目 理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性
理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
(2008/06/17)
高橋 昌一郎

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評価:☆☆☆


 論理を突き詰めていくと、いろいろなところで限界にぶち当たる。

 例えば選挙。民意を完全に反映することができる投票制度は、原理的に存在し得ない。意外なようだが、ちょっと前に紹介した『選挙のパラドクス―なぜあの人が選ばれるのか?』にある、アローの不可能性定理によって証明されている厳然たる事実だ。

 科学もそうだ。極微の世界では、速度と位置を正確に知ることができないことが明らかにされている。位置あるいは速度を知るための観測そのものが対象に影響を与えてしまうのだ。極微の世界を扱う分野を量子力学というが、その予言する余りにも奇妙な世界は素直に納得することができないのは事実。

 こうした、既に証明された、理性では到達し得ない理想の高みをしっかり描くことができているのは本書の利点。

 一方で、本書は様々な立場の人が議論を行うという形式を取っているのだが、その形式を忠実に守ろうとしているため、議論を引っ掻き回すというか、余計な茶々を入れるというか、ともかく邪魔者がいるのが鬱陶しかった。”急進的フェミニスト”は議論をまぜっかえすことしかしておらず、著者のフェミニストへの見方が感じられて面白かったのだけど、どうにも勢いを殺がれてしまったのはマイナスポイント。あとはカントの信者と。

 マイナス点はあるものの、専門知に迷い込むことなく、理性に限界があることを示しているのは本書の特長。新書らしいまとまりをしている本だと思う。


選挙のパラドクス―なぜあの人が選ばれるのか?選挙のパラドクス―なぜあの人が選ばれるのか?
(2008/06/25)
ウィリアム パウンドストーン

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その他科学 | 2011/01/28(金) 22:49 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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905冊目 葡萄酒か、さもなくば銃弾を
葡萄酒か、さもなくば銃弾を葡萄酒か、さもなくば銃弾を
(2008/04/25)
手嶋 龍一

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評価:☆☆☆☆


 ジャーナリストである著者が得た莫大な知識を活かして、内外の政治家・外交官29人の功罪を明らかにしている。

 NHKのワシントン支局長を務めただけのことはあり、オバマ、ヒラリー・クリントン、レーガン、ケネディといったアメリカ大統領、彼らを支えたキッシンジャーやダレス、ライス、ラムズフェルドらの重臣たちのように、アメリカの人物が多い。次に多いのはもちろん日本で、小泉、麻生、安部、小沢といった面々が取り上げられている。ヨーロッパの人物は少なく、西ドイツの首相を務めたヘルムート・コールら数人が取り上げられているに過ぎない。

 中には綺羅星のごとき功績を打ち立てた者もいるし、反対に功を焦って汚点が記憶されることになるであろう者もいる。かと思えば、自分の功績は決して明らかにしようとせず、所属する組織全体の成功に身を捧げた者もいる。

 彼らの姿を通し、著者が訴えようとするのは何か。それはきっと、自分の国は自分自身の手で守るべき、という矜持だろう。だが、著者の独特なところは、その強烈な意識が排他的な愛国心に結びついていないところではないだろうか。

 例えば、北方領土を巡る日本・ロシアの交渉を、かなり辛口に斬っている。その理由は、千年一日の如く、「北方領土回復」だけをお題目のように唱えていれば事足りるとでも言うような、停滞の上に胡坐をかくだけの姿が目立つためという。ロシア側からの関係改善のサインを無視し続けた結果、復権を遂げたロシアとのコネクションが極端に弱くなっている。それは正しいことなのか、と指摘するのだ。

 もう一つの著者の主眼は、同盟の難しさである。異なる文化・歴史・価値観を持つ国同士が結びつくには、少なくとも根本的なところで相通ずる価値観を共有する必要がある。それを無視したとき、同盟は上手くいかなくなる。内向きの、ナショナリズムを煽るだけの言説はは、その点で厳しく批判される。

 最後に、現実をしかと見つめるインテリジェンスの必要性だろう。対北朝鮮での交渉で日米が振り回され、対応が後手に回り続けたことに代表されるように、相手の出方を冷厳に見極められないと多大な損害を蒙ることになる。

 こうした幾つかの柱がしっかりと確立された上でそれぞれの人物が俎上に載せられているので、とても読み応えのある評伝となっている。現代史を取上げているので、まだ評価の定まらない人物もいるだろう。それでも、今を読み解くにあたってとても力になってくれる本だと思う。
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ノンフィクション | 2011/01/24(月) 23:45 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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904冊目 翼竜の謎―翼竜・首長竜・魚竜の時代
翼竜の謎―翼竜・首長竜・魚竜の時代翼竜の謎―翼竜・首長竜・魚竜の時代
(1995/09)
金子 隆一、長尾 衣里子 他

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評価:☆☆☆☆☆


 ”翼竜”の”謎”である。あの、恐竜と同時代を生きた空の覇者。有名なプテラノドンは、翼を広げると8メートルにもなったという。その翼竜の名を冠するとは、なんとも心躍るタイトルではないか。サブタイトルも凄い。翼竜に加え、海の覇者である首長竜と魚竜も顔を揃えている。これで恐竜さえいればもう怖いものは何もないような陣容である。

 ここで念のために断っておくと、翼竜・首長竜・魚竜はいずれも恐竜ではない。恐竜は直立歩行する爬虫類を指すのだから、空を飛ぶ、あるいは海を棲み処とする者は、爬虫類であったとしても恐竜ではないのだ。つまり、本書は他でも取り上げられることの多い恐竜を意図的に外し、その上で古生物にはまだまだ魅力がたっぷりあることを伝えようとしているのである。そして、私の読んだところ、その試みは成功したと思われる。

 古代に生きたこれらのモンスターがどのような進化を遂げて、どのような暮らしをしていたのか?どうやって誕生し、何を食べていたのか。子育てはしたのか。そして、なぜ敢え無く滅亡してしまったのか。

 勿論、まだまだ解明されていないことは多く、本書を読んでも謎はさらに膨らむばかりだ。しかし、書かれた当時の最新の知識を駆使して生き生きと描かれる彼らの生態を知るにつけ、ますます古代への関心が募るのを感じた。古生物学の面白さを余すところなく伝えてくれている良書だと思う。

 最終章は、人類を含む哺乳類の祖先である、哺乳類型爬虫類にページが割かれている。恐竜よりも前に誕生した哺乳類型爬虫類は、遅れてやってきた恐竜の覇権の時代は逼塞を余儀なくされていた。それでも、驚くほど哺乳類としての特性を持ち、恐竜や翼竜、首長竜に魚竜といった、陸海空を制覇した爬虫類の天下が終わるのを虎視眈々と窺いっていたのだ。今でも謎に包まれた巨大爬虫類の滅亡の後、一気に地球の覇者となったわれわれ哺乳類の成り立ちを知ることができるのも本書の大きな魅力である。

 古生物学が明かす、驚くべき事実の数々が記されているので、この時代に興味がある方には文句なしにお勧めしたい。ちょっと古い本なので、手に入りにくそうなのは残念。



関連書籍:
恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い (NHKスペシャル)恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い (NHKスペシャル)
(2006/07/13)
小林快次博士

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哺乳類型爬虫類―ヒトの知られざる祖先 (朝日選書)哺乳類型爬虫類―ヒトの知られざる祖先 (朝日選書)
(1998/09)
金子 隆一

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大絶滅―遺伝子が悪いのか運が悪いのか?大絶滅―遺伝子が悪いのか運が悪いのか?
(1996/04)
デイヴィッド・M. ラウプ

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地球史・古生物・恐竜 | 2011/01/20(木) 23:03 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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903冊目 鉄から読む日本の歴史
鉄から読む日本の歴史 (講談社学術文庫 (1588))鉄から読む日本の歴史 (講談社学術文庫 (1588))
(2003/03/10)
窪田 蔵郎

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評価:☆☆☆


 鉄は文明を左右してきた。古代で言えばアッカドは鉄器を用いることで中東の覇者となったと言われる。経済面で言えば、漢は鉄を専売にすることで対匈奴戦争で疲弊した経済をなんとか立て直そうとしたことが知られる。

 日本においても、同様に鉄は重宝されてきた。日本刀や鉄砲に優れた技術が用いられてきたことを知る人も多いだろう。本書はかなり専門的な知を駆使しながら、日本の歴史の断面において鉄がどのように加工され、用いられてきたかを説明している。

 ただ、金属材料についてそれなりに知識のある方には良いかもしれないが、(私も含む)そうではない人にとっては鋳造鍛造との違いが説明されないまま議論が進められるようなあり方は、ちょっと不親切だと思う。

 調べ物をしながら、というなら良いかもしれないが、通勤の電車の中で読む、等といったやり方には向いていなかった。

 それでも、鉄生産に携わった人々の仕事や生活の姿を知ることができたこと、経済的・社会的な位置づけについてもある程度のことを知ることができたのは嬉しい。

 また、理系の研究者らしく、事実は事実として表現する一方で、推測はそのことがはっきりわかるように表現されているのも分かりやすくしていると思う。日本の鉄文化に興味がある方は、ネットでの検索や参考文献の確保等、材料科学面の不親切さを補う手段を持ちながら読み進めるのが良いと思う。

 読み物というよりは、資料といった趣が強いのはちょっと残念だった。何が残念だったかというと、私にそれを理解するだけの知識がないことが、なのだけど。
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その他歴史 | 2011/01/17(月) 23:49 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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902冊目 世界が嗤う日本のジョーク
世界が嗤う日本のジョーク世界が嗤う日本のジョーク
(2007/11)
はかま 満緒

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評価:☆


 ”嗤う”は、普通の笑いではない。嘲笑うことを指す。なので、日本のジョークは世界から莫迦にされているのかと思いつつ読んだのだが、あらゆる意味で期待を外していた。

 まず、著者は日本人が笑いを忘れている、と説く。ええ、笑いは必要です。生きる活力になりますから。

 でも、それに引き続いて「最近の若い者はすぐナイフを取り出す~」のような、散々批判されつくされたデマが出てきた辺りから、だんだん雲行きが怪しくなってくる。笑いが大事なのは良いけど、その論拠となる前提が間違ってたらなあ。

 諦めずに読み進むと、著者のジョークが沢山出てくるのだが、ええと、私には笑うべきポイントの解説が必要だったようです。というくらい、外れている。多分だけど、著者とは年代や置かれている環境等が違い過ぎるので、ピントが外れてしまったようだ。

 これは、ある意味で仕方の無いことで、取り立てて非難すべきではないかもしれない。

 太っている人にデブと言ったら角が立つが、狭いところを指して「ここ、通れます?」と聞いたらジョークになる、なんて辺りは、空いた口が塞がらないというのが正直なところ。これ、純然たる皮肉で、これを言われて怒らない人はかなり寛大な人だろう。

 しかし、これがジョークとして成り立つ世界がある。それは、テレビなどの世界だ。そこでは、こうした本来なら失礼なことにあたる言葉も、誰もが笑うべきジョークという雰囲気を作ることができる。著者が放送作家として、メディアに身をおくからこうした発想が出てくるのだと思うが、まかり間違ってもこれを参考にはできないと思わされた。

 で、タイトルの世界が嗤うという点だが、それに類する話はほとんど存在せず、数少ない例が、飛行機の中でスチュワーデスに持っている袋を「これは爆弾だ」と言ったという阿呆の話くらい。で、あとはテレビのジョークが低劣化していると嘆くばかりで、嗤ってるのは世界じゃなくてお前だろ!という感じの、超絶自己満足タイトルだった。

 でも、ええと、幾つかあるジョークのうち、幾つかはくすっと笑えましたよ。でも、ジョークについては他に優れた本も沢山あるので、私としてはそうした本をお勧めしたい。
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エッセイ | 2011/01/12(水) 23:25 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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901冊目 ベストセラー「殺人」事件
ベストセラー「殺人」事件 (扶桑社ミステリー)ベストセラー「殺人」事件 (扶桑社ミステリー)
(2003/06)
エリザベス ピーターズ

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評価:☆☆☆☆


 ベストセラー『氷のなかに裸で』の著者、キャスリーン・ダーシーが謎の失踪を遂げて7年、法律的に彼女の死が認められた。彼女は自殺し、何らかの理由により死体は発見されていない。それが公式見解となったのである。

 そうとなると、ベストセラーの続編を巡る動きも生じることになる。

 主人公のジャクリーンは続編を書く候補の一人に選ばれ、キャスリーンの故郷に赴くが、そこで奇妙な事件に巻き込まれ始める。調査を進めるうちに、キャスリーンにも同じことが起こっていたことが分かり、事件は奇妙な様相を帯びることになる。そして、遂に殺人が。

 ジャクリーンは続編を上手くまとめながら、自分の身に降りかかる火の粉を払うことができるだろうか。そして、キャスリーン失踪の謎は解けるか。

 密室ものではないし、そもそも事の発端となったキャスリーン・ダーシー行方不明事件については情報があまり無い状態で、アリバイ等を考慮するタイプの小説ではない。その分だけ、キャラクターの個性が作品に入り込めるかどうかが重要となるだろう。

 その点で、主人公は豪快で物怖じしない性格という、会話の妙を味わえる性格付けをされているのはポイントが高い。皮肉や嫌味は、自分が言われると気分が悪いけれども、第三者が言われる分には、とりわけその第三者がダメな奴であるほど、溜飲が下がるというもの。ユーモアが随所にちりばめられていて、つい笑みを浮かべてしまうことも多かった。

 そうでありながら、主人公の個性にだけ頼るようなことはしていない。キャスリーンと人々との関係や、彼らがジャクリーンとどう接するか等、細かく設定付けされている。アガサ賞を受賞したというのも頷ける作品だと思う。
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推理小説 | 2011/01/10(月) 22:58 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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あけました
 というか、既に他の記事をUPした後で何を言っておるのかとのご指摘は全くもって反論の余地が無いので無しの方向でお願いします。

 いきなり言い訳から入りましたが、あけましておめでとうございます。本年もマイペースで更新していく予定ですが、例によって例のごとく、マニアックな本の紹介に明け暮れることになると思います。それでもよろしければ、どうか今年も足をお運びください。

 なぜ今日のご挨拶になったかというと、今日で本を紹介し始めてから丸7年が経過したのを契機としたためです。嘘です。さっき思いつきました。

 思い返せば、選りにも選って『王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史』で本を紹介し始めたのが2004年1月8日だったんですね。子供はおろか、まだ結婚もしていなかった2004年の冬休み、私は相当暇な時間を過ごしていたに違いありません。

 目指せ1000冊!と銘打っては見たものの、それは遥か彼方の目標でした。それが、気づいて見れば先の記事で900冊目まで到達したわけで、例年通りのペースで行けば、今年の秋から冬に変わるくらいの頃に目標を達成できそうなところまでやってきました。目標達成したからといって、特に何かがあるわけでもなく、変わらずマニアックな本の紹介に終始することになると思いますが、とりあえずはそこまでお付き合いいただければと思います。


 皆様も私も、今年も良い本に巡り合えるよう願っております。皆様にとっては、少しでも本選びの参考にして頂けるようなblogを目指して邁進していきますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
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雑記 | 2011/01/08(土) 00:17 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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900冊目 X-ファイルに潜むサイエンス―ミュータント、ウイルス、エイリアンの実像
X-ファイルに潜むサイエンス―ミュータント、ウイルス、エイリアンの実像X-ファイルに潜むサイエンス―ミュータント、ウイルス、エイリアンの実像
(2002/01)
アン・サイモン、中村 雅美 他

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評価:☆☆☆☆☆


 X-ファイルの名は、オカルトチックなSFドラマとして知らない人が少ないのではないのではないだろうか。
私はドラマ自体を見たことは無く、FBIのモルダーとスカリーの二人組みが活躍する物語といった認識しか持っていなかった。そして、正直、節操の無いオカルトものと思い込んでいた。

 しかし、オカルトネタを用いていても、そこには科学からの検証の目が光っていることを、本書を読んで知った。その事実を教えてくれるのに、科学監修者だった著者ほど相応しい人物はいないだろう。著者の本職は生物学者。X-ファイルに関わることになったのは、母親の親友がX-ファイルの監督と結婚した縁によるという。

 科学監修としてどのように物語作りに関わったかという話が面白い。生物学が絡むストーリーでは、監督は著者に多くの助言を求めたようで、その質問に対してSFとしての物語を楽しませつつ科学的にも(極力)無理の無いようにとの配慮は感心させられると共に、可笑しい気分にもさせてくれる。

 寄生虫、エイリアンを見分ける方法、遺伝子、クローン等々、生物学の広い分野の話題が取り上げられている。勿論、著者はこのSFのオカルトに偏りがちなところを信じているわけではない。むしろ、しっかりと科学の土台に立っている。その上で物語としてのX-ファイルを楽しんでいる。本人が監修者としての役割だけではなく、完成した物語を愛していることも文中から読み取れるのも、本書を面白くしている。好きなものについて語るときが一番楽しい文章が書けるものだから。

 そんなわけで、本書はオカルト気味なSFについて語りながらも見事な生物学の入門書になっている。遺伝子の構造や、微生物の振る舞いといった専門知を楽しみながら見ることができるのは嬉しい。X-ファイルのファンの方には特にたまらないだろう。私は逆に、本書を本でX-ファイルを見て見たくなってしまった。
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その他科学 | 2011/01/06(木) 23:08 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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