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845冊目 新聞のわび状―「訂正記事」のウラ話
新聞のわび状―「訂正記事」のウラ話 (1982年)新聞のわび状―「訂正記事」のウラ話 (1982年)
(1982/03)
諸岡 達一

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評価:☆☆☆


 新聞の片隅に、毎日のように小さく出る訂正記事。誤字に過ぎないものから少なからぬ影響を与えてしまうものまで、大小のレベルはあるにしても、事実を伝えるべき新聞としては侘びを入れなければならないものだ。

 訂正記事には、確かに新聞社が世間からの批判に対して向き合うという面があるのは事実だと思う。特に、誤報によって被害を蒙ってしまった方にとっては切実な問題だろう。しかし、本書を読んでも、実に些細な、枝葉末節の部分のものが多すぎるように感じられてならなかった。

 そう書けば反論があるかも知れない。極めて重大な件に関しては幾重ものチェック機構が働いているため、些細なことに誤報が集中するのだ、と。

 しかし、この業界をちょっと眺めれば、それが間違いであるように思われる。新聞社は、当然の仕事として独自の取材を行ってはいる。が、情報源の少なからずは公的組織である。所謂、記者クラブという奴だ。この記者クラブが大新聞社が排他的に情報を独占できる機関として君臨しているのは広く知られている。

 となると、公官庁の都合の悪い情報は新聞には流れない。彼らがリードしたい方向に沿った情報しか出ないとなれば、新聞もそれに追従せざるを得ないではないか。結果として、中立な立場の新聞社が書いた記事なのか、はたまた事件や疑獄の当事者である公官庁側の主張なのか、読む人に疑いを持たせるような記事が出る。

 こうした背景で出る”誤報”こそ、マスコミとして最も取り組まなければならないことじゃないかと、少なくとも私は思う。本書でも触れられている、世田谷・2歳児餓死事件は、その典型的なものではないか。警察発表にのみ依拠した報道は誤報としか言いようの無いものであり、結果として報道された方を自殺に追いやってしまったのだ。

 現状に対し、内部からの批判があればもっと良かったと思う。その一方で、この漢字は間違えちゃうよなとか、そんなの間違うなよとか、外野から楽しむことのできるものは多かった。マスコミ論として読むのではなく、ぼやきとして見るなら楽しく読めると思う。
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エッセイ | 2010/07/31(土) 23:08 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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844冊目 古代文明はなぜ滅んだか
古代文明はなぜ滅んだか古代文明はなぜ滅んだか
(2001/01)
金子 史郎

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評価:☆☆☆☆


 古代王朝の興亡が語られる際に中心となるのは、英雄の登場であったり、為政者の失政であったり、異民族の侵攻といったことだろう。忘れられがちではあるが、これらと比べてすら小さいとはいえない影響を与えてきたのが、環境である。

 ここ数十年の環境が比較的安定しているから、二酸化炭素による地球温暖化などというオカルトを信仰する人々が出没しているものの、人類史を見れば環境の激変に苦しめられてきた人々の姿が透けて見えてくる。世界的な交易網が発達する前の古代であればなおのこと、環境変化の影響は大きかった。

 本書が取り上げているのは、エジプト古王国の崩壊、デルフォイの信託の実在性、『怒りのぶどう』に見るアメリカの環境変動、アッカド帝国の崩壊の4つ。このうちデルフォイの信託はやや異色で、残りは全て環境変化の大きさを指摘する内容となっている。

 エジプト古王国、『怒りのぶどう』のアメリカ、アッカド帝国の崩壊は、全て共通する環境要因がある、というのが著者の指摘である。巧みに発掘結果と文献といった歴史史料に加え、神話や伝承を織り込んでの論の進め方が面白く、どんどん引き込まれていくのを感じた。

 歴史の奥深さを改めて感じさせてくれた良書。




関連書籍:
歴史を変えた気候大変動 (河出文庫)歴史を変えた気候大変動 (河出文庫)
(2009/02/04)
ブライアン フェイガン

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その他歴史 | 2010/07/29(木) 23:14 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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843冊目 完全版 摘出―つくられた癌
完全版 摘出―つくられた癌 (新風舎文庫)完全版 摘出―つくられた癌 (新風舎文庫)
(2006/12/05)
霧村 悠康

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評価:☆☆☆


 大学病院での乳癌の摘出手術の時、悲劇は起こった。こともあろうに、左右を取り違えて手術が行われ、癌が無い方の乳房が切除された。その後でミスに気付いたスタッフは、急遽本来手術を行うはずだった方の乳房への手術を続行。結局、手術を受けた女性は両方の乳房を失うことになってしまった。

 単純ミスによる、大きな失敗。それに直面した執刀医たちが選んだのは、事実を隠蔽することだった。手術中に、乳癌ではないと思われていた方の乳房にも癌が発見されたので追加で手術を行った、ということにしてしまったのである。

 単なる医療ミスを隠蔽する。それだけならば、酷い話ではあるが単純な話に過ぎない。しかし大学病院内での権力争いが絡むことで、事態は複雑怪奇な姿へ変貌していく。

 本書を特徴付けているのは、この権力争いによる複雑な争いが中心になっているところだろう。そもそもミスの全貌は最初から隠されること無く読者の目の前に晒されているので、そこではミステリになりえない。

 限られた椅子を巡っての熾烈な争いという、完全な政治劇というのがなんとも意外だった。


 ただ、本書において、このような単純な医療ミスは注意していれば防げる、という観点しか出てこなかったのはちょっと残念。以前に紹介した『新たな疫病「医療過誤」』では、足の切断手術で左右を取り違えたという実話が載っている。しかし、こちらの著者らは注意ミスのような個人の責任にのみ焦点を当てるようなことはしていない。失敗を防ぐシステムを構築しよう、としているのだ。

 人間はミスを犯す以上、ミスを犯さない努力を個人の裁量に委ねるのは得策ではないと思う。決してあってはならないことだからこそ、システム的にミスが起こりにくいようにしなければならないのではないか、と思った。
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推理小説 | 2010/07/27(火) 23:57 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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842冊目 機長からアナウンス
機長からアナウンス (新潮文庫)機長からアナウンス (新潮文庫)
(2004/08)
内田 幹樹

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評価:☆☆☆


 ・・・随分と更新の間隔が開いてしまったけれども、夢も希望も救いも無いマンガを読んでいたためだったりする。↓これ
ぼくらの 1 (IKKI COMICS)ぼくらの 1 (IKKI COMICS)
(2004/06/30)
鬼頭 莫宏

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 この人の、好きと言う訳ではないのだけれども気になる存在で、多分ぜったい作者の術中に嵌っていると思う。


 それはともかく、本書は元パイロットだった著者が、パイロットを取り巻く色々なことについて綴ったエッセイである。航空機そのものの話、スチュワーデスや管制官といった仕事上欠く事のできない人々との話など、パイロットだから書ける話がなかなか面白い。

 興味深かったのは、飛行機酔いさせない飛び方。多少の揺れがあるところは、ちょっと乱暴にさっさと抜けてしまった方が飛行機酔いしないという。緊張の余り飛行機酔いする余裕が無くなるからだというのだ。うーん、それならゆっくり飛んでもらって酔う方が良いのだろうか?

 一番良いのは、やっぱりさっさと寝てしまって前後不覚になることだろうなあ。

 ちなみに、私は飛行機の高度を見ながら「今外に放り出されたら×秒後に地面に落ちるのだなあ(空気抵抗除く)」という計算をしておりますです。

 後は、携帯電話を弄るとか、機内のトイレでタバコを吸うとか、シートベルト着用を拒否するとか、あんたらガキかと言いたくなるような乗客の話。読んでいるだけでうんざりするから、スチュワーデスや機長始め、運行側の苦労が偲ばれます。既知外に負けずに安全を維持するのは大変だろうなあ。

 本音の話だからゆえの面白さが、なんといっても一番の魅力だろう。飛行機に乗る時に、機内で読むのにも良い感じと思った。
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エッセイ | 2010/07/24(土) 21:16 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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841冊目 ダージリンは死を招く お茶と探偵
ダージリンは死を招く お茶と探偵 (1) (ランダムハウス講談社文庫)ダージリンは死を招く お茶と探偵 (1) (ランダムハウス講談社文庫)
(2005/09/15)
ローラ・チャイルズ

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評価:☆☆☆


 嫁の人が読んでいたのをちょいと失敬してみた。

 ティーショップを営むセオドシア・ブラウニングを驚愕させ、かつ憤らせたのは、ランプライター・ツアーで、彼女の店のお茶のカップを手にした状態で死んだ男が発見されたことだった。

 当然のことながら店は風評被害に遭い、セオドシアは見当違いな犯人探しに奔走する警察に見切りを付けて自ら犯人を探し出す決意をする。

 というわけで、主人公が好奇心から事件に携わることになる。

 特色は、主人公がお茶の店を営む関係上、お茶とお菓子についての記述が多いところ。私も紅茶が好きなので、会社からの帰り、空腹な時に読んでいるとお腹が鳴って困った。主人公たちがゆっくりとお茶を楽しむ時間は戻ってくるだろうか。

 軽い感じのミステリで、さらっと読めるのが魅力。
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推理小説 | 2010/07/20(火) 23:33 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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840冊目 やっぱり、イギリス人はおかしい
やっぱり、イギリス人はおかしい (文春文庫)やっぱり、イギリス人はおかしい (文春文庫)
(2008/10/10)
高尾 慶子

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評価:☆☆☆


 単身イギリスへ渡り、ハウスキーパーから身を立てた著者が言いたい放題にイギリスの、そして日本のおかしなところを一刀両断する人気シリーズ。

 彼女の文章から感じる魅力は、単なる海外在住者じゃない、という所だと思う。というのは、多くの日本人は海外に行っても日本人同士で集うことが多いだろうが、彼女は基本的に日本人以外の人と過ごしている。ハウスキーパーもそうだし、その後もそう。

 だからきっとイギリスのことが良く見えている。加えて、外からの目で日本を見ることができていると思う。地に足の着いたものの見方があるのが魅力。

 ただ、一方的な感じも受けるのが残念。例えば、著者はカトリックなのだが、キリスト教の正しさを主張する面がある。宗教なんて、どれかが絶対的に正しいものではなく、信じる人にとってのみ価値を持つものなのだから、特定の宗教の押し付けは好ましくない。

 でも、信じる人って、「衆愚に正しさを知らしめたい」という迷惑な考えを抱きがちだから仕方ないかも。

 魅力といえば、もう一点、彼女が日本文化を誇りに思い、イギリスでも日本文化をゆがめようとしないところ。イギリスの和食を提供する飲食店で働いている時、客には子供を除いて決してナイフ・フォークを出さなかったなんてところに現れている。醤油をご飯にかける客には、それはキャットフードだと嗜め、ご飯に箸を立てればそれは死者にやることだと注意する。

 こうしたマナーについて、きちんと伝えていくことで、彼女は認められているようにも見えるので、そこはイギリスの懐の広さだと思う。

 欠点もあるが、読んでいて面白いと感じる点も多かった。機会があれば他の本も読んで見たいと思う。
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エッセイ | 2010/07/14(水) 23:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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839冊目 人類はなぜ戦争を繰り返すのか―先史時代から自爆テロまで知っておきたい世界戦争史の謎
人類はなぜ戦争を繰り返すのか―先史時代から自爆テロまで知っておきたい世界戦争史の謎 (パンドラ新書)人類はなぜ戦争を繰り返すのか―先史時代から自爆テロまで知っておきたい世界戦争史の謎 (パンドラ新書)
(2006/02)
大澤 正道

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評価:☆☆


 タイトルにある、人類はなぜ戦争を繰り返すのかという質問に答えるのは厄介だろう。恐らく、本能だからとでも言いようがないのではないかと、私は思う。実際、本書でもその答えは見出されていない。謎も、謎というようなものではなくて、雑学本のレベル。

 雑学本に良く見られるように、過ちが少なくない。触れる話が多くなるので間違いが増えてしまうのは仕方が無いかもしれないけど、そこはプロなんだから頑張って欲しい。7項の、以下の記述を見て驚き、余りのことに暫く読むのを止めていたものである。

 なかでも弓矢と投石器のような飛び道具の威力は大きかったようだ。投石にしても投げ槍にしても、飛距離はせいぜい四、五メートルである。それが弓矢によって二倍に伸びた


 って、んなわけあるかーーー!!4,5メートルというと、ミニバンの長さである。投石がそれだけの距離しか届かないわけが無い。野球ファンならイチローの絶妙なホームベースへの返球を見たことがあるだろうが、ライトからホームベースまでの距離が90~100メートル。殺傷力を上げるために重い石にして飛距離が半分になったとして、4、50メートル。これが妥当なところだろう。桁が一つ違うのは、ちゃんと校正して欲しい。

 投げ槍の距離も疑問が残る。アレクサンドロスが駆使した槍の集団陣形をファランクスというのだが、これは後ろの列ほど長い槍を持つことで整列したときに穂先が一列に揃うようにしていたのだが、このサリッサと呼ばれる槍は6メートル。槍の長さより飛距離が短いって、どういうこと?

 読むのを再開しては、孫氏は二人居て、今に伝わっている兵法書は孫ピンの方だといわれている(逆。銅雀山からの出土品により、孫ピンの兵法書が別にあったことが確認された)とか、漢と匈奴の戦いで、劉備改め高祖などと書いてしまったり(勿論、劉邦の間違い)とか、ハンニバルがアルプス越えを狙ったのはスキピオ率いるローマ軍と戦いたくなかったからではないか(当時スキピオは17歳の一介の兵士に過ぎず、軍の指揮を執るようになったのはアルプス越えの7年後のことである)とか、調べが甘い。

 あと、細かいことだけれども、エルナン・コルテルによるアステカ征服では天然痘がアステカで流行したことを意図せざる細菌戦争と書いているけど、天然痘は細菌ではありませんです。

 読んだ感じだと、古代と中国史に関するものはこうした間違いが散見される。近代戦争まで補給が常に現地調達に頼っていたことなんかも分かってないみたいだし。


 本当に戦争について知りたいなら、テーマを絞った本を何冊か読む方が良いのだろうが、人類史における戦争を大雑把に知りたいならこういう本も良いかもしれない。思いついたところで何冊かお勧めの本を挙げておく。


関連書籍:
補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)
(2006/05)
マーチン・ファン クレフェルト

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飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで
(2006/05)
アルフレッド・W. クロスビー

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戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)
(2004/05)
デーヴ グロスマン

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容赦なき戦争―太平洋戦争における人種差別 (平凡社ライブラリー)容赦なき戦争―太平洋戦争における人種差別 (平凡社ライブラリー)
(2001/12/10)
ジョン・ダワーJohn W. Dower

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戦略の本質 (日経ビジネス人文庫)戦略の本質 (日経ビジネス人文庫)
(2008/07/29)
野中 郁次郎戸部 良一

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戦争の科学―古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史戦争の科学―古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史
(2003/08/09)
アーネスト・ヴォルクマン茂木 健

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ノンフィクション | 2010/07/10(土) 22:36 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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838冊目 恐竜クライシス
恐竜クライシス (創元推理文庫)恐竜クライシス (創元推理文庫)
(1994/11)
ハリー・アダム ナイト

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評価:☆☆☆☆


 恐竜のパニックものといえば、なんといってもジュラシック・パークが思い浮かぶ。本作も同じように、遺伝子工学によって蘇った恐竜によるパニックものなのだが、なんとジュラシック・パークに先立つこと6年前に書かれた、という。

 舞台となるのはイギリスの片田舎。物語は、ショットガンを手にニワトリ小屋を荒らしている不審者を撃退しようとした農夫を恐竜が襲うところから始まる。しかし、翌日には隠蔽工作が施され、近くの私設動物園から脱走したトラの仕業、ということに落ち着いてしまう。

 現場の状況から不審な点を感じ取った新聞記者のデヴィッド・パスカルは、私設動物園の所有者・ペンワードが怪しいと見定める。資金的にも彼しか候補者はいないわけで、予想通りペンワードが恐竜を現代に蘇らせていたのである。

 紆余曲折を経て、恐竜が再び動物園から逃げ出してしまう。かくして街を未曾有の大ピンチが襲うことになるのである。

 恐竜ファンに嬉しいのは、出てくるのがタルボサウルスや、恐ろしい爪を意味するディノニクスといった、ファンの心をくすぐるような配役だろう。ディノニクスの特徴である爪についての記述もあり、改めて彼らが優れたハンターだったことを感じさせる。本当に、こんなのに襲われたら堪らないだろう。

 パニックが始まり、そして終焉を迎えるまでは実に迫力がある。恐竜のお陰で我々の先祖は夜行性を余儀なくされていたというのも分かろうというものだ。恐竜好きなら楽しめると思う。



 それでも、恐竜には散弾すら効かないというのは如何なものか。皮膚や骨の構造、強度は現存する巨大生物と同レベルだろうから、そこはちょっと無理があると思う。まあ、軽くやられてしまってはパニックにならないのかもしれないけどさ。
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SF・ファンタジー | 2010/07/07(水) 23:38 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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836冊目 & 837冊目 ロケットボーイズ 上下
ロケットボーイズ〈上〉ロケットボーイズ〈上〉
(1999/12)
ホーマー ヒッカム・ジュニア

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ロケットボーイズ〈下〉ロケットボーイズ〈下〉
(2000/02)
ホーマー・ジュニア ヒッカム

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評価:☆☆☆☆☆


 炭鉱の町、ウエストバージニア州コールウッドに生まれた著者が高校生のとき、とんでもないニュースが飛び込んできた。ソ連が、人類初の人工衛星、スプートニクの打ち上げに成功したのである。そのニュースは、著者と仲間たちの人生を大きく変えることになる。

 スプートニクの軌跡を眺めた著者は、友人たちを集めて「これからロケットを作る!」と宣言する。ところが、現在とは違って、まだ参考文献など存在しない。比推力のように、ロケット開発においては最も基本となるような言葉すら誰も知らないし、調べようも無い時代。そんなわけで、最初に作ったロケットは、空を飛ぶどころか垣根を吹っ飛ばしてしまう。

 そんなスタートを切った彼らだが、次第に町の人々を味方につけて腕を上げていく。失敗から原因を推測し、改良を加え、そして次を飛ばす。楽しんでやっている彼らの行動には目が離せない。

 紆余曲折の末に、少年が夢を叶えようとするその過程が面白いのは勿論だが、ロケット仲間たち、恋焦がれる少女、そして町の人々との交流もまた素敵だ。何度も心が温かくなって、頬が緩んで、涙腺も緩くなる。ここには少年の成長物語に必要な全てが揃っていると思う。

 だから、本書はロケットに興味のある人の範囲を超えて共感を呼ぶのだろう。『遠い空の向こうに』とのタイトルで映画化されたのも当然のことだと思う。ハヤブサブームに沸く今だから、50年ほど前に宇宙を夢見た悪童たちの楽しい日々はより共感を持って受け止められると思う。ちょっとでも興味を感じられたら、是非読んでみて欲しい。


関連書籍:
夏のロケット (文春文庫)夏のロケット (文春文庫)
(2002/05)
川端 裕人

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ノンフィクション | 2010/07/02(金) 23:25 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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