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Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

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825冊目 悪の哲学ノート
悪の哲学ノート悪の哲学ノート
(1994/11)
中村 雄二郎

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評価:☆☆


 悪とは何者なのか。その定義を巡って、色々な人が色々なことを考えてきた。その変遷を知りたくて、本書を買ったのじゃあないかなあと愚考する次第です。

 というのも、これ、買ったのがもう10年以上前なんで、何故に読もうと思ったのかは記憶の遥か彼方に追いやられた挙句、トコロテン方式でもう脳内から存在しなくなっているわけです。そりゃあもうすっぱりと。

 ともあれ、今のわたくしめと致しましては、悪なり善なりといった抽象的なものをきっちり定義付けするのは不可能と思っている。ある人にとっては正しいことが、別の人にとっては悪のことだって沢山ある。殺人でさえ、正当防衛なら罪に問われないし、敵討ちであればむしろ溜飲が下がることだってあるだろう。

 そう思いながら読んだのであるが、結果としては自分の考えを変えるには至らなかった。なんというか、無駄に複雑なため衒学的になっており、素人を考えさせる力は余り無いのではないかと思う。だから哲学はもう終わった(その死体にいつまでもすがり付いている人々がいるのは認めるとして)のだろう。

 後半は文学作品で語られる悪についての評論となっている。まあ、それは読んだ人の主観の問題なので、特に言うべきことは無い。むしろ、元になる本を読んでいなければ意味が無いなあといったところ。ちなみに、取り上げられているのはドストエフスキーの『悪霊』と『白痴』。これらに感銘を受けた方は、読み込みを深める一環として読んでも良いかも。
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未分類 | 2010/05/30(日) 23:58 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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823冊目 & 824冊目 クロスファイア 上下
クロスファイア(上) (光文社文庫)クロスファイア(上) (光文社文庫)
(2002/09/10)
宮部 みゆき

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クロスファイア(下) (光文社文庫)クロスファイア(下) (光文社文庫)
(2002/09/10)
宮部 みゆき

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評価:☆☆


 宮部みゆきは、面白い本も書くけど地雷も多い。これは地雷。

 彼女は超能力が好きで、しょっちゅうこれを取り上げる。ところが、そうなると私にはもう雰囲気が合わなくなってくる。超能力を有りにしたら、反則が無くなっちゃうぢゃないか。というわけで、超能力が出てくるのは地雷が多いわけです。Trickみたいに、どう見ても超能力っぽいのに実際はトリックが使われていた、という方が100倍は面白いと思う。

 それはともかく、本書は法に守られている悪を倒すのは正義かというのがテーマになっている。孤軍奮闘するのは、主人公で発火能力を持つ女性。で、このヒトが正義の為なら~た~め~な~らば~といった感じで悪人を焼き尽くしていくのですが、その未来や如何に?

 って書くと、ブラックエンジェルズみたいですね。やっているのは変わらないので、それで溜飲を下げられるかどうかで好みが分かれると思う。

 包容力のある人物を書かせたら上手い著者なので、魅力的な登場人物が居るのが救いだけど、正直、余りお勧めはできない。超能力が好きで、人情的な小説が好きで、なおかつ勧善懲悪が好きなら読んでも悪くないかも。
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推理小説 | 2010/05/28(金) 23:26 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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822冊目 世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦
世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦 (中公文庫)世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦 (中公文庫)
(2008/02)
山内 昌之

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評価:☆☆☆☆


 イスラーム社会は、西はアフリカから東は東南アジア、南はサハラを越え、北はロシアにまで影響を及ぼす、空間的にも時間的にも大きな広がりを持った地域である。

 かつてイスラームは世界最先端の文明を誇った。金融分野の発展は著しく、小切手制度(小切手を表すチェックという単語も)はイスラームに由来する。ギリシア哲学はヨーロッパで異端とされて命脈を保てなかったのがイスラームで保存されていたことは広く知られているだろう。天文でも少なからぬ貢献を成し遂げてもいる。

 ところが、西洋の急速な発展は、イスラームにとって大きな脅威となった。地理的に隣接している分、他の地域よりも深刻だった面もあるだろう。本書は、近代史においてイスラームが西洋からの圧力を受けながら、どのように進んできたのかを纏めようとする意欲作である。

 先に書いたとおり、イスラーム社会は余りに広いため、本書で扱われているのはオスマン帝国を中心に、その周辺の状況である。とりわけ、近代史において重大なプレーヤーであったエジプトの解説は嬉しい。

 それにしても、西洋の膨張は他地域にとって歓迎できないものだったと改めて思う。張り巡らされる陰謀、暗躍する外交官や商人、圧倒的な武力を背景にした干渉。サブタイトルは近代イスラームの「挑戦」なのに、読めば読むほど「没落」が感じられて仕方が無かった。それでも、近代イスラームが辿った過酷な道筋が良く纏められていて読み応えがあった。
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その他歴史 | 2010/05/25(火) 23:55 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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821冊目 恥ずかしい読書
恥ずかしい読書恥ずかしい読書
(2004/12)
永江 朗

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評価:☆☆☆☆


 著者は、扱う範囲を「哲学からアダルトビデオまで」と標榜するフリーライター。私も呆れられることが多いのだが、著者はレベルの違う本読みである。というか、私は著述業に就いているわけではないので当然だけど。そんな著者による本好きのためのエッセイ。

 いつでもどこでも本を読む。歯磨きしながら、電車に揺られながら、風呂に浸かりながら、そして勿論ベッドの中で。哲学書を斜め読みして見たり、写真集の構図に感心して見たり、散歩の途中でページを繰って見たり、とまさに本尽くし。

 おまけに、親近感を深めさせてくれるのは、お腹が弱いところ。私も重度の青木まりこ現象罹患者なので、トイレを巡る切実な話にはつい頷かされてしまった。

 本を愛している感じが読書家のには堪らない。なにやら沢山本を読みたくなってしまった。
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エッセイ | 2010/05/22(土) 22:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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820冊目 戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する
戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する (中公新書)戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する (中公新書)
(2002/09)
梶井 厚志

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評価:☆☆☆


 ゲーム理論というのがある。勿論、ゲームの攻略法の話ではない。主に経済分野で使われるもので、要するに、競争相手がいる状況で限られた利益を最大化するにはどうすれば良いのか、ということが研究されている。

 研究の嚆矢となったのが、かのフォン・ノイマンであることから、こういった初心者向けの本に手を出して見たわけです。

 経済学は信仰体系に過ぎないと思っている(だからケインズは古いとか、マルクスがどうとかって話になる)ので、話半分くらいに眺めるつもりだった。が、本書はそのもっともっと手前のところ、入り口も入り口だったので、私のような超☆弩素人にも安心である。

 これを読めば、世に遍く存在するありとあらゆる事象にゲーム理論が絡むことがわかる。素人向けに、理論や専門知を振りかざすのではなく、学問的にはいささか乱暴でも読者が興味を持ちやすい話をしてくれているのが嬉しい。

 特に面白かったのは、家電量販店の広告。他店より安いことを保証する、というフレーズがあるが、アレは客に最安値であることを担保するのではなく、他店にこれ以上は下げないことを担保すると考えたほうが理に適う、というあたり。他にもオークションやら大学での出席のとり方やら、読者が興味を持ちやすいように工夫されているのが随所で感じられた。

 ゲームの理論を知るための入り口としては、なかなか役に立つのではないだろうか。
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数学 | 2010/05/19(水) 23:43 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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819冊目 ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ
ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ
(2005/12/26)
多田 文明

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評価:☆☆☆☆


 駅前で、街角で、交差点で、電話で、奴らは我々を狙ってくる。「祈らせてください」、「絶対に得する話なんです」、「聞かないと後悔します」、「悔い改めよ、終末のときは近づいた」、etc、etc・・・・・・

 そう。キャッチセールスである。勿論、そんなものに付いていってはいけない。アンケートに答えてもいけない。趣味嗜好信仰支持政党住所氏名年齢性別、とにかく個人情報に触れるようなものを明かしたら最後、奴らは身ぐるみ剥がれるまで付きまとうのをやめないのだ。

 ところが、そんなキャッチセールスに声を掛けられるのを、当たると幸いとばかりにどんどん付いていってしまったらどうなるのか、というのが著者のチャレンジである。

 ふと気が付けば、怪しげな幸運のペンダントを買ってみたり、宇宙人とチャネリングするという自己啓発(???)の会場に居てしまったり、祈られて見た結果として新興宗教団体のところに着いてしまったり、絵を買わされそうになったり英会話に・・・(以下略)という、物凄い体験をしてしまっている。

 折角だから、なのかどうかは知らないけれど、その実態をこうして本にしてしまっている。

 読んでつくづく思うのは、こうして街角で怪しげな声を掛けてくれる人々は、やっぱり怪しげなのだなあということ。素人はやっぱり近づいてはいけませんよ。どうしても声を掛けられた後の世界を知ってみたいなら、本書を読んで見て欲しい。

 あるいは冒険譚を好きな方にはお勧めできる。そう、著者は現代の闇(ってほど大げさじゃないけど)に単身切り込む勇者。場数を踏んだ成果なのか、いずれも取り込まれること無く生還しているのだから、これはもう各大陸の最高峰を制覇したような、そんな大冒険として見ることもできないことも無いかもしれなくも無いのである。

 そんなわけで実に楽しく読み、声を掛けられても付いていくまいと固く心に誓ったのだったのだった。
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ノンフィクション | 2010/05/16(日) 23:52 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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818冊目 将軍はなぜ殺されたか―豪州戦犯裁判・西村琢磨中将の悲劇
将軍はなぜ殺されたか―豪州戦犯裁判・西村琢磨中将の悲劇将軍はなぜ殺されたか―豪州戦犯裁判・西村琢磨中将の悲劇
(2005/03)
イアン ウォード

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評価:☆☆☆


 西村琢磨将軍は、パリットスロン大量虐殺事件(降伏したオーストラリア兵・インド兵を虐殺したとされる事件)を指示したとして、処刑された。BC級戦犯として処刑された最後の高級軍人である。

 しかし、オーストラリア川の記録を丹念に追うと、西村中将を死刑に導いた裁判が、実に酷いものだったことが明らかになる。

 まず、目撃証人。虐殺を生き延びた唯一の証人は、日本語を理解できない。従って、証人は西村中将が虐殺の指示を出したことを証明できなかった。それどころか、パリットスロンを訪れた高級軍人が西村であったことすら確認できなかった。むしろ、目撃証言では身長の低い将軍としていたが、西村は日本人の平均身長より高かったことから、西村が指示を出したことは極めて疑わしい。

 また、日本側の証言者たちも西村が虐殺の指示を出したことを否定する。西村が指示したのはあくまで捕虜の後送であり、処刑ではなかった。

 だが、幾つかの偶然と、幾人かの復讐心と、政治が複雑に絡み合った結果として死刑判決が下され、そして執行は阻止されなかった。その最後は堂々としたものだったという。

 虐殺事件が起こったならば、それを指示した者は裁かれるべきだ。どの国の人間であろうとも。しかし、曖昧な証拠から犯人を強引に絞り、死刑にしてしまっては、それは新たな虐殺事件発生と呼んでも差し支えないのではないか。

 ただし、パリットスロン虐殺事件が発生したことは事実だろう。日本軍の捕虜虐待はやはり相当酷いものだったことは間違いが無い。今でも怨嗟の声を聞くシベリア抑留は1956年まで帰還事業が続いたので、終戦後12年間、死亡率は約10パーセント。一方、日本は1941年の開戦から1945年まで4年弱で捕虜の死亡率28パーセントという。

 オーストラリア兵たちが、日本軍捕虜を輸送中にヘリから突き落とし、「あいつらは切腹した」などと嘯いた話なども聞くので死亡率の比較を素直に信じるのも問題かもしれないが、褒められたものではなかったことは間違いあるまい。

 オーストラリアからすれば、こうした戦争全般での非道へ復讐したかったのだろう。その心情は分からないわけではない。しかし、それと復讐心を満たすために一人の高級軍人を冤罪で死刑にして良いというのは繋げてはならないだろう。このような、過ちによって他国の人間を殺してしまった事実を、加害者側であるオーストラリアが明らかにしたことは大きいだろう。無駄に反発・排撃するのではなく、歴史の正視に繋がっていくと良いなと思う。
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太平洋戦争・二次大戦・現代史 | 2010/05/12(水) 23:13 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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816冊目 & 817冊目 ジェネラル・ルージュの凱旋 上下
ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
(2009/01/08)
海堂 尊

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ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
(2009/01/08)
海堂 尊

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評価:☆☆☆☆


 前作、『ナイチンゲールの沈黙』と同時並行で、東城大学医学部付属病院に一つの問題が起こっていた。不定愁訴外来、通称愚痴外来の万年講師・田口の元へ、救急センター部長・速見が業者から賄賂を受け取っているという匿名の告発文書が届いたのである。

 我らが田口講師は、いつも通りに貧乏くじを引かされ、大学の動機でもある速水の疑惑調査に乗り出すことになる。告発された内容は事実なのか。そして、誰が何の目的で告発を行ったのか。それが物語り最大の謎になる。
 
 だんだんミステリーというよりもキャラクター小説になってきた気がする。今作では、焦点が当てられる事件そのものは真相が分かる仕組みになっていて、あとはどう着地するかが問題である。

 救急救命が抱える問題というのも、その手の話に興味がある方なら広く知られているもの(採算が合わない、激務、人が居ない)であり、目新しさは感じないのではないか。

 それでも一気に読ませる迫力があるので、やはり面白いのは間違いないと思う。チーム・バチスタを読んで面白いと思った方は詠む価値があるだろう。一方で、今作から手に取ろうという方には全くお勧めができないのも事実。シリーズ者の難しさだろうか。
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推理小説 | 2010/05/09(日) 22:27 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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815冊目 それでもピサの斜塔は倒れない―知れば誰かに話したくなる地中のこと
それでもピサの斜塔は倒れない―知れば誰かに話したくなる地中のことそれでもピサの斜塔は倒れない―知れば誰かに話したくなる地中のこと
(2007/09)
応用地質応用地質調査事務所=

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評価:☆☆☆


 観光名所としてご存知、ピサの斜塔。1173年に着工されたこの塔は、建設中からどんどん傾いてしまい、第三工期でようやく完成したのはなんと1372年。およそ200年掛かって完成したことになる。

 見るからに危ういバランスで建つピサの斜塔だが、今では改修工事が完了して倒れることは無くなったという。

 なぜ、ピサの斜塔はこのように傾いてしまったのか。そして、改修工事はどのように行ったのか。

 この話を皮切りに、次々と地殻にまつわる話が取り上げられる。地震の原因や液状化現象による被害の拡大、落盤や崩落と言った災害対策面から。あるいは、日本列島の成り立ちや、世界がこのような姿をしている理由と言った地球物理学的な面から。

 地殻について知ることは、地球について知ることだ、と思わされる。地球が今も生きていて、物質循環されているが故に生物は生きていける。しかし、一方で地球の活動は地震や火山といった災害も生み出している。従って、災害とは付き合いながら生きていくしかないので、それにはこうした地球についての知識が積み重ねられていくことが欠かせないだろう。

 一つ一つの話は数ページに纏められているので、入門書として読むには丁度良いのではないだろうか。地球についての興味を持つには十分な役割を果たしていると思う。
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その他科学 | 2010/05/05(水) 23:41 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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