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Author:Skywriter
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BK1書評の鉄人31号。
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777冊目 日本語のできない日本人
日本語のできない日本人 (中公新書ラクレ)日本語のできない日本人 (中公新書ラクレ)
(2002/03)
鈴木 義里

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評価:☆☆☆


 全く、最近の若者の言葉遣いはなっとらん。日本文化をなんと心得るのか。ああ、こんなことでは明るい未来なぞ想像すらできんぞ。とまあ、とかくおっさん連中は悲憤慷慨したがるわけです。メソポタミアの遺跡からも最近の若者の出来の悪さを嘆く文句が見つかるくらいだから、人類の歴史は進歩の歴史ではなくて退化の歴史なのだとも思いたくなる。

 その流れの一つに、最近の大学生は出来が悪い、というのがある。分数の計算が出来ないとかなんとか、騒ぎになっているのであるが、大衆に迎合して受験科目を減らせばそうなるのは当然なのですよ。おまけに、ほとんどの人が大学に入るようになれば、出来の悪いのも入学してくるわけで、そりゃあ平均は下がる。平均を下げていた私が言うのだから間違いない。

 ところが、最近の日本語は乱れているという認識は、おっさんのものだけではないらしい。本書によると、日本語の乱れは深刻であると思う若者が多いということで、これはなんとも不思議な話だ。

 著者はまず、高校生が書いた作文を提示する。これがまあ、実に酷い。ニュースで流れる「ほぼ断定した」なんて類のダメな表現を遥かに下回る文章が氾濫しているのである。

 そうなってしまう原因として、教育を受ける裾野が広がったため、集団の平均が下がった面があることを指摘した上で、国語教育の持つ問題点に光を当てている。

 私としては、平均が下がったことそのものに問題意識は持ってこなかったのだが、日本が将来、これまで以上に頭脳で世界と勝負するためにはそれではいけないのかな、という気になった。詰まるところ、広がった裾野の、その裾部分の平均を上げる必要があるということだ。

 指摘の通り、漢字の習得にばかり時間をかけるのは健全ではない。個人的に漢字が好きなのはあるが、複雑な漢字を書けることなどに注力するのではなく、文章力を向上させるべき、というのには完全に同意する。また、漢字は徐々に使用する数を減らす方向に持っていくというのも筋が通っている考えのように思った。

 ただ、著者は日本人が漢字の習得に多大な時間をかける一方で、アルファベットは少数の文字を覚えるだけで良いという比較をしているのには疑問を感じる。というのは、日本語は一文字一音の対応があるので、かなさえ理解すればどんな文章でも組み立てることができるが、アルファベット文化圏では単語全ての綴りを覚えなければならない。漢字が多いといっても、専門文献まで読みこなすのにたかだか数千字で済むだろうが、単語数千ではそれは困難だろう。どちらが苦が多いか、一概には言えないと思う所以である。

 私の意見としては、やはり実力別学級にして、構文の時点で置いていかれている生徒にはきちんと構文を使いこなせるよう教え、進んでいる生徒には複雑な漢字を含め高度な内容を教えれば良い。現実に存在するレベルの違いを、あたかも存在かのしないように一つのクラスで教えるのが無茶なのだ。あと、文学史なんてものを教えなければ良い。あんなの、所謂ところの文壇関係者以外に何の意味も無い戯言である。

 といった感じで、教育について考えさせられた一冊。
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ノンフィクション | 2010/01/31(日) 23:05 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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776冊目 ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
ワープする宇宙―5次元時空の謎を解くワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
(2007/06)
リサ ランドール

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評価:☆☆☆


 宇宙には4つの力がある。電磁気力、強い力、弱い力、そして重力。このうち、名前の印象や日常生活の感覚とは随分違うことに、なんと言っても弱いのは重力である。

 どれくらい弱いのか。なんと、弱い力は重力より1,000,000,000,000,000倍も強い。1000兆倍なんて言われても想像が付かないが、とにかくそれほど違う。それなのに、階段を上れば重力に苦労させられるのは、重力が無限の彼方まで相互作用を及ぼすからに他ならない。

 それでも謎は付きまとう。なぜ、重力は他の力と比べて余りにも弱すぎるのか。そもそも、なぜ重力はあるのか。何が重力を伝えるのか。ニュートンが重力による運動を解き明かしたと言っても、まだまだ分からないことが山積みなのだ。そして、宇宙の進化は重力を解くことでしか明かせないため、宇宙論にもまだまだ謎が残っている、ということになる。

 本書は、未だ解き明かされていない重力の謎に迫る意欲作。著者は気鋭の物理学者であり、最新の素粒子物理学が世界をどう解き明かそうとしているかを開設するのにうってつけである。彼女の導きで、読者は重力に関する過去の知見を一通り眺めてから、一気に最新の科学の世界へ飛び込むことになる。

 巻き上げられた次元、すぐそばにあるブレーン・ワールドなど、SF顔負けの、奇想天外なアイディアが次々と現れるのは圧巻。また、巻き上げられた次元や、無限に広がりつつも感知できない新たな次元など、一見分かりにくそうな概念を巧みな例え話で説明する腕は見事だと思う。

 ただ、やはり概念的に難しい点も多々ある。特に後半、5次元からの力がどうやって我々の生きる空間3+時間1の合計4次元宇宙に働きかけているのか、どうしても頭の中でイメージできなかった。評者の頭が悪いせいであろう。が、最前線に挑む科学者の躍動感や、謎が切り開かれていく爽快感が感じられたのが面白かった。やはり、科学は好奇心が進めるものだとの思いを新たにしたものである。
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素粒子・宇宙論 | 2010/01/29(金) 23:53 | Trackback:(0) | Comments:(1)

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775冊目 貝と羊の中国人
貝と羊の中国人 (新潮新書)貝と羊の中国人 (新潮新書)
(2006/06/16)
加藤 徹

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評価:☆☆☆☆


 古代の中国人にとって貝と羊は特別な意味を持っていた。貝は、貨幣として使われた子安貝を指す。今でも財・貨・費やす等、金に関わる漢字の一部として見ることができる。農耕民族だった殷(商)で重要な意味を持った。殷の人々は国が失われた後、交易に従事したが、彼らを商王朝の人ということで商人と呼んだのが、今に伝わる商人の語源という。

 その殷を滅ぼしたのは、西方に興った周である。遊牧民だった周の人びとにとって貴重なものだったのは、羊。こちらも重要なものには羊の文字が入っている。例えば「美」は羊が大きい様を表している。

 著者は、東西・生活スタイルの違いが複雑に絡み合って現在の中国が成り立っている、と説く。殷人的な気質を「貝の文化」、周人的な気質を「羊の文化」という視点で中国を眺めることで、共産主義国でありながら華僑の商才を持つという二面性を理解しようとする。

 他にも、流民、人口問題、英雄とヒーローの違い、地政学などの観点から、近代において日本と中国が辿った道を眺めている。その切り口が、私にとってはとても面白く、漢字の持つ歴史の奥深さを感じさせてくれた。中国史に興味がある方は楽しく読めると思う。
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評論 | 2010/01/27(水) 23:11 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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774冊目 南極1号伝説
南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史
(2008/04/05)
高月 靖

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評価:☆☆☆☆


 ラブドールと呼ばれる、ほぼ等身大の人形がある。カバーの写真を見て分かるとおり、遠目には人間と見紛うほどのリアルさ。こちらは、なんと、特殊用途愛玩人形すなわち、セックス(オナニー)用のものである(一部には純粋に閲覧用としている方も多いようだが)。

 本書は、江戸時代からあったという性具から粗雑な造詣のダッチワイフを経てラブドールに至るまでの歴史や、どのような種類のものがあるか、ラブドールがどのような製造過程によって形成されているか、素材や構成およびそこから発生する問題は何か、ユーザーの声など、この世界の大まかな全体像を描き出している。

 元が化学屋としては材料面の話が一番興味をそそられた。例えば、口を使用(お察しください)できるようにすると材料の引き裂き強度が問題になるとか、同じ理由で前と後ろ(こちらもお察しください)両方使えるようにはできないなど、の強度面。あるいは、シリコーンゴムを使うと可塑剤として使用しているオイルが時間の経過によって表面に現れてくるので定期的な洗浄が欠かせない、などの配合面。うーん、読まなければ絶対にそんな世界があるなんて知らなかったですよ、ええ。

 ともすれば冷やかしの視線だけが向けられそうな、知られざる世界を冷静に紹介してくれているのが本書の魅力だろうか。妻に先立たれてしまったが風俗は利用したくない、などといった男性の利用があるなど、好奇の目だけで眺めるには切実過ぎる事情がある方も居るようで、これまで私自身も偏った見方をしていたことに気づかされた。


 なお、本書については文庫化もされているようだ。しかし、単行本で多用され、この世界をビジュアル的に紹介するのに成功しているカラー写真の扱いがどうなっているのか分からない
南極1号伝説―ダッチワイフの戦後史 (文春文庫)南極1号伝説―ダッチワイフの戦後史 (文春文庫)
(2009/08/04)
高月 靖

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未分類 | 2010/01/25(月) 23:45 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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科学系のニュースいろいろ
 科学系のニュースで気になった記事について妄言を吐いてみる。

 まずは糖尿病について。

 「日本人は太っていなくても糖尿病になりやすい」認知度は4割未満記事を見て仰天。糖尿病には1型と2型があるが、日本人のおよそ9割を占めるといわれる2型糖尿病の最大のリスクは肥満と遺伝である。

 では、もう明らかになっている肥満を、あたかも糖尿病のリスクでは無いように見せかけるために、どんなテクニックを使っているのだろうか。以下、記事より引用する。

 同社によると、国内の糖尿病患者は約890万人で、その9割以上がインスリンの分泌低下などが原因で起こる2型糖尿病とされている。肥満・やせの基準としてBMI指数を用い、太っている人をBMI25以上、太っていない人をBMI25未満とすると、日本人の2型糖尿病患者の6割が太っていないことになる。


 うーん、なるほど。肥満以外が6割を占めるなら、太っていることはリスクじゃないのか。太ってないと思って安心していたけれど、それは間違いだったんだ。

 そう思わせるための、悪意か誤謬か策略に満ち溢れた記事だ。どこが問題なのか。それは、”糖尿病になる人のリスク”と、”糖尿病を発症した人のBMI分布”という二つを比較しているところ。

 話を分かりやすくする。ここに、BMI25を越える人は100人居て、そのうち10人が糖尿病を発症したとする。発症率10%である。一方、BMIが25以下の人が1万人居て、そのうち90人が糖尿病を発症したとすると、発症率は0.9%である。このうち、糖尿病を発症した人だけで集めてみよう。すると、BMI25越え10人+25以下90人で合計100人となり、そのうちBMIが25以下人の人が占める割合は90%にもなる。だからといって、BMI25以下の人の方が糖尿病になり易いとは言えないのは、発症率を見れば明らかだ。

 なので、この手の記事を書くならBMIの分布を調べなければならない。そこで、低コレステロールへの常識を改めよう内のこのエントリを見て欲しい。出典は『メタボの罠 「病人」にされる健康な人々』とした上で、このような数字を出している。

          BMI値分布%の日米比較 (正常体重;18.5ー<25)

         低体重(<18.5)  正常体重  過体重(25-<30)  肥満(30-<)

 アメリカ     2.2        40.7      33.8          23.3

 日本       6.7        69.6      21.1           2.6

 日本/アメリカ比  3.05              0.62          0.11


 これを見ると、BMIが25を越えるのは約20%。それが、糖尿病全体の40%を占めるという。残りの80%の人が糖尿病の60%ということになるので、太った人は太っていない人に比べ、約2.7倍糖尿病になりやすいのでした。ちゃんちゃん。

 なぜ、太っていることが糖尿病のリスクではないかのようにミスリードをする記事が大手を振ってまかり通るのか。ほら、あなたも安心していられませんよ。ほら、精密検査をしたら、こんなリスクが見つかるんですよ。さあ、あなたも今日から病人です。病院へ行ってください。そんな話に、なぜなってしまうのだろうか。

 未病とか何とか珍妙な概念まで使ってなんとしても人びとを病気に仕立て上げよう、という最近の流れは恐ろしい。騙されないようにしたいものである。

 なお、最初に引用したニュースは医療介護CB news同タイトル記事が元らしいので、リンク切れの場合はこちらを参照ください。



 もう一つ、IPCCがインチキをやっていたことが暴かれてしまった、ヒマラヤの氷河消失、報告書は誤りと陳謝なるニュースについて。

 欧米の気象学者らが20日、独自に発表した分析によると、報告書は問題の部分を世界自然保護基金(WWF)のリポートから引用した。WWFは英国の一般向け科学雑誌ニュー・サイエンティストが1999年に掲載したインド人研究者についての記事を引用した。しかし、この研究者の論文は未公表で、氷河消失の時期も予想していなかった。

 「2035年」という時期は、別の文献の「2350年」を写し間違えた可能性があるという。分析は「査読を経た論文を基礎に置くという科学の基本を守れば回避できた間違い」と指摘している。


 ”2350を2035と写し間違えた”というのは、100亥歩ほど譲って本当だとしよう。問題は、その奥にある。それは”「査読を経た論文を基礎に置くという科学の基本を守れば回避できた間違い」と指摘”という部分である。

 査読とは研究の客観的な正しさを判断するため、専門雑誌に記事を載せる前に他の専門家のチェックを仰ぐことを言う。この査読というシステムによって、科学分野では論文の客観的正しさを保障しようとしてきた。それでも監視を掻い潜って捏造や剽窃が行われることもあるので完璧とは言い難い面があるにしても。

 勿論、地球温暖化話は査読システムなど持たない。なぜなら、この現代の御伽噺は科学ではないから、科学に要求される査読など行う必要が無いためである。その代わり、彼らは研究成果とやらをマスコミに発表する、というわけだ。

 図らずも、IPCCがどれほど根拠薄弱な妄論で世界をミスリードしようとしてきたかが伝わってくる記事だ。不安を煽らないと研究資金が支給されないのは分かるが、やりすぎに気づいて欲しい。


 最後に、思わず笑ってしまったのは1晩で理想の恋人と出会える確率は0.00034%=英経済学者。年齢などの条件を絞っていくとこうなるらしい。

同氏が素晴らしい関係を築けそうな女性は英国中で26人に絞られ、ロンドンで過ごす1晩にそのような女性と出会う確率は0.00034%になることが分かったという。


 ドレイクの方程式を使用したというが、その背後にあるのはフェルミ推定と呼ばれるもの。そんなことに使うのかよ、というのがなんとも面白い。科学にもジョークを!っていうのがイギリス流なのか。日本でもこうした科学者がどんどん出て、科学は楽しいんだ、というメッセージを伝えて欲しいなぁ。

 尚、この記事はオチも秀逸。
 非常に低い確率との結論に至ったが、論文を執筆後に実は恋人ができたという同氏。相手は年齢の条件を満たす大卒の女性で、近所のボートに住んでいるという。


 意外と上手くいくものなんですね。
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雑記 | 2010/01/24(日) 00:38 | Trackback:(1) | Comments:(0)

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773冊目 女という病
女という病 (新潮文庫)女という病 (新潮文庫)
(2008/02)
中村 うさぎ

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評価:☆☆


 本書は『新潮45』に連載されていた記事を集めたもので、その記事は以下のような趣旨であった、という。

被害者・加害者を問わず、「女」が主役と思われる事件を取り上げて、そこに渦巻いている「女の自意識の問題」すなわち「女という病」を解析していこう、という趣旨
P.3 前書きより


 取り上げられているのは、ツーショットダイヤルで知り合った若者に殺害された医師の妻、三角関係のもつれの挙句に親友をバラバラにした看護婦(この事件はそれだけの話ではなさそうだが)、人気同人作家として名を馳せながら風俗嬢としても生きた謎めいた女性、などなど。これらの事件に現れた女性の、女性だから事件に巻き込まれるようになったであろう背景を中村うさぎが解いている。

 ジャンルとしてはドキュメンタリーを名乗っている。しかし、それにしてはどうにも著者の主観が前面に押し出されているように思われてならなかった。

 ノンフィクションやドキュメンタリーを名乗りたいのであれば、主張の裏にはそれなりの根拠が必要なのではないだろうか。自分の勝手な思い込みで多様な他者を分析しようとした精神分析が悲惨な失敗に終わったのが好例だろう。(精神分析を受けた人の治癒率は自然治癒率より低い)

 現実の世界、あるいは現実の人間をきちんと解析したいのであれば、多くの類例を取り上げたり(=統計的な処理)、脳科学や心理学(=還元主義)といった手法を取らなければ説得力が無い。

 本書では全くこのようなことが行われていないので、ドキュメンタリーにしては主観的に過ぎる。なので、中村うさぎという、ある点で破綻した性格の女性の目を通して解釈された人物像を楽しめるかどうかがポイントになるだろう。従って、中村うさぎの感性や個性に興味がある方には向いているが、硬派なノンフィクション読者には余り向いていないと思う。

 私としては、事件に関わることになった女性の姿を通しての中村うさぎの意見に賛同できるところもあれば、こういう見方があるのかと思わされることもあった。「女の自意識の問題」を抱えている身であれば、もっと楽しめたかもしれない。
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エッセイ | 2010/01/23(土) 15:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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772冊目 検屍官
検屍官 (講談社文庫)検屍官 (講談社文庫)
(1992/01)
パトリシア コーンウェル

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評価:☆☆☆☆


 バージニア州リッチモンドで、数ヶ月の間に次々と女性が快楽殺人の犠牲になる事件が発生する。被害者は職業や居住地、外見に至るまでバラバラで、互いに面識もない。快楽殺人のパターンからは外れている。

 しかし、残忍な犯行のには決定的なパターンがあった。被害者は一人暮らしの女性で、土曜日の早朝に強姦された上で殺害されている。しかも、手足を緊縛された状態で。

 事件に挑むのは離婚暦のある女性検屍官、スカーペッタ。使われ始めたばかりのDNA鑑定などの手法を駆使し、事件の全貌に迫る。

 本書に描かれる犯人像は、343冊目で紹介した『シリアル・キラー―心理学者が公開する殺人者たちのカルテ』に詳しい。即ち、テッド・バンディヘンリー・リー・ルーカスエド・ゲインといった大量殺人犯である。そして彼らの名前は本書にも登場する。

 恐るべきことに、人類のおよそ1%は、自らの利益のために他人を利用することをなんとも思わない、という。この事実は『戦争における「人殺し」の心理学』などで知ることができる。彼らが戦争の英雄になるか、忌むべきシリアル・キラーになるか、その違いは余りにも大きすぎる。

 こうした事実に触れながら小説が進んでいくので、アメリカのシリアル・キラーについてある程度の情報があった方が世界に入り込めるように思う。

 著者は元々警察担当記者として犯罪に関する情報に多く触れており、その後には検屍局でプログラマーをしていたという。その経歴を余すところ無く活かしきっているのが本書の魅力だと思う。

 捜査が遅々として進まない間にも繰り返される惨劇、必死に犯人を追う主人公。そして最後、犯人の尻尾を掴むところまで一気に読ませる。主要なミステリー新人賞を4つ、総なめにしたというのも頷ける作品。



関連図書:
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
(2000/12)
ロバート・K. レスラートム シャットマン

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戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)
(2004/05)
デーヴ グロスマン

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シリアル・キラー―心理学者が公開する殺人者たちのカルテシリアル・キラー―心理学者が公開する殺人者たちのカルテ
(1996/01)
ジョエル・ノリス

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推理小説 | 2010/01/20(水) 23:23 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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771冊目 移植医療の最新科学―見えてきた可能性と限界
移植医療の最新科学―見えてきた可能性と限界 (ブルーバックス)移植医療の最新科学―見えてきた可能性と限界 (ブルーバックス)
(2000/01)
坪田 一男

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評価:☆☆☆☆


 著者は眼科医として、1000例以上の角膜移植を手がけてきた、移植医療のプロフェッショナルである。その著者が、自らの専門である角膜移植に加え、脳死移植や臓器クローンといった最先端医療について解説しているのが本書である。

 特筆すべきは、臓器移植に付き物の免疫反応についてかなりの紙幅を割いていることだろう。免疫反応があるからこそ人体は細菌やウイルスから守られているが、一方で臓器移植は困難になっている。移植が終わった後に免疫の抑制ができるようになったから移植医療が進んだのだ、ということがとても平易に解説されている。

 また、免疫寛容(トレランス)についてもわざわざ一章を設けているのだが、ここに先端医療の姿が凝集されている。技術的な側面だけではなく、精神的なケアにまで触れられているので、学ぶべき点が多いと思う。これは特に、家族や友人といった周りの人が重病を患ってしまったときには役に立つに違いない。

 移植コーディネーターの絶対的な不足や、国内で移植医療が進まない現状に痺れを切らした人びとが海外に救いを求める姿を含め、移植医療を取り巻く環境を広く記述されている。一冊で最新医療から現代日本が抱える問題まで広く知ることができる良書である。
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生物・遺伝・病原体 | 2010/01/18(月) 23:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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770冊目 脳は意外とおバカである
脳は意外とおバカである脳は意外とおバカである
(2007/01/31)
コーデリア ファイン

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評価:☆☆☆☆☆


脳はかなり上手く機能している。我々が外界をきちんと認識し、場や状況に相応しい対応ができるのは脳の力だ。小説や芸術を理解し、映画を楽しみ、スポーツで汗を流す。脳がきちんと判断を下していなければとてもできない芸当ばかりである。

 ところが、脳は意外とおバカらしい。

 うぬぼれやで、目先の欲望に弱く、何の根拠も無いことでも容易に信じ込む。そして困ったことに、自分の欠点を正視することができない。脳にはそうした側面もある、と本書は指摘する。

 本書で取り上げられている多くの実験によってこれらの論は固められている。その実験の内容と、驚くべき事実の数々は、それ単体として知的好奇心を満足させてくれると同時に戦慄させられる。なにせ、ここでおバカさを暴露されているのは読者自身の脳のことでもあるのだ。

 もう一つ魅力なのは、そんなおバカな脳であっても、問題提起のされ方によって冷静な判断も出来る、ということが明らかにされている点。これは、仕事で部下と接する、あるいは子供と会話するにあたって役に立つ面があると思う。詳細は是非本書を読んでみて欲しい。

 ただ、本書は「脳」がタイトルに冠されているが、基本的には心理学の話であることは頭に入れておいた方が良い。平易な言葉で心理学の魅力を語っているので、心理学の世界を知るには良いが、脳の細かい話は別の本に当たった方が良いと思う。

 本書では無意識やら目先の情報やらに囚われてしまう心の姿が暴露されているが、一方で人の性格が遺伝によってかなりの部分が規定されていることもまた、明らかになっている。ラボ実験で示されるとおりに目先の利益に飛びついてしまうおバカな脳と、遺伝で規定される性格によってかなり一定の判断を下す現実の世界の間を結びつける今後の研究が楽しみでならない。
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医学・脳・精神・心理 | 2010/01/17(日) 23:26 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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769冊目 ネズミに襲われる都市―都会に居座る田舎のネズミ
ネズミに襲われる都市―都会に居座る田舎のネズミ (中公新書)ネズミに襲われる都市―都会に居座る田舎のネズミ (中公新書)
(1998/06)
矢部 辰男

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評価:☆☆☆


 都市に蔓延るネズミといえば、ドブネズミが思い浮かぶ。しかし、実際に害となっているのはクマネズミである、という。そして、日本は清潔志向が強いと思われながら、実は鼠害については後進国である、と著者は指摘する。

 この聞きなれない名のネズミは、元々田舎のネズミだった。ところが、いつのまにか寄生チュウと化したクマネズミは、今では夜の建物内を我が物顔に駆けずり回っている。ただ運動会をしているだけなら罪も無いだろうが、そこらじゅうに糞を撒き散らし、ノミやダニを媒介するとなると穏やかではない。

 本書は現代の害チュウたるクマネズミの生態に光を当て、最終的にどのようにすれば駆除することが出来るかを提言している。

 いかにも科学者が書いているらしく、その起源や生態といったデータが紹介されると共に、防除活動においての経験が平行して書かれているので、クマネズミの害を理解しやすくなっている。

 一方で、ネズミの生態的な面や、人間の経済的な事情による駆除の難しさを的確に指摘しているので、人間が望まないからといって特定の生き物を排除するのは困難なものだと思わされる。

 また、著者は分からないものは素直に分からない、としているので、これほど身近な生き物にもまだまだ判明していないことが余りにも多いと愕然とさせられる。このような本がきっかけとなって、鼠害後進国である日本の現状が改善されることを願いたくなった。
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生物・遺伝・病原体 | 2010/01/13(水) 23:46 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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768冊目 ひげのある男たち
ひげのある男たち (創元推理文庫)ひげのある男たち (創元推理文庫)
(2008/06)
結城 昌治

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評価:☆☆☆


 アパートの一室で、美しい女性の死体が発見された。発見者は管理人。イメージとしてはめぞん一刻のようなところである。

 目撃者の証言から犯人と思われる男には歯ブラシのようなヒゲがあるだけは分かっている。その捜査に乗り出す警察官、嘴を突っ込んでくる同じアパートの住人、容疑者(複数)、困ったことにいずれもヒゲ面。ヒゲ面が余りに多い中、目だつ特徴といえばヒゲくらい、などという難事件は解決されるのか。

 といった感じのユーモアミステリ。軽妙な会話が面白い。だが、内容は決して軽くなく、本格的なところが本書の魅力と言えよう。いかにも怪しげな行動を繰り広げる容疑者たちから、上手く情報を引き出しているのは見事で、読み終わってみれば推理の材料があちこちにちりばねられていたことに気づくことになる。

 それにしても、初版が1959年ということから古さを感じさせられる。相場もぜんぜん違うので、タバコが一箱50円といわれても高いのか安いのか分からない。半世紀古いというのは、読者に古臭さを感じさせるものなのだなあ・・・・・・。
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推理小説 | 2010/01/11(月) 22:07 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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767冊目 曹操残夢―魏の曹一族
曹操残夢―魏の曹一族 (中公文庫)曹操残夢―魏の曹一族 (中公文庫)
(2008/05/23)
陳 舜臣

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評価:☆☆☆


 前にも書いたとおり、三国時代は戦争の時代である。戸籍上では後漢末に5500万人を越えていた人口が、三国時代末期にはおよそ820万人と、約1/7になっているのだ。中央政府の統制が緩んだことで把握されなくなった人々が居ただろうことを考え合わせても、庶民にとっては過ごし難い時代だったに違いない。

 いや、貴人になっても油断は出来なかった。董卓の暴虐が去った後も、宮廷内では陰謀が巡らされて多くの人びとが命を奪われていった。殺された中には魏の3代目皇帝、高貴郷公・曹ボウも含まれる。ただ、蜀だけは血生臭い話が少ない特筆ものだろうか。(重臣の法正がいくらか血生臭い話を残したようだが)

 そんな過酷な時代を感じさせない作風が、著者の魅力であろうか。架空の人物、大胆な設定で、著者独自の世界を築きあげている。

 例えば初代皇帝・曹ヒは皇族を冷遇し、とりわけ後継者争いでライバルだった曹植を排斥した。しかし、視点を変えて曹ヒはあくまで曹植を愛していたとする。皇族に力を与えないというのは曹操以来の伝統、と解釈する。また、曹ヒは妻シン氏を、2代目の明帝・曹叡は妻毛皇后にそれぞれ死を賜っているのだが、本書では彼女らは密かに生きており、山陽公(後漢の献帝)と暮らしている。

 この山陽公の周りと曹植にかなり光が当てられており、彼らを中心に曹操の死から晋による統一までが語られている。曹植死後は随分と駆け足の感があるが、こうして三国時代を終わりまで仕上げているのは嬉しい。

 戦闘シーンをあっさりと片付ける傾向があり、それが過酷な時代を感じさせない一助になるだろうが、三国志演義の魅力の一つは血湧き肉踊る一騎打ちにあるだろうから、その点は評価が分かれると思う。魅力は少なからずあるのだが、正史の正統的な解釈からは外れる点も多いので、いきなり著者の本を読むのはあまりお勧めできない。
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その他小説 | 2010/01/09(土) 22:21 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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766冊目 麦酒の家の冒険
麦酒の家の冒険 (講談社文庫)麦酒の家の冒険 (講談社文庫)
(2000/06)
西澤 保彦

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評価:☆☆


 山道を迂回させられたためにガス欠となってしまった学生4人が、車を棄ててなんとか辿り着いたのは、一軒の奇妙な別荘だった。

 奇妙というのは、この別荘の1階にはベッドが一つ、2階には、まるで隠されているかのように、ウォークインクローゼットに冷蔵庫が押し込まれていた。なんと、この冷蔵庫にはヱビスビールのロング缶がぎっしりと詰まっており、冷凍庫には凍ったグラスが13も入っていたのである。しかも、他には何にも、家具一つ置いていない有様なのだ。

 となると、あとはもうビールを飲みながらグダグダと謎解き話をし続けるしかない。ああでもない、こうでもないと謎を話し合っていく。うん、こうしたグダグダって、やってる本人は大真面目で楽しいんだよなあ。身につまされる。

 そうこうしているうちに、なにやら事件の予感がしてくるのではあるが、真相はアルコールの霧が晴れると同時に明らかになる。ある種、究極の安楽椅子探偵ではある。

 惜しむらくは奇抜な設定を消化しきれていないという点か。この分量を素面で読むのもなあ。やや残念な出来のように思う。
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推理小説 | 2010/01/06(水) 22:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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765冊目 僕たちの好きな三国志 戦争編
僕たちの好きな三国志 戦争編 (宝島SUGOI文庫 (Bへ-1-19))僕たちの好きな三国志 戦争編 (宝島SUGOI文庫 (Bへ-1-19))
(2009/04/04)
別冊宝島編集部

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評価:☆☆☆☆


 後漢末に始まる混乱は、曹操の台頭を経て晋による統一まで、騒乱が続く。三国時代は戦争の時代なのだ。そこで戦争・活躍した人物・制度など、様々な視点から取り上げることでこのボリュームの本にしては驚くほどの質を確保している。

 特筆すべきは、三国志演義にも、正史ファンの共通的な認識にも従っていない点だろう。何進にも優れた点があったとする点は好例と思う。

 袁紹が外交を含めた総力戦に長けていたことは、公孫サンとの戦いから納得することができる(公孫サンの自滅があるとしても)。しかし、曹操集団の弱点として曹操が居ない戦場で極度に弱体化する、というのは疑問。

 例えば潼関の戦い馬超韓遂連合を打ち破った夏侯淵は迅速な行軍と果断な攻撃によって彼らを壊滅させている。また、曹操が挙兵したときから付き従った、一族の曹仁は同時代の名将として知られ、ほとんど敗北を喫していない。むしろ、曹操の方が敗北が多いくらいなのだ。

 などと考えると、曹操不在で弱くなる、というのは夏侯惇をイメージしてのことなのかなあ、などと思わせられる。夏侯惇が前線担当には不向きだったのは事実だろうが、それを理由に曹操軍が弱い、となると違うような気がする。

 ここに挙げたところを始め、どうにも一部の戦いから過大な一般化を行ったり、後出しジャンケン的な毀誉褒貶が見られる点があるのは残念。ただ、多少なりとも独自の見解を持つ人全てを納得させることができる説などそうそうあるわけもないので、仕方の無い面もあるだろう。

 トータルで見ると、刺激的な話が少なくなく、楽しみながら読むことができた。新解釈で蘇る24人、というコーナーでもバランスの取れた人選をしているし、各国の実情に合わせた解説がされていると感じた点も多い。三国志演義を読んで三国志をもうちょっと深く知りたくなった、という方へ特にお勧めしたい。



 ・・・それにしても、孟達が関羽と揉めた結果、呉に降ったかのように思えてしまう筆の運びは如何なものかと。短くまとめようとの意図が奔り過ぎたか。
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中国史 | 2010/01/05(火) 22:09 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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