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Author:Skywriter
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BK1書評の鉄人31号。
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563冊目 三国志 (1の巻)
三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)
(2001/06)
北方 謙三

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評価:☆☆☆


 ハードボイルド作家、北方謙三バージョンの三国志。正史を基にしているということで手に取ったのだけれども、残念ながら演義だった。

 演義なのは良いのだけど、この人、文章めっちゃくちゃに下手じゃないかなあ。お前が言うな!と言われてしまえばそれまでなのだけど、どうにもブツ切りな文章が気になってストーリーに没頭できない。

 せっかく斬新なキャラクター設定をしているのに、それが残念。

 ストーリーは、黄巾の乱勃発から孫堅が不遇の死を迎えるまで。色々なエピソードを、あるときには削ぎ落とし、あるときには膨らませて書いているのだが、これはかなりの成功を収めているのではないか。正史に忠実なのを求めるのも一つのあり方かもしれないけど、それなら正史を読めば良いわけだし。

 特筆すべきは劉備の格好良さ。実際には劉備が活躍するのは黄巾の乱後、かなり時間が経ってからなのだけど、本書では可能な限り話を膨らませて劉備をいっぱしのヒーローにしている。三国志の魅力の一つは間違いなく彼が担っているので、ストーリーに幅を持たせるためにはやはり劉備に注目するのが良い。

 そんなわけで、ストーリーの作りこみと文章の下手さで一勝一敗。でも負けが大きすぎて、次にはどうも食指が動かないような気がする。
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その他小説 | 2008/09/30(火) 23:31 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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562冊目 Dr.検死官
Dr.検死官 (講談社プラスアルファ文庫)Dr.検死官 (講談社プラスアルファ文庫)
(1995/06)
トーマス野口

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評価:☆☆☆


 著者のトーマス野口は、元ロサンゼルス群の検死局局長を努めた人物である。まだ検死制度が未発達な頃から検死というシステムを立ち上げてきたことと、地理的な要因が重なり、有名な事故や事件を多数扱ってきたことで知られる。

 一例を挙げれば、兄に続いて凶弾に斃れたロバート・ケネディ、伝説の女優マリリン・モンロー(奇しくもロバート・ケネディの愛人でもあった)、頭のイカれた指導者によって引き起こされた残忍な大量殺人事件であるシャロン・テート邸の虐殺、新聞王ハーストの娘を拉致したシンビオニーズ解放軍壊滅後の遺体調査。

 これらの事件を解決するに当たり、法医学は重要な役割を果たしてきた。遺体に刻まれた動かぬ証拠から事件の全貌が明らかになったことは枚挙に暇がない。その一方で、法医学によって新たな謎が生まれてしまうこともある。ロバート・ケネディの頭部に、至近距離から撃たれたと思われる銃創があるが、犯人とされるサーハン・サーハンはケネディにそこまで接近できなかったという。

 これら、重大事件への関わりと、検死局の局長としてどのような権力闘争に巻き込まれたかが交互に語られる。検死局を作り上げるのに尽力した著者のことなので、アメリカの検死制度が垣間見えるようになっているのは利点ではある。しかし、やや個人的に過ぎることが多すぎるように思う。事件を解決する手段として法医学が持つ影響を知りたいというのであれば、本書のボリュームの半分程度しか役に立たないだろう。そこが残念だった。
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ノンフィクション | 2008/09/29(月) 23:35 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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561冊目 私はいかにして「日本信徒」となったか
私はいかにして「日本信徒」となったか私はいかにして「日本信徒」となったか
(1999/06)
呉 善花

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評価:☆☆☆☆


 北の本を紹介したから次は南、というわけではないけれども、韓国出身の女性が<日本信徒>へなった経歴を書いた自伝的なエッセイである。北も南も嫌いな人は多いだろう。斯く言う私もその一人。しかし、日韓は(もう残念でどうしようもないのだけど)隣り合う国だという事実は(遺憾で仕方がないのだけど)動かしようがない。哀しいことに。

 ワールドカップを自国でやれば相手国の選手の目をレーザーで狙うような、戦中に日本に協力した人の子孫の財産を没収するなどと言った野蛮で前近代的な法律を定めて恥じない狂気の国が隣にあるというのは実に嫌なことである。

 人間関係がしばしば鏡像関係であるように、国民同士の関係も鏡像関係になることが多い。日本が韓国を嫌いなように、韓国も日本を嫌いだ。著者も典型的な反日韓国人だったという。その著者が日本にやってきたのは日本を理解するためなどではない。アメリカに行くためだ。韓国からアメリカに行くことが難しかった時代、日本からの方がアメリカに行きやすいだろうとの思いで日本にやってきたのである。

 ところが、著者は日本に来て肩透かしに遭ったような気になった、という。

 戦後、最も強固な反日教育を受けた「反日世代」といわれた私の世代は、日本と言えば「悪魔の国」と答えるほどだったから、「日本人がよい人たちであるはずがない」という強い先入観を持っていたのである。
p.15より


 やがて、異なる文化を受容するプロセスを一通り経て、著者は日本文化を受け入れるようになっていく。日本人が親切で丁寧なことに感動するところから、文化の違いによる軋轢に悩みを感じ、やがて日本文化を自分のものとして受け入れる。

 その過程で、著者は日韓の人々があまりにも外見的に似ているため、自分が異文化の中に身をおいていることを忘れてしまうのが軋轢の一因になっている、とする。そのあたり、外国で長期間暮らしたことがある人には実感があるのかもしれない。

 私自身は、今もなお韓国で噴出している反日感情は、韓国が豊かになる道を辿る上で避けられない時期だと思っている。一定の時間が経って、韓国が成熟すれば一方的に日本を責めてよしとすることはなくなるのではないかと。ただ、それには個人の立場からすれば長い時間が必要だと思う。恐らく、あと数十年は両国民が冷静になることはありえないと思うのだ。その数十年を、ほんの僅かでも短くするために、著者のように文化の架け橋になれる人々が沢山現れることをまずは願いたい。
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エッセイ | 2008/09/25(木) 22:05 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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560冊目 ウルトラ・ダラー
ウルトラ・ダラー (新潮文庫 て 1-5)ウルトラ・ダラー (新潮文庫 て 1-5)
(2007/11)
手嶋 龍一

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評価:☆☆☆☆☆


 国家ぐるみで犯罪行為に明け暮れる北朝鮮。凍土の地から、極めて精巧な偽ドル札が出回る。アメリカが偽造防止のために技術の粋を尽くした最新のドル札。その技術すら悉くコピーする恐ろしいほどの精巧さに、この偽札はウルトラ・ダラーの名を冠されることになる。

 なぜ北朝鮮は国家を挙げて偽札を作ろうとするのか。その背後の目的を探るため、各国のインテリジェンスが血道を挙げた捜査に乗り出すことになる。

 数十年前、まだ日本が敗戦の痛手から完全には立ち直っていない頃、突然行方不明になった若い印刷工たち。それと時を同じくする不審船の活動。多くの未解決の事件が、ウルトラ・ダラー誕生に向けて収斂していく。果たして、北の狙いは阻止できるのか。

 徹底した取材と作り込まれた人物造形には感服。文章自体はやや硬質ではあるのだが、佳境に入る頃にはそんなことは気にならなくなっているだろう。元NHK支局長として知り得た知識を縦横に駆使しして描かれる、国際諜報合戦を楽しむことができると思う。

 それにしても残念なのは、本書の大部分が事実に根ざしているということ。特に、若くして北に拉致されてしまった少なからぬ人々へは、どれほど深く思いを寄せても十分ということはないだろう。まだ北に捕らわれている方々が一刻も早く解放されることを願ってやまない。
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その他小説 | 2008/09/24(水) 23:41 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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559冊目 付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います
付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)
(2006/10)
御堂 彰彦

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評価:☆☆☆


 例によって例の如く、オジオンさんのところで紹介されていた本。三国志からラノベまで、実に一方的にお世話になっております。オジオンさんの記事にて評されていた”着想などは「アウターゾーン」と「ギャラリーフェイク」を足して二で割ったようなもの”が端的に内容を表している。私としては、『アウターゾーン』の代わりに『ザンヤルマの剣士』シリーズを思い返したものだが。

 本書は4編の短編からなっている。それぞれ、”アンティーク”と呼ばれる不思議な力を持つアイテムに振り回される人々を描いている。ザンヤルマの剣士シリーズでは、強大な力を持つ道具の前に力を暴走させてしまう人々を描いてたものだが、本書ではもっと題材が軽いのが違いか。

 物語は付喪堂骨董店を舞台に繰り広げられる。店主の摂津都和子は各地を巡っては不思議な力を持つアイテムを捜し求めている。まあ、大抵はガセに終わるわけだが、稀に本物が紛れ込むのが厄介だ。なので、ほとんど全てがガラクタの店の中に、幾つか不思議な力を持つアイテムが混入されているのが厄介なところ。

 短編なので個々の事件には深入りできないが、それでも上手く余韻を感じるだけの創り込みをされているところは見事と思う。バランスの取れた、良作が揃っており、ラノベが好きなら手にとって損をすることは無いのではないか。
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その他小説 | 2008/09/22(月) 23:49 | Trackback:(1) | Comments:(2)

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558冊目 5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎
5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎 (文春文庫)5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎 (文春文庫)
(1998/01)
コンラート シュピンドラー

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評価:☆☆☆☆☆


 オーストリアとイタリアの国境、ハウスラプヨッホの氷河の中から一体の遺体が発見された。ミイラ化した遺体は、その持ち物から5000年前のものと推測されたことから、世界中で大騒ぎとなる。

 数百万年前の人類化石が見つかる中で、なぜたかだか5000年前のミイラが世界的な騒ぎになるのか。それは、この男が不慮の死を遂げ、死んだままの姿で5000年の時間を経てきたためである。

 というのは、仲間達の中にあって死んだ場合にはその集団の文化的・宗教的な意味を込めた埋葬が行われる。それは、生きている人間が営んでいる文化とは異なるものになる。例えば、今の葬式で護り刀なんかを握らせたりするけど、それを生きた人間が日常的に持ち歩くことは考えられないことを思ってみればいい。

 もう一つの理由は、遺体がずっと氷河の中に留まったこと。そのため、土の中に埋葬されていれば分解されていたような、革製品や木製製品がまとまって発見されたことだ。

 研究途上ではあるものの、これまでの研究により遺品の数々から考古学は実に多くのことを探り出すことに成功している。弓矢やリュックサックの材料として様々な種類の樹皮や動物由来の材料が使われていること。特に植物の利用に関しては、5000年前には既に木材の種類ごとの性質と適した用途が細分化されていたことがはっきり分かるのが興味深い。

 また、この遺体が出る前から推測されていた広い範囲に渡る交易圏の存在が遺物から裏付けられたり、生活様式が垣間見えたりするのが面白い。考古学の面白さが伝わってくる。

 他のジャンルの学問をも駆使して5000年前のこの男が辿ったであろう最後の日々を探るのは、推理小説にも似た面白さがある。この奇貨を活かし、古代の歴史が明らかになっていく姿を、今後も紹介して欲しくなった。
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その他科学 | 2008/09/21(日) 23:58 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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557冊目 ロシア紅茶の謎
ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)
(1997/07)
有栖川 有栖

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評価:☆☆


 臨床犯罪学者・火村英生と有栖川 有栖が出会った奇妙な事件を集めた短編集。

 推理小説なのだけれども、あっと驚くどんでん返しは用意されていない。いずれも容疑者が数人に絞り込まれた状況で、火村の推理によって一件落着、というパターンなのだが、ホームズの魅力(推理が穴だらけなのも魅力なの!!)も、嫌味なポアロが醸し出す独特の雰囲気もない。

 話によっては、謎を解くヒントが犯人が判った後で明かされるものもあり、総体的に見て面白いとは思えなかった。他作品のネタバレも犯してしまっているし。減点対象はあっても加点対象が無かったので、このシリーズは勿論、同著者の他の作品も手に取ることはなさそう。

 エラリー・クインの顰に倣ったというのだけど、そういえばわたくしめ、エラリー・クイーンも余り好きぢゃ無かったり(苦笑)
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推理小説 | 2008/09/17(水) 22:52 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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556冊目 最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
(2006/10/19)
ジェームズ R・チャイルズ

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評価:☆☆☆☆☆


 現代文明を成立させているのは、巨大な技術であることは疑いえないだろう。数千人を運ぶ船、数百人を空に浮かべる飛行機、文明を支える電気を生み出す巨大な原子炉。そこでは複雑なシステムと、それを支えるべく大勢の人々が働いている。それらが上手く機能しているうちは良い。しかし、一度巨大システムが暴走してしまえば、文明の利器は凶器へと一瞬のうちに姿を代えてしまう。

 飛行機や飛行船の墜落事故、タイタニック沈没、スリーマイル島の原発事故、チェルノブイリ。巨大技術が事故を起こした事例は、残念なことに枚挙に暇がない。

 それらを詳細に検討すると、事故においては複数のミスや故障が現れていることが明らかになる、という。例えばチェルノブイリでは相互に関係のないミスが少なくとも6つあったというのである。これを考えれば、どのようなものであれ、ミスを完全に無くすことよりもミスの連鎖を防ぐことが事故対策として容易な手段であることが見て取れる。

 ではどうすればミスの連鎖を防ぐことができるのか。恐らく、それは過去の事例から学ぶ以上の手はないだろう。本書では上記の事故に加え、アポロ1号やスペース・シャトル チャレンジャーの爆発、インド・ボパール殺虫剤工場の毒ガス漏出事故など、多くの事故を取り上げ、事故が起こるまでに何があったのかを明らかにしている。

 巨大システムと共生するうえで必要な備えのヒントが随所に見られてとても興味深い。巨大事故は滅多に起こらないのだから、運悪くその場に居合わせてしまったら諦めるしかない、などという諦念に走る前に是非本書を読んで欲しい。巨大事故が些細なきっかけで起こることが分かれば、逆に些細な管理が生死を分けることに繋がりかねないことを理解できると思う。そして、これを理解している人が多いことは、きっと世界をより安全にすると思う。
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技術 | 2008/09/16(火) 23:08 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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554冊 & 555冊目 英雄・生きるべきか死すべきか
柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか〈上〉 (講談社文庫)柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか〈上〉 (講談社文庫)
(1996/09)
柴田 錬三郎

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柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか〈下〉 (講談社文庫)柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか〈下〉 (講談社文庫)
(1996/09)
柴田 錬三郎

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評価:☆


 三国志は人気があるが、三国志と謳いながら、孫権が皇帝を称し、魏・蜀・呉の三国が鼎立してからのことにはほとんどの人が興味を持っていない。せいぜいが孔明の北伐と、後日談としての姜維の北伐くらいしか知られていないのではないか。

 そんな中にあって、劉備の死後から始まる本書は極めて珍しいと言える。これは期待できるかも、と思ったのが間違い。

 一言で言えば、不勉強も甚だしい。

 物語は劉備が白帝城で失意のうちに世を去り、劉禅が跡を継いでからの蜀を舞台に始まる。魏軍が五路から蜀に攻め込んできたのである。この大事を、蜀はどうかわすのか。

 この時に劉禅に進言するのが法政、というのを見て吹いた。法正は劉備の時代に死んでるだろうが!法正は劉備が諡号を与えた唯一の人物なのだ。それを忘れちゃいけません。いや、小説だから、法正をどうしてもこの時代まで生かしておく必要がある、というなら止めない。でも、法正ってばここでちょい役で出てきたら後はもうどこへ姿を消してしまう。だったら何も既に死んでいる法正をわざわざ使わなくていいじゃないか。大体、法正が生きていたら夷陵の戦いが無かったかもしれなくて、仮にこれがなかったら蜀の姿は全然違ったのだから結構な重要人物だよ?

 位に関する記述も酷い。例えば、「呉王決意」というタイトルの章があるが、この呉王とは孫亮を指している。孫亮は皇帝であって王ではないだろうが!困ったことに、著者は王と皇帝の区別をあまりつけてなくて、一つの章で王といったり皇帝といったりするので困ってしまう。

 加えて、当時の人間が決して呼び得ない言い方をしているのも気になる。劉禅を部下が後主と呼んでしまうのは致命的。というのは、後主というのは蜀が滅んだ後で付けられたネーミングなのだ。二代で滅んだから、一代目の劉備を先主と言い、二代目の劉禅を後主というのである。劉禅が在位中に部下が後主などと言おうものなら殺されておかしくない。(今更、劉備玄徳とか諸葛亮孔明とかのように、姓+名+字で書かないで、なんてことは言わない)

 さて、物語である。諸葛亮を主人公にして、三国志演義に沿っての南蛮征服と北伐行における諸葛亮の天才的な活躍と、諸葛亮死後の姜維の活躍を描き、魏と呉はおまけていどに書かれている。諸葛亮の神算っぷりは演義そのままで、敢えて別の小説にする必要ないのではないかとも思った。演義において悲劇の名将、魏延を諸葛亮が敵軍もろとも焼き殺そうとする非道は踏襲していないのは好感が持てる。あのエピソード、かなりアレだからね・・・・・・

 それにしても、諸葛亮を人間離れして書くのは良いのだけれども、どうにも魅力が感じられない。天才軍師にするのは良いのだけど、行政で優れた手腕を発揮したことは書かないし。

 人物は蜀に偏った評価がなされていて、例えば幼少の頃から将来を嘱望されていた魏の四代目皇帝、曹ボウを無能に描いている。このあたりは小説だから良いかもしれない。でも、呉はかなり無視されていて、特に孫権の後継を巡る争いは全くないのはおかしいのではないか。二宮の変は無かったことにされ、後継を争った一方はそもそも存在すらしなかったことになっている。なので、孫権が呉を消耗させたことが分からない。陸遜もいつのまにか死んだことになってるし。

 と、苦情ばかりだが、突っ込みながら読む分には面白かった。おいおい、孔明には子がいないことになっちゃってるよとか、司馬孚が弑逆された高貴郷公の遺体を抱いて哭したところは書いて欲しかったなとか、明帝の時に卑弥呼の使いが来朝したことは無視?とか、初代曹操って何?とかいろいろ。吉川英治版を読んだり、横山光輝のマンガを読んだことがあれば改めて読む必要はない。


 この評を読んだ人は思うことだろう。ヲタ、キモっ!。
 ・・・同感です。
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その他小説 | 2008/09/13(土) 12:29 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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553冊目 スパイのためのハンドブック
スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79)スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79)
(1982/03/30)
ウォルフガング・ロッツ

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評価:☆☆☆☆


 あなたはスパイになりたいと思ったことがあるだろうか。私はない。だが、もしあるというのなら、まずは本書でスパイであるとはどういうことか勉強してみるのも悪くない。

 本書がはじめるのは、あなたにスパイの素質があるかどうか、だ。ついで、どうやったらスパイとして就職することができるか。スパイにだって上司も居れば給与支払いもあるわけで、スパイを使う何らかの組織に入る必要がある。スパイになるなら最低限の技能は必要だ。それに過去も。まさか、スパイに行った先で自分の所属先をペラペラしゃべるわけにもいかない以上、過去の偽装は必須。

 そうそう、忘れてはいけないのは、不幸にして敵国に捕まってしまった場合である。決して自白しない、なんて誓いはプロの尋問にかかればイチコロだと著者は指摘する。実際に自分がイスラエルのスパイとしてエジプトで活躍し、逮捕された経験を持つので極めて示唆に富む話だ。

 紹介文から雰囲気を感じられるように、スパイがどのようなものか、一通り説明しながらユーモアを忘れていないのが本書の特長だろう。スパイを行った著者だから、諜報の世界を外側から描いた『スパイの世界史』とは随分と雰囲気が違うのも面白い。なお、実際にスパイ活動をされている方には蓄財宝まで指南されているので是非ともご覧あれ。
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ノンフィクション | 2008/09/10(水) 23:12 | Trackback:(1) | Comments:(0)

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552冊目 心霊写真 不思議をめぐる事件史
心霊写真 不思議をめぐる事件史 (宝島社文庫)心霊写真 不思議をめぐる事件史 (宝島社文庫)
(2005/06/15)
小池 壮彦

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評価:☆☆☆


 夏の定番と言えば怖い話で、その怖い話の一部にいつの頃からか心霊写真にまつわるものが入り込んでいる。真贋論争、という意味ではとっくの昔に決着が付いている。霊魂、つまり異世界のものが映りこんでいることが明らかになった写真は存在しないのだから。

 それでも、心霊写真がこれだけ社会に受容されたものであるからには、そこには歴史があるのも事実。そんなわけで、本書は本邦初の心霊写真史という意欲作である。

 驚くべきことか、心霊写真は写真術の導入直後から現れた、と本書では指摘している。黎明期においては映りこんだものが何なのかが問題とされたのだ。ある者は霊魂が映っていると主張し、また別の者は生きている者の念が映っているとしたため論争が起こっていたらしい。海外での論争が日本にも入り込んでいる図式だが、当時の心霊写真は技術的な問題で片付けることができたようだ。

 そんななかで、我々にも馴染みのある迷信、三人で写真に写ると真ん中の人が魂を抜かれるといったものが現れたり、意図的に心霊写真が作り出されたりするようになってくる。その最終的な姿として、なにやら顔に見えそうなものが移っていれば心霊写真だとする安易な解決法があるという。1970年台生まれの私としてはこの最終系のものにはそれなりに幼少期の思い出が被って懐かしい。

 心霊写真の受容と変容の歴史を追っているため、真贋論争だとか心霊写真集を期待して手に取ると失望するだろう。私としては、人々が写真に何を見たがったかが分かったのが面白かった。なにせ、人間は見たいものを見る生物だから、心霊写真を見る人には心霊写真を見たいなんらかの理由があるだ。その変容の行き着いた先が、心霊写真の消費文化というのは、なんとも現代的だと思わされた。
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ノンフィクション | 2008/09/09(火) 00:20 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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551冊目 ブレンダと呼ばれた少年
ブレンダと呼ばれた少年ブレンダと呼ばれた少年
(2005/05/24)
ジョン・コラピントJohn Colapinto

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評価:☆☆☆☆☆


 1966年、生後8ヶ月の双子の兄弟が包皮除去手術を受けようとしていた。陰茎の先端で包皮が固くついていて、尿が出にい状態だったのを治すためである。年に何千件も行われる、何の変哲も無い包皮除去手術は、しかし失敗に終わる。兄ブルースの手術中に電気焼灼機がペニスに当たってしまい、無残にも黒焦げになってしまったのである。

 焼け焦げたペニスは機能が喪われてしまったことから切り落とされ、ブルースは女の子としてブレンダの名を与えられて育てられることになる。自分が男なのか女なのかを認識する前の事故だったため、周囲が女の子として育てれば女の子としての自我が育っていくはずだった。それが当時の学会の重鎮である、ジョン・マネーらの考えだった。

 かくしてブレンダは、自分が男の子だった過去を知らされること無く、女の子として育てられる。だが、ブレンダは決して世間から期待される女の子を演じることは無かった。おしっこは立ってすると言い張り、自分に与えられた女の子向きの玩具には目もくれずに弟と男の子向けの玩具を取り合った。喧嘩が絶えず、女の子の間でも孤立していたのである。周りがどれだけブレンダを女の子の枠に嵌めようとしても、それは成功に向かっているとは言いがたかった。

 いや、それでもたった一人だけ成功を確信している人物が居た。ジョン・マネーその人である。彼はブレンダの問題は一時的なものだと言い張り、ジェンダーは後天的に、つまりは環境によって作られるという根拠にブレンダの症例を当てはめ続けたのである。

 他人に自分と異なる性を押し付けられ、やりたいことが悉く反対される。そして止むを得ずその性に留まろうとしても、今度は”同性”の人々から排除される。ブレンダの生活は過酷なサバイバルとなっていった。学業からは落ちこぼれ、ジョン・マネーの元への訪問を嫌悪するようになっていく。それがブレンダに起こったことだった。

 結局、14歳のときにブレンダはかつて自分が男だったことを知る。それを知るや否や、ブレンダは女で生きるをことを辞め、再び男として生きることを決意する。巨人ゴリアテを石で打ち倒したダヴィデに因む、デイヴィッドとして。1980年のことである。

 本書はデイヴィッドの過酷な半生と、脳科学の発達の歴史、そして人々が性をどう考えているかを追ったノンフィクションである。今となっては、赤ん坊が誕生するときには既に母の胎内で脳の性分化が進むことが明らかになっている。だから、デイヴィッドが幾ら周りから女の子として振舞えと言われてもそれを拒否したのは当然と言える。では、その明らかなサインを無視したのは何か。

 両親にとっては、それは愛である。他にどうすれば良いのか?男なら知っている。少年時代、”飛ばしっこ”に興じること。いつか思春期を迎えたとき、パートナーと一緒の時間を過ごしたいと強く願ったとき。そのときに、ペニスが無いのはどのような意味を与えるだろうか。悩む両親の前に、科学の権威が女性として育てれば新たな性に満足し、出産はできなくても女性として幸福に生きる道が残されると言われればどうするか。両親にとってはジョン・マネーが救世主に映ったことは不思議ではない。

 ジョン・マネーにとっては自分の仮説の正しさを証明するまたとない機会だった。そして、性は後天的に創られるものだと信じる一部の人々にも。

 彼らはデイヴィッドの例が明るみに出ていないことをいいことに、これを成功例だと言い張り続けた。デイヴィッドが成功したから、として似たような事例についても同じような性転換を勧めていたのである。だからこそ、デイヴィッドは実名を明かしてのノンフィクションに協力することを認めたのだ。次なる犠牲者を出さないために。デイヴィッドはこう語る。

「もし俺の過去を洗いざらい消しさってくれる催眠術師がどこかにいるのなら、おれはすべてをなげうってでもその人に会いに行くね。あんな拷問はない。考えようによっちゃあ、だれだって、体に受けた傷より心に受けた傷が深いこともあるだろう。やつらが仕掛けてきた心理ゲームのおかげで、おれの頭んなかはめちゃくちゃになっちまったのさ」
(P.8~9)


 本書は性分化がどれほど早い段階からあるのかを実感させてくれる。子供は生まれたときから既に独自の人格を持った存在として生まれるのだ。それを環境で直そうというわけにはいかない。ジェンダーは後天的に創られる、という神話を打ち砕いた貴重な記録を是非読んでみて欲しい。特に、最終章でデイヴィッドが語る言葉は読む人の心を討つに違いないと思う。

 恐ろしいことに、この話は日本でも無視して良い話ではない。人はどう生きるべきか、という点では世界のどこでも通用する話だからである。

 男女の平等とは、決して男女がすべての行動を等しくするという意味するのではない。それぞれが平等に幸福を追求する権利を持つことを示しているのだ。多様な人間が、多様な幸福を目指せる社会こそが成熟したものである。その多様さを押さえつけるのは、従来の性別で分けようとジェンダーで分けようと、不幸の源泉としかならないだろう。デイヴィッドの事例は、きっとそれを教えてくれているのだと思わずには居られない。


 なお、本書の最後に真の男として生きていくことを語ったデイヴィッドは、後に自殺を遂げたそうである。両親は今でもデイヴィッドの過酷な過去が彼を自殺に追いやったと思っているそうだが、無理もなかろうと思う。本当に残念で、心から悔やみの言葉を贈りたいと思う。

 なお、本書の解説で、本書が一度絶版になったことがフェミニストの陰謀であるかのような扱いがなされるなど、極めて政治的な発言がされているのは残念。もうちょっと冷静な論者に登場いただけなかったのかと思われてならない。伝統の性別にすべての人間を押し込めるというのは、ブレンダの例と同じように不幸を招くだけだ。多様性を認められる社会こそ、我々は目指すべきではないか。
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ノンフィクション | 2008/09/07(日) 15:25 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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550冊目 キリスト教の超不都合な真実200
キリスト教の超不都合な真実200 (5次元文庫 せ 1-1)キリスト教の超不都合な真実200 (5次元文庫 せ 1-1)
(2008/05/08)
世界の宗教と歴史研究会・編

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評価:☆


 この手の本というのは、読むべき価値など全く無い。そもそも、たかだか300ページにも満たないような本に200の事柄を詰め込もうとするのは欲張りすぎで、本書でもかなり悲惨なことになっている。結果として200と謳いながらも実質はそれよりもかなり数が少なくなる。掘り下げが少ない上に謳うほどの項目は無いのだから、冒頭で述べたとおり読むべき価値が無いのである。

 そんなことは百も承知でありながら、それでも本書を手にとってしまったのには理由がある。それは表紙。所謂、ジャケ買い。

 表紙を飾る写真、常識人は知らないだろうが非常識人のうちのマニアックな人なら知っている。つまり、平たく言えばダメ人間である。これ、海底を歩くキリスト像の写真なのである。

 もちろん、まともな知性の持ち主というか、最低限の脳みそ(小脳くらい)を持っている生物ならすぐウソだと分かる低次元な代物。でも、宗教にとち狂ったアレなヒトには真実になるわけですよ。これを知ったのは『ムー』の記事で、当初は海底を歩くキリスト像発見というニュースであった。XX月ごろにはアメリカに上陸する見込みと書いてあり、我々は(主にお粗末な言い訳を)楽しみに待ったのだが、上陸直前に光を発して消えてしまったとの後日談でお茶を濁されてしまった。もう大人なんか信じない。

 というわけで、キリスト教の無茶でダメな歴史を紐解いているわけだけど、話題の多くは魔女狩り、十字軍、近年発覚した聖職者達の強姦事件に終始しており、これだけ悪いことがある宗教は悪なのだ、という論調。でも、それって逆を返せば良い話を幾つか例示すれば皆が信じるべき宗教である、という論理になるため、明晰さに欠ける。初歩的な知識は得られるかもしれないけれども、それ以上の何かを語る力を持たない本である。

 読むのは時間の無駄だが、写真に思い入れがあるなら手に入れても良い。私自身、ブックオフで100円じゃなければ絶対に買わなかった。
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その他歴史 | 2008/09/03(水) 23:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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549冊目 ネコもキリンも見栄をはる―羽仁進の新アフリカ動物行動学
ネコもキリンも見栄をはる―羽仁進の新アフリカ動物行動学ネコもキリンも見栄をはる―羽仁進の新アフリカ動物行動学
(1996/12)
羽仁 進

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評価:☆☆☆☆☆


 自分の思い込みが打ち破られる瞬間が好きだ。だから、本書で思いがけぬ動物達の姿を知ったときには驚きと満足感に包まれたものである。

 タイトルにあるのは、著者が遭遇した奇妙な出来事。どう見ても転んでしまったキリンが、「転んでしまった」ことを否定しようとし、チーターは目測を誤って川に落ちたのに、「川に入ったのはわざとだ」とでもいうような振る舞いを見せる姿を目の当たりにしたという。また、ライオンの間を意図的に駆け抜けるイボイノシシや、危険を犯してまで好奇心を発揮するインパラ。

 なんとも人間臭い振る舞いである。逆を返せば、人間ならではの振る舞いと人間が勝手に思い込んでいる行動の多くは、類人猿よりも遥かに遡る先祖の時代から持ち合わせていた特性なのではないかと思わされる。

 また、母性は生まれながらのものではないことや、インパラではボスのセックス回数はむしろ多くないことなどはかなり意外ではなかろうか。それは、とりもなおさず動物は本能で生きているという我々の思い込みが通用しないことを示している。動物の段階ですでに多様な在り方が実現されていたのであろうことはなんとも興味深いではないか。

 知られざる、自然界における動物達の自然な振る舞いを垣間見せてくれる貴重な本。本書に描かれる姿を自分でも見たくなってしまうのは間違いないだろう。
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生物・遺伝・病原体 | 2008/09/01(月) 23:12 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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