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すかいらいたあ

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遺伝子の川 (サイエンス・マスターズ) 遺伝子の川 (サイエンス・マスターズ)
リチャード ドーキンス (1995/11)
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評価:☆☆☆☆


 我々は誰もが川に流されている存在だ。その川は、個人のことなどある意味でどうでも良く、ただ川の流れを保たせるためにのみ極めて効率的に働いている。DNAはそういった力を持っているのである。

 DNAを効率的に後世へと遺すため、生物は多くの物を手に入れることに成功した。精度が高く、我々に豊かな色彩や敵の存在などを教えてくれる目はその最たるものだ。余りにも精巧にできているために、進化ではこんなことできるわけがないという知的怠慢へ逃げ込む人まで出る始末である。

 ところが、生物は、それが必要であるという理由で視覚を何度も発達させてきた。40〜60回ほど、独立に視覚が発達したとは驚きではないか。それほどまでに視覚を持つものと持たざるものの間には大きな違いがあったのだ。

 これらの驚嘆すべき特長が、どのようにして得られてきたのかを分かりやすく解説しているのが本書である。例え話の妙で定評のあるリチャード・ドーキンスの筆が冴え渡っているので、興味深い話題が次々に展開されていく様を目の当たりにできる。

 生命の持つ力に驚くことで、きっと自然界をより魅力に溢れたものと理解できるようになるのではないか。知ることは疑問を持つことに繋がる。そこで神などという思考放棄をしなければ、自然はきっと遥かに興味深い事実を教えることで応えてくれるはずだ。遺伝の面白さを余すところ無く語っている名著であると思う。
生物・遺伝・病原体 | 2007/09/25(火) 23:28 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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