坂口 和澄著
平凡社 (2006.5)
\966
評価:☆☆☆
三国志の演義しか知らない読者向けに、正史で実際に描かれている人物像はどのようなものかを解く、正史初心者向けの本。
したがって、演義しか知らないヒトにとっては特に呉の政権争いなどで面白い話題が多いのではなかろうか。人気武将の趙雲が実はぜんぜん活躍していないこと、司馬一族による皇帝の廃位と殺害、それに伴う汝南の反乱などは蜀びいきの演義しか知らなければ実に興味深いのではなかろうか。
ただ、私には物足りなく感じた(当然か)。ほとんどのことは知っている内容で、中級者(なんの?)以上は読んでも新発見は余り無く、面白みに欠けるだろう。そういうヒトは三国志 正史と小説の狭間を読んでください。
なにやら酷評しているっぽいが、知っている範囲の違いの問題で、ゲームやマンガ、小説などで三国志を気に入っている方には読んでもらいたいと思う。
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