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96冊目 素数の音楽
素数の音楽

マーカス・デュ・ソートイ著 / 富永 星訳

新潮社 (2005.8)


評価:☆☆☆☆


 数学が話題にのぼることは非常に少ないことに同意をいただけるものと思う。そんな数少ない機会の一つがアンドリュー・ワイルズによるフェルマーの定理(Xn+Yn=Znで、nが3以上の場合にX,Y,Zのすべてが整数の組になることがない)の証明であった。その模様は『フェルマーの最終定理』で余すことなく語られている。それと比べると、実際の学問上の価値ははるかに高いにもかかわらずなかなか語られないのがリーマン予想である。

 リーマン予想が語られないのにはそれなりに訳があるだろう。まず、分かりにくいこと。次に、フェルマーの最終定理はフェルマー自身の書いた人を食ったような書き込みや面白い歴史的事実が沢山あるのに比べていまいち盛り上がりに欠けること。

 そんな不利な点を抱えながら、それでもリーマン予想には興味を覚えさせるものがある。というのは、これは素数に関する予想なのだ。素数の概念自体は中学生で習うこともあって多くの人はそれがどのようなものなのかは知っているだろう。しかし、素数にも面白い歴史が沢山あることは知らない人のほうが多いのではなかろうか。

 そんな素数の世界を多くの数学者たちの営みを通じながら書かれた通史といっても良い。リーマン予想こそ素数の秘密にもっとも肉薄できるものなのである。『フェルマーの最終定理』を楽しめた方にはぜひお勧めしたい。ただ、素人向けに書かれているため若干分かりにくい表現にならざるを得ないところもある。その点でフェルマーの最終定理よりは熱中できなかったのが残念である。

 また、素数は現在の暗号を背後で支えているものなので、本書でも一部触れられている。暗号に関して興味があれば『暗号解読』をお勧めする。
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数学 | 2006/02/28(火) 23:45 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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95冊目 広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由
広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由

スティーヴン・ウェッブ著 / 松浦 俊輔訳

青土社 (2004.7)


評価:☆☆☆☆☆


 宇宙は広い。だから、我々人類以外にも知的生命体が他の惑星で暮らしている、というのは自然に想像できることだ。そして、数多あるそんな惑星の中には人類よりもはるかに進んだ文明を持つ宇宙人が住んでいても不思議はない。なにせ、宇宙が始まって130億年以上が経過しているのに人類が誕生したのはここ数百万年に過ぎない。先行する文明があるというのが不自然な想像ではないことがわかるだろう。

 だが、もしそうだとするとなぜ我々以外の宇宙人がいる証拠がまったくないのか。彼らが既に地球に訪れていても不思議はないというのに、通信の痕跡すら捕らえられないとはどんな理由があるのか。

 このパラドックスを指摘したのは20世紀屈指の物理学者、エンリコ・フェルミ。宇宙人の痕跡が見られない謎については彼の名をとってフェルミのパラドックスと言われる。そのフェルミのパラドックスを解決し得る50もの解決法をまとめたのが物理学者である著者である。

 50の解決法はいくつかのパターンに分けられる。宇宙人はいるがなんらかの理由で通信できない/受信できない、知的な宇宙人はいない、などのパターンのさらに細かい場合訳として、たとえば向こうは通信を送っているのにこちらは受信方法が分からない、といったストーリーを用意し、その考えの根拠はなにか、妥当性はどうか、と検討するのである。

 根拠と妥当性を検討する、と一言で済ませてしまえば簡単かもしれないが、実際には惑星科学、恒星系、生物進化、言語学などとあらゆるジャンルに精通していなければそんなことはできない。しかも、それを分かりやすくかつ面白いように書くのは並大抵のことではできないだろう。だからこそ本書はとても面白い。過去このサイトで紹介してきた本の一つの集大成といっても過言ではないと思う。過去紹介した本を面白そうと思ったことがある方にはぜひ一読を薦めたい。
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素粒子・宇宙論 | 2006/02/26(日) 23:24 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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94冊目 アメリカ海兵隊
アメリカ海兵隊

野中 郁次郎著

中央公論社 (1995.11)


評価:☆☆☆☆


 アメリカの軍隊で一番のエリート集団と言われるのは海兵隊である。その海兵隊の誕生から現在までの歴史を簡略にまとめている。

 海兵隊は当初、イギリスにも同様な組織があるからというそれだけの理由で創設された、海軍内の一組織に過ぎなかった。それが予算の削減、あるいは組織の消滅の危機を目の前にしてその姿を大きく変動させていった。その組織力学というか、変貌のあり方に光を当てているのが本書。

 誕生当初はわずかな人員から構成される弱小な組織であった海兵隊は、太平洋戦争で上陸作戦を完成させることで幅広いシーンで存在感を示した。その後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、やがてはイラク戦争へとその活動の舞台を広げている。そんな海兵隊が海軍から独立した軍組織となったのは1970年代。そう。歴史の浅い組織なのだ。

 どのようにして海兵隊が組織的な変革を遂げていったのか、ということはそれだけでも十分に面白いが、戦史に興味がある方にはアメリカが戦争をどう経験してきたのかが分かるのも魅力なのではないか。
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太平洋戦争・二次大戦・現代史 | 2006/02/15(水) 23:24 | Trackback:(1) | Comments:(0)

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93冊目 早すぎた発見、忘られし論文
早すぎた発見、忘られし論文

大江 秀房著

講談社 (2004.11)


評価:☆☆☆☆☆


 本書で取り上げられているのは、あまりに時代を先駆けた発見を成し遂げたために発見当初はまったく相手にされなかった不遇の天才たちである。

 登場するのは以下の10名。原子と分子の区別をつけたアボガドロ、遺伝法則を見出したメンデル、変人で他人嫌いの実験の大家キャベンディッシュ、若くして決闘に倒れた悲劇の天才数学者ガロア、カオス理論の生みの親のポアンカレ、大陸移動説のウェゲナー、イオンの存在を示したアレニウス、ロケットの父ツィオルコフスキー、熱力学のガウス、5次方程式に解の公式が存在しないことを示したアーベル。

 この10名を眺めてみるとその分野の広さがわかる。それが本書を面白くさせていると思う。純粋数学からロケット工学まで実に様々なジャンルに触れることができるのだから。取り上げられている誰か一人にでも興味があれば芋づる式にどんどん楽しめるのがすばらしい。

 早すぎたための悲劇のうちにはウェゲナーの大陸移動説のように大陸が移動するメカニズムがまったく分かっていなかったという背景知識の欠落が原因となっているものもあるが、中には他の研究者の努力不足に因るものもある。今も異端と考えられている考えの中には将来”早すぎたために無視された”とされる研究もあるかもしれないが、科学の裾野が本書で取り上げられている人々が生きた時代よりもはるかに広がっていることを考えると、悲劇は生まれにくくなっているのかもしれない。

 今の知識では説明できないから、とか、これまでの常識と反するから、という理由でなにごとかを排除するのは、それはそれで問題があるのだ、ということを肝に銘じなければいけないのかもしれない。


2006.8.4追記
 本書は盗作があったため絶版になりました。広い分野を褒めたら盗作だったとは。。。オリジナリティーで勝負して欲しいものです。
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その他科学 | 2006/02/12(日) 23:29 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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92冊目 あなたのなかのサル
あなたのなかのサル

フランス・ドゥ・ヴァール著 / 藤井 留美訳

早川書房 (2005.12)


評価:☆☆☆☆☆


 たまに動物園などでサルやゴリラやチンパンジーといった我々の遠いいとこを眺めると、そのあまりの人類っぽさに驚きを感じる。ところが、それではまだ甘い。チンパンジーやボノボといった、遺伝的に我々に近いいとこたちのとる行動をつぶさに眺めると更なる驚きが待っているのである。

 複雑な同盟関係を結んで対立・和解・勢力争いを繰り広げるチンパンジー。群れの和を尊び、繁殖を目的としないセックスによって対立を未然に防ぐボノボ。彼らの行動を見ていると、人類にオリジナルな行動など全く存在しないのではないかと思わされる。

 そんな類人猿と身近に接してきた研究者がチンパンジーとボノボの行動と習性について事細かに書いてくれるとなれば、面白くないわけがない。つい動物は馬鹿で人間は賢いと思ってしまいがちだが、それは大いなる思い上がりで、動物も十分に賢いことを思い出させてくれる。

 類人猿でも恩は忘れないし、仲間と助け合う。裏切りには復讐し、恩には報いる。仲間同士助け合うこともあれば権力やメスをめぐって殺しあうこともある。なぜ彼らはそのような行動をとるのか。行動から導き出される彼らの戦略とは。行動を知ることができるだけでも面白い。
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生物・遺伝・病原体 | 2006/02/07(火) 23:24 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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91冊目 円の歴史
円の歴史
円の歴史
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2. 8
アーネスト・ゼブロウスキー著 / 松浦 俊輔訳
河出書房新社 (2000.6)
通常2-3日以内に発送します。

評価:☆☆☆☆


 真の円というものは存在しない。では円について学ぶのは意味がないのかというと、そういうわけではない。円に近い形のものに純粋な円の概念を当てはめると、これが驚くほどうまくいくのである。

 その例の一つが古代のエジプトでピラミッドを築く際に用いられたコロであり、滑車である。円とよく似た楕円を用いれば太陽の周りをまわる惑星の動きを記述できる。それどころか、ぱっとみたところは円に見えない波の動きまで、円に関連付けることが可能である。そして、それらは円ではないにもかかわらず円の法則を用いると扱うことが可能なのだ。

 なんていうと難しそうな印象を与えてしまうかもしれないが、円というものが意外なところに顔を出していること、そこから導き出される不思議な現象を追いかけるだけで十分面白い。身近に潜む円に親しみをもてるようになりそうな一冊。
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数学 | 2006/02/07(火) 23:21 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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