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90冊目 エラゴン、エルデスト上下
エラゴン

クリストファー・パオリーニ著 / 大嶌 双恵訳

ソニー・マガジンズ (2004.4)


エルデスト 上

クリストファー・パオリーニ著 / 大嶌 双恵訳

ソニー・マガジンズ (2005.11)


エルデスト 下

クリストファー・パオリーニ著 / 大嶌 双恵訳

ソニー・マガジンズ (2005.11)


評価:☆☆☆☆☆


 久々に骨太のファンタジーを読んだ。エルフ、ドワーフ、ドラゴン、魔法、魔剣と話を盛り上げるネタが揃っているからといって面白くなるとは限らない。確固たる世界がなければ、ファンタジーは面白くならないのである。

 そういう観点からも、このシリーズは他の多くの作品を圧倒する。歴史、文化、言語など深く練られた設定に多彩な人物が織り成す冒険譚に時間を忘れて引き込まれるだろう。かく言う私も更新する時間を惜しんで読みふけったものである。

 1巻では主人公・エラゴンとドラゴン・サフィラの旅立ちが、2巻では彼らの成長と戦う目的の明確になり、さらに主人公たちだけにとどまらず世界全体が激動の時期を迎える。どの描写も丁寧で伏線が多いので場面が切り替わっても散漫な影響を受けない技量は見事なものである。『指輪物語』に代表される”剣と魔法の世界”が好きな方は必読といっても過言ではなかろう。

 ハリポタよりももっと高い年齢が対象とされているイメージ。私にとってはハリポタよりも続きが気になる新たな名作である。続きが楽しみで仕方がない。
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SF・ファンタジー | 2006/01/20(金) 22:35 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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89冊目 生命最初の30億年
生命最初の30億年

アンドルー・H.ノール著 / 斉藤 隆央訳

紀伊国屋書店 (2005.7)


評価:☆☆☆☆


 掲示板にて常連のえむばっしさんに教えて頂いた本。

 古生物といえば、やはり主役は恐竜であろう。私も子供の頃から恐竜が好きで、科学博物館に連れて行ってもらったり、児童書を読んでもらった記憶がある。その後熱心な恐竜ファンになったわけではないにしても、恐竜展があったりするとワクワクして覗きにいってしまう。

 恐竜以外の古生物のヒーローといったら、三葉虫やウミサソリ、アンモナイトといったあたりであろうか。そこにアノマロカリスのようなカンブリア紀の怪物たちを加えたら十分だろうか。

 しかしながら、カンブリア紀に多様なデザインをもつ生物が発生してから今までの期間は、生命の歴史にとっては非常に短い時間に過ぎない。多細胞生物が発生する、そのもっと前には気が遠くなるほど長い細菌たちの歴史があるのだ。

 考えてみれば細菌は可哀相な存在である。生命の誕生について語られる際にはRNAワールドだのたんぱく質の世界だの、果ては宇宙空間での有機合成の話まで遡ってしまうのに、一旦誕生してしまった後を語ると途端に細菌の時代を大急ぎで通り抜けて、(たいていは一目散に)恐竜の時代まで行ってしまうのである。これほど彼らにとって不条理なこともあるまい。

 そんな不遇な細菌たちにも日の目を浴びる日がきた。本当に日光に当たったら死んでしまうのだけれども。地球が誕生してからカンブリア紀の爆発的な生命進化までの通史である。生命40億年の歴史の大部分を占める細菌だけの世界。そこにも多くの奇跡とドラマがあったことがわかってとても面白い。話題も豊富で、興味をかきたてられる。火星に生物はいるのか(あるいはいたのか)を知るのに細菌の時代を解き明かすテクニックが使える。あるいは、細菌の活動から全球凍結といった地球の激動の歴史を垣間見ることができる。そんな記述だけでも楽しむことができる。古の時代に思いを馳せて楽しめる、そんな一冊である。


 なお、この本を読んで面白いと思った方には以下の本もお勧めである。

 『生命40億年全史』 生命の40億年の歴史を一冊で語ってしまおうという大変な意欲作。説明の羅列に終始せず、実に面白くまとめ上げたのはみごと。

 『三葉虫の謎』 三葉虫学者たるリチャード・フォーティによる、一冊丸々三葉虫の本。三葉虫もさまざまなバリエーションを持った生物だったのだと実感させられる。

 『カンブリア紀の怪物たち』 バージェス頁岩でカンブリア紀生物進化を発見したサイモン・コンウェイ・モリスによるカンブリア紀の奇妙な生物の紹介。こんなのがいたのかと絵を見るだけでも楽しめる。

 『共生生命体の30億年』 ミトコンドリアや葉緑体が共生によって細胞に取り込まれたとするリン・マーギュリスの著。遺伝子進化とは異なる進化のあり方が面白い。
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地球史・古生物・恐竜 | 2006/01/14(土) 22:32 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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88冊目 物のかたちをした知識
物のかたちをした知識

デービス・ベアード著 / 松浦 俊輔訳

青土社 (2005.9)


評価:☆☆


 タイトルを見て衝動買いしてしまったのであるが、後悔させられた。私は化学畑出身なので、実験器具といえば分液ロートだとかリービッヒ冷却管だとか、と言ったものを思い浮かべるのであるが、そうではなかった。私はこんな感じの器具が体現している知識の例だと思っていたのである。

 本書で取り上げられている、物が知識を含んでいる例はマイケル・ファラデーの電動モーターや水車模型、ワトソン-クリックの二重らせんモデル、サイクロトロンといったもので、それらの記述はとても面白いものである。

 しかしながら、本書は科学哲学の本なのだ。”実験機器の哲学”というサブタイトルはあるが、むしろポパーらの科学哲学を批判しているのが中心であるように感じられた。で、私は科学哲学には興味がない。なにしろ、私は哲学は現実を説明できない欠陥品であると見做しているためである。

 なぜ科学哲学なんてものがあるのか。過去、哲学者たちが世界を説明しようとしてきた。やがてその一派は科学へと発展し、別の一派は哲学へ進んだ。そしてこの哲学の一派は世界をまったく説明できなかった。そりゃあもう悲惨なほどに。なぜなら、彼らの議論は決して実証的にならず、実例を考慮するにしてもそれは想像に留まっているからである。そして哲学者たちの敗北が明白となって科学の成功が目に付いたとき、生まれたのが科学哲学である。しかしながら、科学哲学はこれまた悲惨なほどに科学のあり方を説明できない。ポパーの科学革命論が文系の学問にしか当てはまらず、科学者から軽視されていることは無視すべきではない。であるのに(あるいは、であるから)、文系の人々は科学のありようとしてポパーの科学革命論を好み、それにしがみついている。そんな類のものに関わるのは、時間の無駄である。

 そんなわけで、後半は読み飛ばしたのでほとんど頭に入っていない。上記の機器について、興味がある方は読んでみても良いかもしれないが、決してお勧めはしない。
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技術 | 2006/01/14(土) 22:28 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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87冊目 もしも月がなかったら
もしも月がなかったら

ニール・F・カミンズ著 / 竹内 均監修 / 増田 まもる訳

東京書籍 (1999.7)

\2,310

評価:☆☆☆☆☆


 月が満ちて欠けていく。潮汐力によって満潮や干潮といった現象が起こる。あの大空に浮かぶ月がなかったら、いったい何が起こるだろうか?

 月は、巨大な彗星だか小惑星が若かりし頃の地球に衝突して分裂した破片からできた、というのはほぼ間違いがない。この月を生み出した天体が、ほんの少しその軌道をずらしていた結果として衝突が起こらず、月が誕生しなかったら。中秋の名月が見られなくなって風情がなくなるとか満潮や干潮がなくなる、なんてレベルではない大きな変動が起こってしまう。

 月がない世界では、地球の自転スピードはもっとずっと早い。潮の満ち引きがなければ生命が誕生する時期もずれていたかもしれない。生命にとって地球は今よりもはるかに過酷な環境になっていたのである。

 そんな、ありえたかもしれないIFの世界の地球はどのような姿をしていたのか。月がない、あるいはもっと大きな月だった、マイクロブラックホールが地球を通過した、地軸がはるかに傾いていたら。一見ありえなさそうでありながら、決してそうであっても不思議ではなかった世界を知るほど、地球が生命にとってとてもすばらしい環境であることがわかる。多くの些細な偶然が今を生み出しているのである。

 しかし、この本が面白いのはそうした地球礼賛に終始せず、優れたシミュレーションを見せてくれることにある。もしかしたら、他の恒星を巡る惑星には、実際にそのようなことが起こったかもしれない。そんな世界はどうなっているか、想像をめぐらせるのはそれだけで十分に楽しい娯楽である。下手なSF小説よりもはるかに面白い世界が広がっているのである。シミュレートが面白いから本書は面白いのだ。地球史に興味がある方にお勧めである。
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素粒子・宇宙論 | 2006/01/14(土) 22:26 | Trackback:(1) | Comments:(0)

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