カレンダー
12 | 2005/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

すかいらいたあ

Author:すかいらいたあ
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。



宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先
私がよく遊びに行くところ。所謂リンク集です。

書評
にほんブログ村 本ブログへ
本を読もう!!VIVA読書!
つれづれっぽく読書雑記
むっちゃ本が好っきやねん!
くろにゃんこの読書日記
本だけ読んで暮らせたら


リアルでもお世話になっている方々
エンジニア流 ダイエット&料理&グルメ 日記


素敵なサイトたち
憂鬱な昨日に猫キック 不安な明日に猫パンチ
Fluffy


本以外のネタはこちら
ひとりごと
掲示板

アクセス解析
にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
あわせて読みたいブログパーツ
ブログ内検索
RSSフィード
Powered By FC2ブログ
38冊目 死ぬ瞬間
死ぬ瞬間

E・キューブラー・ロス著 / 鈴木 晶訳

読売新聞社 (1998.4)

\1,890

評価:☆☆☆

 本書はターミナル・ケアはどうあるべきか、という問題に先駆的に取り組んだ記録として有名である。死を迎えようとしている本人達から死についてどのような思いを抱いているかを聞きだし、それを医療の現場に活かそうとしているのである。従って、『死ぬ瞬間』なるタイトルは内容とずれを生じてしまう。なぜなら、死に直面していて、それを自覚できる症状を呈する人は多数派であるわけではないからだ。

 単純に死に方を纏めると、ほぼガンと心臓病と脳疾患が1/3ずつを占めていて、そのほんの残りを他の死因が分けている。若い世代に限ると自殺が無視できない要因になるが。心疾患も脳疾患もその影響は甚大であり、自らの最後を自覚する時間は少ない。発症してすぐに死ななかったとしたら、それは直近の死を意味しなくなる(正確には、直近の死を意味する場合には脳が回復不能のダメージを受けているので死についての意識を他人に語れる可能性は極めて少ない)。なので、死因のおよそ1/3を占めるガンの患者からの聞き取りが増えることとなる。それでは死全般を捕らえているとは言いがたいであろう。

 しかし、ガンなどで亡くなる方々は近い将来の死に直面すると言った点で急な死とは一線を画する存在でもある。そういった人々に語ってもらうように働きかけるパイオニア的な存在であったわけだが、それには多くの抵抗があったことを著者が書き綴っている。しかし、一度このような試みが行われた後には多くの賛同が得られたようだ。そのあたりの経験談は著者に譲ろう。

 多くの方からの聞き取りの記録をみると、死にいどむ人々もまた実に多様であることが分かる。それを著者は5段階に分類し、どの段階にいるのかを書いていくわけだが、その見解には多くの経験談が裏づけとしてあるので説得力がある。

 だが私はその説得力がクセモノであると思うのだ。というのは、著者らがやっているのは多くの人々の経験談を集めてパターン化しているのであって、特定の患者の経時的な変化を追いかけた訳ではないのだから、パターン化された段階を多くのヒトが辿る、というのは疑問である。

 そういった疑問点は少なからずありはするが、死を前にした人々が何を望むか、そして周りの人々はどう振舞えばいいのか、ということには多くのヒントをくれると思う。誰もが避けて通れない唯一のことが、死なのだから。

 私は母が死んで行くのを目の当たりにしたが、母は殆ど常に堂々として、病院でも生活を楽しむように振舞っていた。勿論、たまには人間的な弱さも垣間見せていたが、どんなに自分の病気が絶望的に思えるときでも闘病期間の殆ど全ての期間に渡って平然としていたものだ。そんな母を思い出し、もうちょっと話をしておきたかったな、と、ふと思った。
ノンフィクション | 2005/01/27(木) 10:49 | Trackback:(0) | Comments:(0)

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ