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1663冊目 ギリシア神話
ギリシア神話 (文庫クセジュ (726)) -
ギリシア神話 (文庫クセジュ (726)) -

評価:☆☆☆


 神々や英雄が縦横に活躍するギリシア神話。小学生の頃に子供向けのギリシア神話を読んだのが神話への興味の入口となった私にとって、他の地域の神話とはちょっと違った感慨がある。

 ペルセウスが髪の代わりにヘビが生えたゴルゴンを退治したりアンドロメダを救う話、そのひ孫に当たる(ことは最近知った)ヘラクレスの12の冒険と悲劇的な死。あるいは迷宮から人造の翼で飛びだったイカロス。ああ、あのサイズの翼では人は空を飛ぶことなどできないのだと教えてあげたい。それにしても、熱で溶けるとは、熱圏まで行ってしまったのだろうか。

 ファンタジー好きには、多くの魔物がギリシア神話起源であることも懐かしい。一つ目の巨人キュクロプス、天を支える巨人アトラス(ドラクエ2では何故かアトラスがキュクロプスとして描かれる)、羽を持つハルピュイア、美しい歌声で船を浅瀬に引き寄せ難破させてしまうセイレーン。

 実のところ、纏めて読むとおかしなことが目にとまる。まだ生まれていないはずの人が活躍したり、設定が明らかに後付だったりするのである。例えば、人がまだ生まれる前の時代の話にヘラクレスが活躍することが挙げられよう。

 なぜこうしたことになったのか。ギリシア神話を神話として楽しみながら、冷静にその成り立ちを説いているのが本書である。

 単純に纏めてしまえば、ギリシア神話が様々な場所で、長い時間をかけてできたから矛盾が入り込んだ、ということになる。聖書と同じように。勿論、こんな乱暴な説明ではさっぱりわからないだろうと思うので、ギリシア神話がお好きな方は読んでみてほしい。

 慣れ親しんだ神話がどのような背景で成り立っているのかを知るのは純粋に楽しかった。また、大雑把に神話の流れを説明してくれているので、色々と記憶が蘇ってきて懐かしくなる。また神話についてまとまった本を読みたいと思うようになった。
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神話・伝承 | 2015/07/06(月) 19:51 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1637冊目 インド神話
インド神話インド神話
(1990/06)
ヴェロニカ イオンズ

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評価:☆☆


 インダス文明が滅んだ後、インドへ入ってきたのがアーリア人。彼らは先行する文明と融合しつつ、新たな文化を作っていく。その一つが神話である。

 アーリア人のルーツである西アジアと共通する神々に、インダス文明由来と思われる神々が融合し、新たな神話が生まれていく。中には土着の神が下層の神に落とされたり、あるいは善の神が悪の神へと転じていくこともある。後者の格好の例は、日本で阿修羅として知られるアスラであろう。西アジアでは善の神アフラ・マズダーとなった神なのに、インドでは悪の神となっていった。

 多神教の面白いところは、神様が悟りきっていないところ。酔った挙句に娘と近親相姦に及んでしまったり、腹を立てて他の神の首を切り落とし、すぐに後悔して生き返らせたりと、実に人間臭い。いや、生き返らせるのは人間には無理なんだけど。

 こうした神々が織りなす様々な物語が神話の魅力なのだが、インド神話を初めて知ろうとする人に問題なのは、インドでは文明が非常に長く続いたことと、他民族との抗争があったこと。すなわち、時代や他文化との接触によってによって物語がどんどん変わっていく、あるいは、場所によって異なる物語があるために、物語が複雑で分かりにくいのだ。

 この欠点は、本書でも回避できたとは思えない。文章が読み難いのも相まって、理解がとても難しかった。

 残念なところはあるが、エピソード集として見れば、名前だけは知っていた神々がどのような存在なのかを知ることが出来るメリットは確かにある。人身象頭のガネーシャの誕生エピソードあたりは実に面白かった。仏教系の神話についても軽く触れられているのも嬉しい。

 多神教の神話が好きな方は楽しめるのではないか。
神話・伝承 | 2015/04/02(木) 22:19 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1622冊目 エジプトの神話―兄弟神のあらそい
エジプトの神話―兄弟神のあらそい (ちくま文庫―世界の神話)エジプトの神話―兄弟神のあらそい (ちくま文庫―世界の神話)
(1997/08)
矢島 文夫

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評価:☆☆☆


 過去の人生で辿ってきた読書遍歴を思い返すと、小学生~中学生で読んだギリシア神話の影響は大きかったのかな、と思う。そのせいか、今でも神話には興味がある。なので、せっかくエジプトについて読み始めたのなら神話にも手を出しておこうと思っていて見つけたのが本書。

 古代エジプトは、大きく分けても下エジプト、上エジプト、ヌビアといった様々な地域があり、そこは統一される前から文明が花開いてきた。彼らは互いに影響を与え合うなかで、神話や伝承も混ざり合い、不可分のものとなっていった。そうした出自なので、同じ名前の神が同じような話に出てきながら若干役割が違ったり、死んだはずなのに生きていたりと整合性が取れなくなってしまっているものもある。おまけに、エジプト神話は創世神話から始まって楽園の崩壊で終わる、というような分かりやすい時間の前後関係に縛られているわけでは無い。

 こうした点から、ややとっつきにくい点があるのは事実だと思う。しかし、読み始めてみると、個性豊かな神々の演じる物語に興味を持たずにいられなくなった。

 中でも、サブタイトルになっている兄弟の争い。これはオシリス、イシス、セト、ネフティスの4兄弟が絡む話。オシリスはイシスと、セトはネフティスと結婚している(エジプトの少なくとも王家ではでは兄妹あるいは姉弟での結婚は珍しいものではなかったのだが、これがその起源だろうか)。このうち地上を支配しているオシリスが人々から慕われているのを妬んだセトは謀略によって彼を亡き者にして、ナイル川に流してしまう。

 イシスはその死体を何とか回収するが、セトはその死体をバラバラにしてエジプト中にばら撒いてしまう。その仇を討つことになるのがオシリスとイシスの息子、ホルス。

 ホルスはセトと争い、最終的には他の神々の裁定によって父の座を継ぐことになり、オシリスは冥界を支配することになる。そう聞くと、正義の味方のホルスと卑怯者のセトが戦うように思えるのだが、読んでみると、どちらもそれなりに卑怯な手段を使っている。ホルスは実母のイシスを殺してしまうほどだ。と言っても、後にイシスは何事もなかったかのように登場するのだけど。

 多神教は、神が人間臭いところが面白い。

 本書の価値を高めているのは、死者の書についても書かれているところ。多くの図版を用いながら(残念ながらカラーではないが)、死後にはどのようなことが起こるのかを説明し、オシリスの前での審判の模様はどのようなものなのかを丁寧に説明してくれている。

 古い本で手に入りにくいとは思うが、エジプト神話に興味を持たれた方ならきっと楽しめると思う。
神話・伝承 | 2015/02/12(木) 23:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1488冊目 蛇女の伝説―「白蛇伝」を追って東へ西へ
蛇女の伝説―「白蛇伝」を追って東へ西へ (平凡社新書)蛇女の伝説―「白蛇伝」を追って東へ西へ (平凡社新書)
(2000/10)
南條 竹則

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評価:☆☆☆


 蛇が美女に化け、人と恋に落ちる。だが、それは導師によって見破られ、蛇は元の姿に戻って封じられてしまう。中国で大変な人気を博した『白蛇伝』は、日本でも取り上げた作家が多いらしく、少しく哀調を帯びた物語として知られている。

 実は、これと同じような話がギリシアにもあった、という。著者が引用を始めるのはキーツの詩。そこでは『白蛇伝』と全く同じようにハンサムな青年に恋した蛇が美女に化け、こちらは青年の師である賢者アポロニアス老人に正体を見破られ、姿を消してしまう。

 あまりにも筋の似通った物語が、洋の東西で語られているというのは面白い。同様にそっくりな話としては、ギリシア神話でで愛妻エウリュディケを失ったオルフェウスが地獄へ行って妻を生き返らせようとするエピソードが、日本神話でイザナギがイザナミを生きかえらせるために黄泉の国へ行くのとそっくりであるのが挙げられよう。

 死者を生き返らせようとして足掻いた主人公が、望み果たせず愛するものを喪ったことを受け入れなければならないというモチーフは、世界最古の物語ギルガメッシュ叙事詩からして同じであり、死の不条理と愛する人の死を受け入れられない人の弱さという普遍的な心が生んだ物語である。しかしながら、蛇が美女に化けるのは必然性が無く、更に特殊な力を持つ人物によって退治されるというのも、これまた普遍的な物語とは言い難い。

 となると、実は2つの物語は、同じ物語あるいは先行する単一の物語から枝分かれしたものなのだろうか?

 本書はその謎を追ってユーラシア大陸の物語を広く渉猟しながら考察を進めていく。とは言え、科学とは違って誰もが受け入れざるをえない確固たる証拠は出てきようがない。従って、読者は著者の主張を受け入れるかどうかに掛かっているが、その上で私には十分に説得力のある結論を得られているように感じられた。

 また、ヘラクレスの冒険のように蛇の関わるその他の物語に言及されているのも良い。こうしてみると、蛇が人に化けるというストーリーは意外と多い。進化の過程で手足を失い、人の目からは異形に見える特殊性がそうさせているのだろうか。人が蛇を意識することの甚だしきにも考えが向かう。

 軽い読み物ふうに書かれているにも関わらず、参考文献リストを見れば広く知識を漁り深い思索を重ねたことが感じられる。神話・伝承とそれが伝わるルートについて色々と考えさせる本であった。
神話・伝承 | 2014/07/15(火) 19:14 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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761冊目 日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか
日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)
(2007/11/16)
内山 節

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評価:☆☆


 かつて、日本人はキツネやタヌキに騙されていた。昔話をめくればその手の話がひきもきらない。

 しかし、いつの頃からか、日本人はキツネに騙されなくなった、著者の研究によれば、それは1960年代を境にする、という。このあたりの年代で、日本人がキツネに騙されなくなる何かがあった、と著者は指摘する。

 一つは、学術的な問題。教育が行き届いたことにより、キツネに騙されるという考えが”啓蒙”されたのではないか、というもの。また一つは、照明などの完備によって闇が消えてしまった、というもの。これらは、誰でも考え付く理由だろう。著者はこれらに加えて、キツネの側からの理由、というものも考察しており、そこがなかなかに面白い。

 曰く、焼畑という森にとっても恵みの多い農法が行われなくなり、老獪なキツネが居なくなったため、というのだ。これは面白い。加えて、歴史に対する価値観という観点にも触れるなど、多様なアプローチを取っているのは評価できる。

 個人的に面白かったのは、日本人がキツネに化かされていたというのに、どうやら外国人は同じ空間で生活していてもキツネに化かされなかったという点。これは間違いなく、キツネに騙されるためには「キツネは騙すもの」という認識が無ければならないことを意味する。

 が、そこから広がりが無かったのがちょっと残念。

 文化人類学の世界では、呪いで人が死んだという報告がうんざりするほど存在する、という。力のある呪術師に呪いをかけられた、と信じることそのことが猛烈なストレスとなり、ために命を失ってしまう人がいる、というのだ。これはキリスト教圏の悪魔憑きも同じ。こちらは、偽司祭が適当なお払いをすると、セオリーどおりの展開で悪魔が落ちるという。

 こういった、キツネに限らない伝承の世界へ視野を広げたほうが面白い話も見えてくるだろうに、そこが無い。その代わりに、歴史的な価値観に話を持っていってしまっているため、どうしても説得力に欠けているように感じられてしまう。

 もう少し実証的な内容だったらもっと面白くなったのに、と思わずに居られなかった。
神話・伝承 | 2009/12/21(月) 23:18 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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