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1661冊目 技術の歴史 3 地中海文明と中世 上
技術の歴史 3 地中海文明と中世 上 -
技術の歴史 3 地中海文明と中世 上 -

評価:☆☆☆☆


 技術にも歴史にも興味があるので、図書館の蔵書を「技術 歴史」で検索してみたらこんな本がヒットしたのですよ。これは読まずに居られない!と思って申し込んで見たら、やたらとゴツイ本が出てきたのでびっくり。とりあえず、驚きは顔に出さずに借りてきました。本のサイズに27cmとか書いてあるのを見なかったこちらの敗北です。

 閑話休題、ぱらぱらとめくってみたら、農具、陶器やらガラス細工、家具といった様々な技術を丁寧に取り上げた本であった。土器を得たことで液体の貯蔵ができるようになったり煮炊きができるようになったりと、人類文明は大きく変わっている。なので、原始的なものといえども侮れないのである。

 地中海世界の技術史ということで、ギリシアの宴会でワインを薄める(ワインを生で飲むのは蛮族のやることだと言われていた)混酒器や、ワインの貯蔵に用いられたアンフォラが触れてあったり、アンフォラが見つかる地域はギリシアと交易していたことが分かることからギリシア人の商人が訪れていた範囲が分かるのは面白い。

 農具については、犁についてかなりつっこんだ議論がされている。農業についての知識がもっとあったなら、価値を深く知ることが出来ただろうにと思うとちょっと残念。

 面白かったのは、ガラスについて。エジプトで発達したというのは、ガラスがケイ酸、つまりは砂からできていることから考えると納得。関心するのは、主に金属酸化物を用いてガラスの着色が行われていたところ。実用性だけではなく、芸術性も求められていたというのを見ると、人間の感性が今も昔も変わっていないことに安心する。

 鉱山の模様が中世以降の日本の金山と比較されていたり、軍事技術について「ギリシア火」と呼ばれる瀝青やナフサを詰めた火炎瓶のような兵器が紹介されていたりするので、読者の興味を引くことはできていると思う。

 が、いかんせん、専門的に過ぎる。余程の物好きでないと読まないだろうし、読む必要も無さそうだ。一方で、歴史について勉強するなら、バックグラウンドとなる知識は大量に詰まっているので、役に立つことだろう。知的好奇心だけで読むなら、気になる項目を拾い読みすれば十分だと思う。
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技術 | 2015/06/29(月) 23:26 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1590冊目 新幹線50年の技術史
新幹線50年の技術史 (ブルーバックス)新幹線50年の技術史 (ブルーバックス)
(2014/04/18)
曽根 悟

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評価:☆☆☆


 私にとっては乗り物は移動手段に過ぎず、それ以上の興味は殆ど無い。だから、新幹線の○○系と言われてもさっぱり分からないし、正直、車ですらどこの会社がどんな車種を出しているのかも分かっていない。ベンツのマークも覚えたのは大学卒業する頃、知人の子供(当時幼稚園児だったはず)が車好きで、おもちゃの車を使って解説してくれたのがきっかけだ。

 だから、新幹線だって短時間で目的地へ行くことができること、東海道新幹線なら富士山が見えるということくらいしか知らなかったのである(それなのに、夏に大阪に行った時には本を読んでいる間に富士は過ぎていた)。それでも技術を謳われると読んでみたくなるのは人情というものではないか。

 営業開始以来50年に渡って、新幹線は乗客の死者ゼロという大変な記録を維持し続けている。だから安全であると思ってきたし、世界の最先端の技術を持っているものだと思ってきたのだが、本書によればそれは誤った考えのようだ。

 まず、新幹線は戦時中の弾丸特急構想に始まることは意外であった。しかも、だからこそ中国が日本の技術を移入しやすかったというのも。誕生当初は重量オーバーだったり、パンタグラフと電線が共振を起こして不具合多発だったなんてことは、アラフォー以上の年代の、新幹線は定刻発車が当然という時代に生きている人には想像も付かない世界だろう。

 どうしてこのようなことになったのか?また、どうやって問題を解決してきたのか?本書はその技術的な背景を追いかけている。

 新幹線は世界で最初の高速鉄道だ。だからこそ、弱点の洗い出しが十分ではなく、今では世界の高速鉄道に大きく後れを取っている点も少なくない、と指摘されている。具体的に数字を出して批判なので、説得力に溢れている。そのまま破竹の勢いで、著者は今の日本の高速鉄道のあり方も批判している。曰く、乗客の利便性よりもやりやすい方向に流れてしまったために、技術的にも後れを取っている、と。

 事故ゼロ以外の根拠も無しに、新幹線は優れていると思ってきたのは誤りだったようだ。運用会社は、こうした批判をきちんと受け止めて、より利用者に沿った運用をして欲しい。世界は、幾つかの技術において既に日本を追い越している。それを認めて、学ぶべきだ。そして、自分たちの強みを活かせば、より良い世界が待っているように思う。

 新幹線という、高速輸送を実現する技術面について広く浅く教えてくれているので、そちらに興味がある方は楽しめるだろう。鉄道に興味がある方へは、車両タイプごとにどのような特長があるのかについても解説されているので、安心して欲しい。
技術 | 2014/12/01(月) 23:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1554冊目 第五の権力---Googleには見えている未来
第五の権力---Googleには見えている未来第五の権力---Googleには見えている未来
(2014/02/21)
エリック・シュミット、ジャレッド・コーエン 他

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評価:☆☆☆☆


 Googleの会長、エリック・シュミット、GoogleのシンクタンクGoogle Ideas創設者のジャレッド・コーエンの共著になる本書は、未来がどうなるかの大胆な予想である。驚くべきは、彼ららしくネットワークに関わりのあることという観点から、教育、政治、宗教、戦争、圧政国家、テロリズム、革命、災害からの復興というように、実に幅広い現象について論じているところだろう。

 今、ネットワークにつながっているのは20億人。それがやがてほぼ世界中すべての人に広がると見られている。世界中がネットワークでつながった時に起こる変化は大きなものであるとは容易に想像ができる。

 例えば、教育格差。教育に全くアクセス出来ない途上国の子供も、安価なスマートフォンを使って最先端の教育を受けられるかもしれない。例えば、政治。様々な情報へのアクセスが容易になることで、国民の血税を私利に流用するクソそのものの政治家は駆逐されるようになるかも知れない。今の日本では残念ながら小渕優子を追放できないかもしれないが。あのような、極めて悪質な犯罪者を再選させるようなことはしないで貰いたいが、次も当選するんだろうなあ。他にもっとマシな人は幾らでもいると思うが。

 閑話休題、圧政政府の情報統制も、なんらかの迂回路を使って無効化されるかもしれない。PtoP技術を使えば、口コミで様々な情報を共有化できる可能性があるとの指摘は重要だ。

 一方で、技術は使う人によって、善にもなれば悪にもなる。人々の自由や平等、更なる可能性の追求に使われるその同じ技術が、威圧的な国家によって悪用されれば、国内の少数民族の発言力を奪うことができるだろうし、あらゆるネット上の言論を見張ることでかつて無いほどの監視社会が到来するかもしれない。

 本書は、こうした様々な点を考慮しながら、未来はどのような姿をしているかを縦横に論じている。未来予想というものは大いに外れるものと相場が決まっているが、それでも本書の語る世界が正しいかどうかは別に、ネットワーク化が更に進んだ社会が今とは全く違った姿をとるであろうことは確信できる。

 著者たちは未来に対して、一定の懸念を評しながらも大枠では明るくなるだろうと見積もっている。この技術は圧政者に利するよりも、彼らの統制を奪う方向に向いていると思うので、私も彼らの見方に賛同する。ただ、そのためには、人々はもっと色々なことを知らなければならない。そして、考えなければならない。それにはちょっと悲観的になってしまうのだった。
技術 | 2014/10/18(土) 18:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1531冊目 地熱が日本を救う
地熱が日本を救う (角川oneテーマ21)地熱が日本を救う (角川oneテーマ21)
(2013/03/09)
真山 仁

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評価:☆☆☆


 ブクレコのお友達から与えられた課題図書。以前、エネルギーのあり方について他の人と議論したことがあったのを覚えていてくださり、参考にということである。そうとなれば、読まない訳にはいかない。

 著者は、小説家。以前、『マグマ』なる小説で地熱発電を調べたことがあり、原発後のゴタゴタを見て余り日の当たっていないこの技術に注目してもらうべく、別途ノンフィクションを記したというもの。地熱発電への追い風が吹いてきたと思ったら揺り返すような意見を目にして、"今度は浅薄な知識による偏見のような意見を耳にするようになった(P.8)"とお嘆きである。これは期待が持てそうだ。

 まず好感が持てるのは、エネルギーの需給がどのようになっていなければならないか、また、各発電方式にはどのようなメリット・デメリットがあるのかを、懇切丁寧に記しているところ。その中で、老朽化した火力発電所をフル回転している危険な状態であることや、原子力発電がベース電力としてどれほど優れているかをきちんと論じている点も評価が高い。

 肝心の地熱発電についても、自然エネルギーでありながら安定供給が可能という特性からベース発電足りうることに始まり、利点をこれでもかと並べている。

 これほどまでに利点ばかりなのに、どうして事業者は手を出さないのだろうか?ひょっとして、彼らは阿呆なのだろうか?

 いや、違う。本書には、地熱発電について語らなければならない点が語られていないから、そのような誤解をしてしまうのである。上記の、地熱発電の性格については間違いが無いが、これは定性的といって、質の話でしかない。エネルギー問題を語るのであれば、量の話をしなければならないのである。

 日本の地熱発電の賦存量は、経産省の試算によると、2,400万kWであるという。原発1基が100万kWであるということを考えると、日本中を地熱発電所だらけにしてもようやく原発24基に並ぶ、ということである。つまり、原発の代替は不可能ということだ。終章になっていきなり地産地消が良いと言い始め、私もその結論には同意するが、最終的には地熱発電+原発でベース電力を賄う必要があると思う。

 また、もう一つ、地熱発電には不利な点がある。それは、高コストであることだ。原発を無くせるなら高コストでも良いという意見もありうるが、それは間違いである。電気料金が上がれば、生活は苦しくなり、企業は新規採用を抑えて首切りを断行する。広がりつつある貧困層を増やす結果に繋がる。そして、それはより多くの死を生む。反原発というイデオロギーで多くの人命を危険に晒すのは、私には受け入れることのできないものである。

 このように、定性的な議論に終始し、定量性な評価を無視することで、残念だが"浅薄な知識による偏見のような意見"に堕してしまっているように思えてならない。

 個人的には、放射性廃棄物の少ない、かつ全電源喪失になっても事故を起こさないという次世代原発の開発にもっとリソースを注入し、それに地熱発電を加えるのが良いと思うが、如何だろうか?
技術 | 2014/09/21(日) 19:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1514冊目 ヤモリの指―生きもののスゴい能力から生まれたテクノロジー
ヤモリの指から不思議なテープヤモリの指から不思議なテープ
(2011/12/21)
松田 素子、江口 絵理 他

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評価:☆☆☆☆

 『ヤモリの指―生きもののスゴい能力から生まれたテクノロジー』という素晴らしく面白い本を読んでから、ヤモリが垂直の壁でも簡単に貼り付ける理由を知り、『ナノ・スケール 生物の世界』で実際にヤモリの指が持つ微小構造を目にしてから、生物が進化させてきた機能に魅せられてきた。

 理学部で学び、技術者をやっている私にとっては、生物の編み出した、驚異の機能がどのように生まれたか、あるいはどのように働くかという学術系の興味もあるし、それをどのように利用できるかという技術的な側面にも関心がある。そんな立場の人には、大変に興味深いトピックがズラリと並んでいた。

 取り上げているのは、表題作になったヤモリの指先の数百万にも及ぶという微小な突起が生む分子間力による接着、蓮の葉の超撥水、蚊の刺されても痛くない針(痒いのは蚊の唾液へのアレルギー反応で針の刺激そのものは痛くない)、ひっつき虫から生まれたマジックテープ、フナクイムシとトンネル、蛾の目の原理を利用した無反射フィルム、シロアリの巣の驚異的な空気循環システム、ハチの巣の驚嘆すべき働き等の全16の技術。

 フナクイムシが木に穴を穿った巣に身を潜めながら巣の崩壊を防ぐために、穴を作った傍から補強材を分泌して穴が崩れないようにしたことが、テムズ川の下にトンネルを掘るための技術に活かされ、それが更に発達してシールド工法となり、今も地下鉄や地下道、トンネルを作るのに大活躍している例のように、自然界の機能と、そこからインスピレーションを得た発明者のエピソードを一緒に載せているので、科学にも技術にも興味がある人にはうってつけ。

 もう一つ嬉しいのは、最近の発見や発明については、発明者のコメントが載っていること。カーボンナノチューブの飯島さん(ノーベル賞はまだかな~)を筆頭に、超撥水スプレーの開発者、500系新幹線の開発に携わった技術者(パンタグラフやトンネルに入る際の騒音を軽減した)、無反射フィルムの発明者たちが直接語ってくれるのは、熱意が伝わってくるようで嬉しい。

 内容も平易で分かり易く、自然界の不思議と驚異を教えてくれるのが嬉しいところ。更に、こうした技術が思わぬところで使われていることも分かって、尚嬉しい。進化の素晴らしさを実感できる一冊。


関連書籍:
ヤモリの指―生きもののスゴい能力から生まれたテクノロジーヤモリの指―生きもののスゴい能力から生まれたテクノロジー
(2007/03)
ピーター フォーブズ

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ナノ・スケール 生物の世界ナノ・スケール 生物の世界
(2010/11/26)
リチャード・ジョーンズ

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技術 | 2014/08/24(日) 19:31 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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