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Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
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BK1書評の鉄人31号。
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1598冊目 GOSICK ―ゴシック―
GOSICK  ―ゴシック― (角川文庫)GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)
(2009/09/25)
桜庭 一樹

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評価:☆☆☆☆


 第一次世界大戦という巨大な惨禍が過ぎ去り、平和な世の中が訪れたはずのヨーロッパ。そう。当時は、ドイツの国力が徹底して削がれたため、勢力均衡を求める列強にとっては、近い将来に再び戦争が、それも前回以上に凄まじい戦争が遠くない将来に起こるなど、夢にも思われなかったのである。

 物語の舞台となる1924年は、ナチスドイツの台頭もまだ酒の話。戦勝国であったヨーロッパの小国ソヴュール王国には大戦の傷跡も無く、穏やかな日々が訪れていた。

 日本からソヴュール王国へ留学に来ていた久城一弥。彼はある少女に出会う。貴族の血を引く美少女ながら男性名を持つヴィクトリカ。彼女は授業にも出ず、ラプンツェルよろしく塔のような図書館の最上階で本を読み耽るのであった。どうしたことか、彼女は久城を気に入り、退屈凌ぎに利用するのであった。

 ヴィクトリカが久城をからかう、いつも通りの日常を打ち破ったのは、妙ちくりんな髪型(ドリルのようだと言われる)をした警部。彼は久城のところにやってきて、近隣で起こった不思議な殺人事件について話を始める。本当の目的はヴィクトリカに聞かせて犯人を推理してもらうことなのだが、どういうわけか素直にそう頼むことはせず、まどろっこしいことをするのだ。

 勿論、ホームズばりの強引な推理によって、犯人がやったことは全部全てお見通しとなってしまい、いつもの様にドリル警部はそれを自分のお手柄にする。主人公が登場するシーンはやっぱり俺たちこんなに凄えんだぜと思わせるようじゃなければダメですね。

 さて、この事件解決がきっかけとなって、ヴィクトリカと久城は奇妙なクルーズに入り込むことになる。そこは、悪意を持った何者かが、他の参加者の殺害を目論むものであった。そして、その船にはどうやら忌まわしい秘密が隠されているようなのだ。

 物語は過去に起こった惨劇と、それをなぞるようにしながら行われる現在進行形の事件を交互に繰り返す形で語られる。過去の惨劇とは何なのか?それと今起こっている事件は関係があるのだろうか?そして、ヴィクトリカと久城は生きて帰ることができるのか。

 読み始めるとなかなかおもしろく、ホームズチック(絶対に念頭においていると思う)な後出しジャンケン的推理も楽しい。この作品も続きを読んでみようかな。
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SF・ファンタジー | 2014/12/11(木) 19:05 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1582冊目 まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀
まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀
(2011/01/31)
橙乃 ままれ

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評価:☆☆☆


 ヨーロッパ中世を思わせる世界ながら知識は現代という巨乳魔王と力は山を抜き気は世を覆う勇者が手を組んで乗り出した改革は順調に進んでいた。ジャガイモやトウモロコシといった、新大陸由来の食材は魔界からきたという設定で、実際にヨーロッパが慢性的な食料不足から開放されたのと同じように、寒冷地では次々と人々の生活は豊かになっていった。

 しかし、それは大国の干渉を呼び込まずには済まなかった。

 斯くして、大国は主人公たちと結んだ小国に攻め寄せてくる。といっても、大国には思わぬ敵が居た。こっそりと経済戦争を仕掛ける商人(先物取引まで行っている)、魔王の薫陶を受けた若き軍人たち、そして魔王と共にある勇者とそのご一行。彼らは侵攻を食い止めることには成功するが、一難去ってまた一難、今度は後背に問題を抱えることになる。

 魔物たち。彼らら氏族制で、全体としての動きは各氏族の長の寄り合いで決まる。このあたり、連合王国的な性格で、古代中国のような絶対的な王朝を想定すると読み誤るな。さて、魔族の間では勝手に侵攻を始めてきた人間と共存共栄など望まない勢力もある。魔王はこの氏族の長を集めるクリルタイを開き、共存共栄の道を探ろうとするが――。

 ヨーロッパを背景にしながら無節操なまでにアジア地域で発達した技法を取り入れるところも面白い。前巻では羅針盤が出てきたが、この巻ではクリルタイと屯田制がその代表的な事例であろう。小切手なんかは西アジアなので、これがでてきても面白いかも。

 文明史をなぞるようなファンタジー、続きはどうなるか?また、ちっとも進展の見られない勇者と魔王の仲はどうなる?というか、勇者がモテモテで、それなんてエロゲ的な感じ。ずるいぞ、勇者。
SF・ファンタジー | 2014/11/22(土) 19:39 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1574冊目 まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
(2010/12/29)
橙乃 ままれ

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評価:☆☆☆☆


 魔王と勇者。剣と魔法。うむ、ファンタジーの王道だ!勇者が艱難辛苦を乗り越えて、絶体絶命の危機を救った女の子と仲良くなっちゃたり、仲間の1人が実は敵のスパイで一度は裏切るけど最後の最後で回心して勇者を救って自分は死んでしまったり、ラスボスは実は身近な人だったりする、そんなファンタジーが好きだ。

 でも、本書はそうした物語とはちょっと、いや、だいぶ違う。冒頭でいきなり魔王(巨乳美女)と勇者(髪の毛がもふもふ)が出会う。そして、サブタイトルにある会話が交わされるのだ。世界の半分を餌にした竜王みたい。

 面白いのは、魔王が頭脳派で、力で解決というマッチョな思想を嫌っているところ。彼女は人と魔物が互いの完全排除のみを目指して相争うことを嫌っている。だから、彼女の目指す世界、力ではなく知が重要で、争いの無い世界を目指すために、人間界の協力者を得ようと勇者と仲良くなろうとする。

 何とも奇想天外なスタート。結局、勇者は敵の王を倒せば終わりというある意味で楽なやり方を捨てて、魔王と結託して世界を変えるという新たな旅に向かう。

 そこは、中世ヨーロッパを思わせる世界。ろくな食料がなく、冬はブタを潰して食いつなぐ。教会が力を持ち、農奴が苦しい生活を強いられる。魔王と勇者がやろうとするのは、この社会を近代化すること。なので、ノンフィクション顔負けに、農政改革やら教育改革が行われる。って、これ本当にファンタジーか?(笑)

 ある程度の世界史の知識があれば、こんな技術やらあんな技法が発達してくるというのを順に追いかけているので、安心感がある。ご都合主義なまでに話が上手く進むのがちょっと気にくわいなところはあるし、萌えキャラに堕した魔王さまにあまり惹かれはしないのだけど、続きは気になる。読んでみよう。
SF・ファンタジー | 2014/11/13(木) 19:56 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1565冊目 炎と茨の王女
炎と茨の王女 (創元推理文庫)炎と茨の王女 (創元推理文庫)
(2013/12/21)
レイ・カーソン

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評価:☆☆☆☆


 本格的なファンタジーを久々に読んだ。

 主人公はオロバジェ国の第二王女エリサ。国のことは父親と、その後を継ぐであろう姉に任せていれば良い。そんな気楽な身分のはずだった。しかし、運命は彼女に安寧を許さなかった。4世代に1人、腹部にゴッドストーンと呼ばれる宝石が埋め込まれる。彼女はそれに選ばれてしまった。だから、彼女は赤ん坊の頃から神に選ばれし者として、人々の希望を一身に集めてきたのだ。

 といっても、彼女はなにか目的意識をもって生きてきたわけではない。姉にコンプレックスを抱きながら、趣味の読書に没頭する。もう一つの彼女の楽しみが、食べること。その結果どのような事態になったのかは、とある登場人物のセリフを引用することで明らかになる。即ち、「デブ」。

 物語は、このエリサが祖国に倍する大国の王が彼女を妻に迎えるところから始まる。彼は、自分の国が戦争に巻き込まれそうな状況を憂い、エリサを娶ることでオロバジェ国からの援軍を得ようとしたのだ。政略結婚。他の何者でもない。では、計算だけで彼女を娶う冷酷な王なのかというと、そうではない。彼は優しい。エリサにも丁寧に接してくれる。

 斯くして夫の国へと旅だったエリサだが、その途上に蛮族の攻撃にあって大切な召使を失い、人を殺す経験までしてしまう。ほうほうの体で辿り着いた彼女は、しかし、結婚したことは黙っていてくれと懇願される。様子を見ればなんということはない、夫には愛人が居たのだ。

 結局、彼女は夫と同衾すらしないまま、日を送ることになる。なんて酷い話だ。

 王宮内の権力争いがメインなのかと思わせた頃、エリサが王宮から連れ去られることで、物語は大きな転機を迎える。彼女を攫ったのは、砂漠の民。そして、戦争の最前線に居る人々だった。ここから彼女の本当の苦しい戦いが始まる。

 教養はあっても甘ったれな女性が、真に民のことを考えるようになるまでの成長物語なのだが、その間の艱難辛苦によって無駄な肉を失った彼女が美しくなっていくというのもまた面白い趣向だ(笑)

 キャラの作りは実に丁寧で、どうして夫が優しいのかというと優柔不断だからであったり、彼が前妻との間に得た王子の教育もろくに行わないというのも実に彼らしい感じがして、違和感がない。主人公のエリサも成長していくが、周りの人々だって負けては居ない。エリサに想いを寄せたり反発したりする人々が、いきいきと描かれる。

 ゴッドストーンに期待されている役割は何なのか?そして、エリサの運命は?読み進めるのが楽しい本だった。シリーズ物なので、続きも読んでみよう。
SF・ファンタジー | 2014/11/04(火) 21:58 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1476冊目 ただし少女はレベル99

ただし少女はレベル99 (講談社ノベルス)ただし少女はレベル99 (講談社ノベルス)
(2014/02/06)
汀 こるもの

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評価:☆☆☆☆


 ふざけたタイトル、これは凄く面白いか怒髪天を衝くつまらなさかどちらかであろうと当たりをつけて読み始めたところ、これが予想外に面白い。

 決して写真に映ることのない出屋敷市子は、クラスメイトからデビット・カッパーフィールドっぽいということで「カッパー」と呼ばれている。という時点で、もう対象読者若くないよね(笑)。で、実は彼女は強力な力を持っており、その力を利用しようと様々な神が部下を彼女の下に派遣している。

 たまたま、クラスメートである葛葉芹香が撮った写真に出屋敷市子が写ってしまったからさあ大変。芹香には、雑誌の裏表紙あたりに載っている幸福のペンダント並みの幸運が続々と押し寄せる。と言っても、眉毛つきコアラのマーチだとかハートのピノだとか、そのレベルなのだけど。市子から消せと言われた写真をついつい放置してしまった芹香に、奇妙な老人がつきまとう。

 彼は元日本海軍の軍人で、死後にその魂が天狗になったという珍妙な経歴の持ち主で、言うに事欠いて「消えるのはカッパーフィールドじゃなくハリー・フーディーニだ」と、実に分かりにくい、だが分かる人には笑えるツッコミで私の心を鷲掴み。次々起こる異常事態にも、やれ荒俣宏じゃ、荻野真じゃと、往年の名作『孔雀王』を思い出させるボヤきで、アラフォー辺りでサブカルに手を出していた人は懐かしくて仕方がないネタが満載。しかも、彼はレイテの謎の反転に居合わせたそうなので、現代史に興味がある人もついていけるという親切設計である。

 と、まさに私好みのネタオンパレードで、実に楽しく読んでしまった。

 本書はこんな出屋敷市子を主人公に据えて、随所に要らない薀蓄を埋め込んだ(しかも、それを嫌味にならないやり方で提示するという素晴らしさ)短編を4つ収めている。ネタの密度の濃さは保ったままなので、これは今後も楽しみだ。
SF・ファンタジー | 2014/06/28(土) 19:04 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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