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1655冊目 イエス・キリストの生涯 -  &1656冊目 人間イエスを科学する―キリストの心理分析 -
イエス・キリストの生涯 -
イエス・キリストの生涯 -

人間イエスを科学する―キリストの心理分析 -
人間イエスを科学する―キリストの心理分析 -


評価:☆

 『イエス・キリストは実在したのか? - 』が余りにも面白かったので、イエス本を続けて読んでみた。

 ……のだけど、「これは酷い」の一言。それ以上を費やすのは勿体無い出来で、ワタクシめの読書時間は勿論、こんなものに紙やインクを使っている事自体が勿体無いレベル。福音書にかかれていることが全部事実で、我がイエス様はぁぁぁぁぁぁぁ!世界一ぃぃぃぃぃ!!!な感じで、そりゃあ信仰持っている人はそれで良いけど、本にするならちっとは考えろよと言いたくなる。

 一応、『人間イエスを科学する―キリストの心理分析 - 』の作者は無神論者らしいが、特に根拠を示すこと無くイエスは特別な人だとかなんとか持ちあげるばかり。

 聖書が書かれたのは何時だろうか。最も早いもので、イエスが死んでから20年以上経ってからのものだ。20年も前の記憶が正しいことはあり得ない。

 スペースシャトルチャレンジャーが打ち上げ途中で爆発した印象的な事故について、この事故が起こった時あなたは何をしていましたかという質問に対して、事故直後と数年後で言うことが全然違うという調査がある。詳細を知りたい方は『抑圧された記憶の神話―偽りの性的虐待の記憶をめぐって - 』を御覧ください。

 まして、新興宗教の教祖のことだ。我々は、オウムの信者が麻原彰晃が奇跡を起こしたと主張していた事実を覚えている。彼がサリンによる大量殺人という犯罪を犯さずに、例えば信者を守って死ぬ(とも強弁できる)ような死に方をしていたら、今でも信者たちは彼の奇跡に尾ひれをつけて語り続けていただろう。

 福音書も同じだと考えるのが妥当である。イエスの弟子たちにとって都合の良いことばかりが、それも変質した記憶や、膨らんだ伝説が取り上げられるのだ。4つの福音書はそれぞれ矛盾し、死後60年も経ってから書かれた福音書で突然それまでになかった逸話が出てくることすらある。どう考えても、それは客観的な事実をあるがままに記したものではない。

 だからこそ、事実を抽出するのは、細心の注意を払わなければならない。

 なのに、こうした本の著者たちから、厳しく史料批判をしようという気概が見えないのは困ったものだ。

 例えば、ピラトがイエスをヘロデ王に渡すといったような、明らかな誤りもあるのにがっかり。ここで言うヘロデは、赤子大虐殺の汚名を着せられたヘロデ大王ではない(彼は紀元前4年に死んでいる)。その息子でユダヤの地を4分割したうちの1つの領主である。彼らは王位を名乗ることを許されなかった。

 十字架のシーンにしても、ローマでは反逆者以外には十字架刑を用いなかったのだから、イエスと共に死刑になったのも強盗ではない。煽動者、反逆者であるとローマがみなした者だ。

 こうした基本的な史実は押さえておいた方が良いと思う。別に、市井の個人なら構わないが、本を書くならね。このレベルで作家が務まるなら、私だってできる。もっと精進して欲しいものだ。

 というわけで、読むなら他の本を強くお勧めします。
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未分類 | 2015/06/10(水) 23:24 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1644冊目 信じない人のための講義



評価:☆☆☆☆


 宗教は、信じる人には大切なモノだが信じない人には不条理の極致である。例えば、外部の人間からすれば、マリアの処女懐胎を信じろと言われても、おいおい、人間は雲丹じゃないんだからそんなこと起こらんぞ、としか思えない。しかし、信者にしてみればそれこそが神の存在する証拠ともなるのだ。

 では、不条理なのが宗教なのかというと、それもまた違う気がする。儒教が宗教と言われるように。

 本書は、文化の1つとしての宗教を、外側から眺めてやろうという試みである。著者は特定の宗教を信じてはいないという。それは、こうやって宗教を外側から眺めるには必須の条件のようにも思える。なんとなれば、特定の宗教を信じていれば、己の信じる宗教には寛容に、信じていない、更にはライバル関係にある宗教には冷たい目を向けがちだからだ。

 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教、ヒンドゥー教、神道といったメジャーどころをしっかり押さえて解説してくれているので、大まかな形を知るにはうってつけだろう。そうした各論的な宗教情報に加えて、多種多様な宗教から見えてくる共通点を探ろうとしているのも面白い。

 なぜキリスト教がこんなにも多くの信者を獲得したのかという疑問に対して、ローマ帝国内で宗教トーナメントとでも言うべき現象が起こり、たまたま勝ち抜いたのがキリスト教だった、という偶然要素が強い考え方は、スティーブン・ジェイ・グールドの唱えた進化の偶然性を彷彿させる。

 ある程度知識をお持ちの方には、新しい情報は無いと思われてしまうかもしれないが、普段宗教について考えることは無いという、非宗教的な人にはうってつけのガイドになるのではないだろうか。
未分類 | 2015/04/30(木) 23:41 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1641冊目 空白のユダヤ史: エルサレムの再建と民族の危機
空白のユダヤ史: エルサレムの再建と民族の危機 (学術選書)空白のユダヤ史: エルサレムの再建と民族の危機 (学術選書)
(2015/02/12)
秦 剛平

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評価:☆☆☆


 ユダヤ人は早くから文字を持っていた。おまけに、古代にあって驚くほど高い識字率を誇っていたという。それなのに、彼らの歴史を彼ら自身が残した資料からは追うことは困難である。何故かといえば、強国に挟まれていたために独立を保てなかったからだ。

 そもそも、イスラエル人の名前が史上に現れるのは、エジプトがシリア地方へ遠征した時の戦勝記念碑で、イスラエルの民が滅んだことを記すものだった。その後もエジプトやアッシリアといった国に悩まされることになるが、中東を席巻した新バビロニア時代に、破局を迎える。エルサレムは占領され、人々はバビロンに連れ去られてしまうのである。いわゆるバビロン捕囚である。このバビロン捕囚の間にユダヤ教は整えられていく。

 アケメネス朝ペルシアが新バビロニアを滅ぼすと、キュロス2世はイスラエル人がエルサレムへ帰ることを許す。だが、再び手に入れた独立も長くは続かなかった。最終的にローマに滅ぼされると、第二次世界大戦後にイスラエルとして復活するまで彼らは依るべき国を失ってしまったのだ。

 ユダヤ人が凄いのは、この間のおよそ1900年間を異国の地で過ごしながら、民族としてのアイデンティティを失わなかったことであろう。そうした彼らの拠り所の一つだったのが、ユダヤ戦争を目撃し、後にユダヤ人の歴史を書き残したヨセフスの著作だ。

 本書はこのヨセフスの著作についての史料批判である。本書を読むと、ヨセフスが巧みに複数の先行する文献を使い、極力矛盾を無くしながら、自分たちの歴史を顕彰していることが分かる。

 分かった中に正確性がないことに気が付かれただろうか?

 そう。ヨセフスは、あるがままの事実を書くつもりはなかった。ユダヤ戦争でローマに打ち負かされ、故国を失ったユダヤ人であっても、過去は優れた歴史を持っていた(だからその誇りを胸に生きていこう)だとか、過去神とともにあるユダヤ人に対して悪く接した国や人はひどい目に遭っている(だからローマ帝国はユダヤ人を保護すべきだ)だとかいうことを一生懸命書いていることが分かるのだ。

 だから、彼の本を歴史書として読んではならない。ユダヤ人が自身の歴史をどのようなものであって欲しいと願ったかを見るべきであろう。

 中には我々の倫理観とは相容れない話もある。同胞の男が異民族の女と同衾していたのが気に食わないと女を追放してしまうあたりは、そういうことをやるから嫌われてしまうのだろうと思ってしまう。彼らが他民族と交わろうとしなかった(実際にはしっかり交流していたことが現代のユダヤ人の遺伝子に残された証拠からは分かっている)ことは、差別の原因ともなっていく。その指摘は、現代史における悲劇を見ると実に重いものに感じられる。

 ユダヤ人ではない私からすると、選民思想が鼻につくのは事実だ。先行する資料を平然と捻じ曲げ、都合よく引用するところも好意的にはなれない。その一方で、膨大な文献をまとめ、生きる縁にしようとして纏める意志力には感嘆する。なので、ヨセフスの本はフィクションとして読むために、こうした本で事前に知識を得ていくのは良いと思う。
未分類 | 2015/04/23(木) 23:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1634冊目 シンボル・コードの秘密―西洋文明に隠された異端メッセージ
シンボル・コードの秘密―西洋文明に隠された異端メッセージシンボル・コードの秘密―西洋文明に隠された異端メッセージ
(2006/01)
ティム ウォレス=マーフィー

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評価:☆☆☆


 『ダ・ヴィンチ・コード』において、キリスト教の公認ストーリーとは全く異なる「真実の歴史」に驚かされた人は多いようだ。聖書に書いてあることは全て正しいと信じていたなら、歴史的な事実を知れば驚くだろうが、残念なことに『ダ・ヴィンチ・コード』で驚くのは、あるフィクションから別のフィクションを事実だと思い込んでしまうことに過ぎない。

 本書はどうやら聖書考古学と怪しげな陰謀論を足して2で割ったような雰囲気である。地脈はダウジングで分かるとか、チャクラがどうとかと眉からヨダレが滴るくらいツバを付けないと行けないような記述がでてくるので、他のところも怪しく感じられてしまうのが巨大なマイナスだ。

 一方で、聖書考古学の成果はきちんと取り入れているようで、聖書に書かれたことが史実ではないこと、教会の公式見解は教会に都合の良いストーリーにすぎないことを指摘しているところは面白いのである。こうした点を見分ける能力がある人なら、役に立たないところを切って捨てればよいのだが、私のように知識がない人間にはそれが出来ないから困る。

 異端を研究する際には常にこうしたいかがわしさが付きまとう。なにしろ、ライバルに対しては焚刑を中心に凄まじい迫害を行ってきたのが教会だ。異端の考えを抱く人々が教会の見解と異なることを表現しようとすれば、どうしてもシンボルに頼らざるをえない。一方で、芸術作品は幾つものモチーフが組み合わされてできている。すると、そこに芸術家が思いもしなかった意図を読み取ることもまた可能になるのだ。

 こうしたことを考えると、シンボルコードに関する議論は、例えば建築様式だとか美術様式についての十分な知識がなければ立ち入ることができないと思うべきだろう。

 どこまで信じて良いのかは分からないのは事実だが、教会の公式見解と異端派の考えの違いを知ることができるのは良いかもしれない。また、テンプル騎士団やらフリーメーソンといった、陰謀論には必ず顔を出すメンツが揃っているので、そうした話が好きな人は楽しめるかもしれない。ただ、本書に書かれたことの正しさについては、かなり怪しいものだと思うので、覚悟して読むのが良いと思う。
未分類 | 2015/03/20(金) 21:32 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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1575冊目 百足の足をかぞえてみました
百足の足をかぞえてみました―女子中学生の小さな大発見〈2〉百足の足をかぞえてみました―女子中学生の小さな大発見〈2〉
(2001/06)
清 邦彦

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評価:☆☆☆


 科学する心に必要なのはなんだろうか?私は、面白いと思う気持ちと、なんでだろうという疑問を持つ素直な心であると思う。何故世界がこうなっているのか知りたい。謎が解けたら面白い。そんな気持ちが、科学が発展する原動力になって来たと思う。

 本書は、中学校の理科の宿題に対しての、生徒の珍回答や名回答を集めたもの。勿論、中学生の、言わばお子様が観察できること、思いつけること、推論できることなど高が知れている。実際、科学の知識を求めて本書を読んでも、何一つとして得るものはないだろう。

 しかし、子供たちが科学する心を発揮する姿は微笑ましいし、それどころか自由な発想による回答には笑ってしまうほどだ。例えば、髪の毛・足の毛のコーナー。ある生徒はこんな疑問を抱く。

●Iさんは、髪の毛はからだの中の有害物質を貯めておく役割もあると聞いて、髪の毛のない人はからだの中にいつも有害物質があるのかなぁと心配になりました。


 トリビアの部分だけ読んで、そういえばナポレオン毒殺説は彼の遺髪から重金属が検出されたことだったなあ、なんて思っていたらそう来るか!で爆笑してしまった。このセンス、多くの大人は失っていくもののように思う。

 醤油をつけたら10円玉が綺麗になるのはアミノ酸の力ではないかと洞察してみたり、シャボン玉の性質を調べるためにシャボン液にソースを入れてみたり、ビールの役割について考察してみたり(結論は"ビールはいいことなんかひとつもないことがわかりました"だそうです)、中々面白い。

 その調子で、好奇心を持ったまま大きくなってくれ!自分の子供たちも、こうした不思議を感じて自分なりに考えるようになって欲しいものだ。そして、できれば正しく推論することができるように。
未分類 | 2014/11/14(金) 22:37 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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